毎回バイト前に緊張してそわそわする…
そんな緊張や不安に襲われるのは、あなたに問題があるわけではありません。
アルバイト前に緊張して落ち着かないのは、あなたが真面目で誠実な証拠。
少しずつ仕事や人間関係に慣れて、テキパキと働けるようになるので安心してください。
ただそうはいっても、毎回のように緊張するのも疲れますよね。
そこで今回は『バイト前の緊張をほぐす方法』を紹介します。
今でも私が緊張するときの心掛けていることをメインにお話しします。
人間は感情を直接コントロールすることはできません。
でも体や思考にアプローチすれば、緊張を遠ざけることはできますよ。
バイトで毎回、緊張する!いつもそわそわするときの心得
まずは緊張する自分に対する罪悪感や、ネガティブな評価を取り除きましょう。
緊張したり不安になること自体は全く問題ありません。
ただ”緊張=悪者”と考えると、バイト中のパフォーマンスも落としてしまいます。
そうならないためにバイトで緊張するあなたが知るべき3つの心得を紹介します。
① バイト中に感じる緊張は出勤するたびに減っていく
ハッキリと言い切れることがあります。
それは『あなたが感じている緊張はいずれ消えること』
バイトを始めて慣れないときに緊張するのは当然です。
経験が少ないから仕事をするのに不安がある。
職場の人間関係にも馴染めないので、落ち着ける場所がないのも当然です。
ただバイトを始めたばかりの緊張は、出勤するたびに減っていくんですね。
仕事は出勤するたびに自然と覚えていくもの。
職場のスタッフさんとも会う回数が増えれば、自然と打ち解けていくことができます。
なのでバイトを始めたばかりの緊張は、時間が経つほどに消えていくものなんですね。
(ソワソワして緊張して働いている先輩たちがいないのがその証拠)
バイトを始めたばかりで緊張して落ち着かないのは、あなただけではありません。
今は緊張するかもしれませんが、それがずっと続くわけではないことを知りましょう。
ただ完璧主義だったり、周りからの評価を気にする人は、余計な緊張をしやすいのも事実。
こういったものごとの考え方を修正すると、次回から少しずつ働きやすくなりますよ。
(具体的な方法についてはあとで解説しています)
② バイト中の緊張を0にするのは不可能
2つ目に知っておきたい心得は、『感情のコントロール』について。
あなただけでなく人間は感情をコントロールすることができません。
『あの人のことを好きになろう』と思って好きになるのはできないですよね?
それと同じで『緊張しないようにしよう』としても緊張は取れません。
逆に緊張と向き合わないほど、緊張は大きくなっていきます。
これは緊張など感情が、あなたにシグナルを送っているから。
だから無視をするほど感情は大きくなっていくんですね。
大切なのは緊張を否定せず受け入れること。
そしてコントロールできる体や思考にアプローチしていきます。
そうすればアルバイト中に過剰な緊張を感じることはありません。
適度な緊張感をもって、いいパフォーマンスを発揮することができます。
③ どうしてもバイトで緊張するなら辞めても良い
簡単にバイトを辞めることはできない
そう考えていると自分で自分を追い込むことになります。
もちろん何か嫌なことがあってすぐ辞めていたら、辞めグセがついてしまいます。
でもあなたに合わない仕事や人間関係を我慢して働き続ける必要もありません。
もっと楽しく無理なく働ける職場があるのに、”最初に選んだから”という理由で続けるのは大変。
精神的にも身体的にも疲労が溜まり追い詰められていきます。
まずは緊張を減らせないか、今から話す解決策を実践していきましょう。
それを踏まえたうえで、どうしても緊張するなら別のバイトを探すのも良いですよ。
特に人間関係などは、どうしても合う合わないという問題がでてくるので。
バイトで緊張するときの心得
- 緊張は出勤するたびに薄くなる
- 緊張を0にすることはできない
- バイトは嫌なら辞めてもいい
バイトでいつも緊張するとき!体をほすぐとソワソワも減る
緊張を直接コントロールすることはできないと言いました。
ではどうすればいいかというと、自分の身体に注目してみましょう。
緊張すると体も余計に力が入りがち。
つまり体をリラックスさせれば、緊張も少しほすぐことができるんですね。
① バイトに慣れるまでは休息を増やそう
まずは緊張している体をほぐすことから始めましょう。
緊張する⇒体がこわばる⇒余計に緊張する⇒また体に力が入る
この流れを食い止めるのが目的。
バイトで緊張しないようになるまで、家で心掛けたいのが休息です。
適切な