バイトの人間関係に馴染めないのは、あなたに問題があるわけではありません。
新人であれば自分以外が仲良しの状況で馴染めないのは当たり前。
働き始めの時期は割り切る部分もあるし、気にしないで働くスタンスも必要です。
でも長い目で見たら、今のバイト先のみんなと打ち解けて仲良くなりたいですよね。
そこで今回は『バイト先の人間関係で馴染めないときの工夫』を紹介。
コミュ障とか関係なく、バイト先で信頼関係を勝ち取る方法をお話しします。
バイトの人間関係に馴染めない!新人なら気にしないでいい
まずは心の持ち方についてお話ししていきます。
ぶっちゃけて言えば、アルバイトをする上で仲の良い人間関係は必須ではありません。
なのでゆっくりと少しずつ打ち解けていけばOK。
友達にならなくても、お互いにリラックスして働ける関係性になれば十分です。
① 新人バイトが人間関係で気まずいのは当たり前
新しいバイト先で働き始めたけど馴染めない
このような悩みを抱えるのは、あなたに問題があるわけではありません。
むしろ新人で入ってきたのであれば、こういったギクシャクする期間はあって当然。
転校生のようなものなので、すでに関係性ができているコミュニティに入るのは難しいです。
ただ転校生が少しずつ打ち解けていけるように、あなたも時間が経てば仲の良いバイト仲間ができる可能性は高い。
なので新人であるなら、馴染めないこと自体に悩まなくていいんですね。
今できることに集中して取り組めば、仕事も覚えられるし、人間関係も改善されていきます。
② バイトを始めて一年以上経って馴染めないときは見直そう
バイトは1ヶ月ほどすれば基本的な仕事を覚えることができます。
人間関係で行っても固定されたメンバーであれば、3カ月もすれば気まずさも薄れていく。
ただ1年以上経ってもまだ気まずかったり仲良くなれないときは、関係の見直しが必要。
お互いに気にせず仕事に集中できるなら、今のままの関係性でもOK。
ただあなたが仕事に集中できないのであれば、挨拶や接し方を少し変えて相手の反応を見てみましょう。
1ヶ月単位で見て関係性が良くなっていないときは、周りへの行動を変えるタイミングとなります。
(具体的な方法はあとで解説しています。)
③ バイト先で馴染むのは必須条件ではない
いろいろと接し方を変えれば関係性が良くなることが多いです。
でも職場自体がフラットな関係を求めている人が多いなら、バイト仲間を作るのは難しいことも。
そんなときに覚えていて欲しいのが、『バイト先で友達を作るのは必須ではない』ということ。
私も学生時代に同世代と一緒に長期バイトをした経験がありますが、友達という関係性ではありませんでした。
仕事の連携はしっかりとるし、休憩中は雑談もするけどそれだけ。
休日に遊びに行くとか、バイト先の恋愛に発展することもなかったですね。
それでもバイト自体は充実していたし不満も少なかったです。
アルバイトは仕事をする場所なので、働きやすい環境であるのが最優先。
友達を作ろうとする感覚でいると、温度差が生まれて辛くなるかもしれませんよ。
参考⋙バイトが楽しくないのは当たり前?我慢より楽しくなる方法を学ぶ
馴染めないとき【心の準備】
- 新人であれば当たり前なので気にしなくていい
- 1ヶ月単位で見て関係性が良くならないなら接し方を変える
- 働きにくくないのであればバイト仲間を無理に作らなくていい
バイトの人間関係に馴染めないとき!自分以外が仲良しの場合
新人だけど早く馴染みたい
こんなときは次の3つのポイントを抑えるのが重要です。
学校とは違う、アルバイト先での関係性の改善の仕方を見ていきましょう。
① バイト先で戦力になる!1人前になると迷惑をかけずにすむ
バイト先で、周りのみんなから受け入れてもらうためには必須条件があります。
それが『1人前に働けるようになること』
どれだけ明るくて話し上手でも、バイト中にミスがあれば周りがフォローしなくてはいけません。
遅刻や欠席が多くなっても、周りの人の負担が増えるだけ。
こういった問題行動やミスがあれば、どれだけコミュ力が高くてもバイト先で打ち解けるのは難しいでしょう。
なのでまずはコミュニケーション能力より、働き方を改善していくのが大事。
周りの先輩たちと同じように働けることを目標にしましょう。
仕事ができるようになれば緊張もしなくなるし、周りを見る余裕も出てきます。
② 1人前になればお互いに助け合える!バイト先で自然と距離が近くなる
バイト先で戦力になると、おすすめのコミュニケーションがあります。
それが周りのスタッフの仕事を手伝ってあげること。
困っている人や忙しそうにしている人のフォローをしてあげるんです。
こうすれば相手は、あなたに自然と好印象を持ちますよね。
休憩中やバイト終わりにも打ち解けて、自然と距離が縮まるんですね。
“仲良くなる=コミュ力”と言うのは学校の話。
職場ではお互いにフォローし合えるようになることで、信頼関係が生まれます。
③ シフトで頻繁に合う人から仲良くなる
できればシフトも固定化させた方がいいんですね。
シフトで働く曜日や時間帯を同じにすると、一緒に働く人も偏ってきます。
そうすればお互いに顔見知りになるし警戒心が解ける。
(心理学でいうと単純接触効果というもの)
その上で先ほどのように仕事を助け合えば、自然と会話も生まれてきます。
新人の時期はこのように仕事を覚えるのが先。
それができたらフォローし合って、周りの人と距離を縮めていきましょう。
参考⋙バイトを始めたてで憂鬱!始めたばかりで辛い時期の乗り越え方
新人で馴染めないとき
- 仕事を覚えることを最優先にする
- 周りで困っている人をフォローする
- シフトでよく会う人とコミュニケーションを取る
バイト先で馴染めないのはコミュ障だから?バイト先のコミュ力
長期でバイトしてるのに仲良くなれない
そんなときはバイト先での接し方を変えてみましょう。
何か周りに心の壁を作らせるような言動をしているかもしれません。
会話力よりも、傾聴力や共感力を持って接すると良い関係性が作れますよ。
① 挨拶は必ず自分から行う
仲良くなりたいならまずはビジネス上での関係性を作りましょう。
そのために簡単で明日からできるのが挨拶です。
挨拶をあなたからすることで、相手も自然と返してくれるはず。
毎回すれ違うときに『お疲れ様です』と声をかければ、警戒心は解けていきますよ。
挨拶は良い関係性を築くというより、悪い印象を持たれないために必要。
たまにシフトで顔を合わせるくらいの人にも挨拶を徹底します。
もちろん誰かから挨拶されたときは、あなたもきちっと返すことを忘れずに。
② バイトの休憩時間の雑談は聞き役に回ろう
雑談をしているとき、話しに割って入ろうとすると勇気がいりますよね。
それにコミュ力が高くないと、なかなか会話を自分のペースで回すのは難しい。
なので雑談をするときは、会話力より傾聴力を意識するのがコツとなります。
相手の話を聞いて否定せずリアクションを取る。
こうすることで相手はあなたに話しやすい人という印象を持ちます。
聞く姿勢を見せるというのは、”あなたに興味がありますよ”と伝えているのと同じ。
自分に興味や関心を持ってくれる人のことを、人間は嫌いにはなれません。
会話の量としては、「相手7:自分3」くらいの割合で聞き役に回りますよう。
否定せず共感できる部分を見つけたり、普段より2割増しくらいでリアクションすると良いですよ。
③ 悪口や陰口は自分に返ってくる?バイト先で悪い噂が立たないようにする
リラックスしてつい悪口を言ってしまった
その場では良くても噂が一人歩きして、どんどん盛られていくことがあります。
悪口や陰口が本人の耳に届くと大変。
それに悪口を言っているイメージがつくと、『自分のことも陰で言っているかも』と周りの人も疑心暗鬼になります。
結果的に仲が良くなるどころか、周りから距離を置かれてしまうんですね。
なので雑談中に気を付けたいのが、悪口や陰口を言わないこと。
誰かの言動にイラッとしたとしても、自分から発信するのは控えましょう。
愚痴を言われて気分が良くなる人はいません。
人は機嫌がいい人や、自分の気分を良くしてくれる人に集まるもの。
先ほどの傾聴や共感は、相手の気分を良くするコミュニケーション術でもあります。
陰口や悪口や学校などの、すでに信頼関係ができた友人に話すようにしましょう。
バイト先の人と少しでも仲良くなれば、それだけでも一気に働きやすくなります。
バイト先の満足度という点でも、悪口や陰口は控えたいですね。
参考⋙バイトが楽しいのはおかしいこと?今より少し楽しくする方法
バイト先で馴染むコツ
- 挨拶は必ず行う・されたら返す
- 雑談するときは聞き役に回り共感したりリアクションを取る
- 中心人物の1人と仲良くなると全員と仲良くなれる
どうしてもバイトで馴染めないときは割り切ることも必要
いくら頑張っても誰とも仲良くできない
努力をしたけど結果が出ないときは、次の3つの選択肢があります。
どれが正解で、どれが失敗というわけでもありません。
あなたが望むバイト先の理想と照らし合わせて考えて行きましょう。
① バイト先の人間関係がめんどくさいなら無理をしないで割り切る
仲は良くないけど悪いわけでもない
そんな状況であれば、無理をしてバイト先で仲の良い人を作る必要はありません。
業務内容とか仕事のコミュニケーションが取れているなら問題なし。
アルバイトの働きやすさは、時給やシフト・出勤時間など、人間関係以外にもありますよね。
総合的に見てポジティブな面が多いなら、人間関係は割り切って考えるという方法もあります。
友達は別のコミュニティで作ればいいだけ。
ガッツリ稼げるなどメリットがあるうちは、今のアルバイト先を続けるのが良いでしょう。
② 苦手な人がいるなら今のバイト先で働き方を変える
少し苦手な人というレベルでも、そういった人と仲良くなるのは難しい。
そこで即効性がある解決策なのが、苦手な人を避けるという方法です。
例えば相手が必ず入っている曜日や時間帯には、シフトを入れないようにする。
もしくは接客から調理など、業務を変更してもらえないか店長に相談するのも良いですね。
チェーン店であれば、人手不足の店舗へ移動できる可能性もあります。
まずは自分で解決できるシフト調整から始めてみましょう。
それでもストレスを感じるなら、業務や店舗の異動を店長に相談してはいかがでしょうか。
それが難しいときは、新しいアルバイトを探すことになります。
③ どうしてもノリが合わないで辛いならバイトを変える
人間関係でもし不快な気分が続いているなら、辞めた方がいいサインと言えます。
人間関係の相性は運要素が強いので、働いてみないとわかりません。
仕事も真面目にして挨拶などのマナーも守っているのに馴染めない。
それは単純に相性が悪かった(運が悪かった)と判断して、別のバイトを探しましょう。
次のバイトは応募する前に下見をすると良いですよ。
事前にその店舗でどういった人が働いているかを確認する。
下見をして『この人たちとなら仲良くなれそう』と思えた職場へ応募すると良いでしょう。
どうしても馴染めないとき
- 嫌でもないなら割り切ってバイトをする
- 特定の苦手な人がいるならシフトを避ける
- 馴染めなくてつらいなら別のバイトを探す
バイト先で人間関係に馴染めないなら、まず仕事とマナーを見直そう
バイトを始めた直後は人間関係に馴染めなくても悩むことはありません。
転校生状態なので誰もが経験すること。
少しずつ仕事を覚えて戦力になるころには自然と仲良くなれます。
もし少しでも早く馴染めるようになりたいなら、周りの人の仕事を手伝えるレベルまで成長しましょう。
お互いにフォローし合えるような関係性になれば、仲間意識も芽生えやすいです。
基本的なマナーとしては挨拶をしたり、悪口や陰口は控えることも大事。
そういった努力をしても馴染めなくてつらい時は、思い切って別のバイトに変えるという選択肢もあります。
退職したいときは早めに報告することで、周りのスタッフにも負担はかからず円満退職できますよ。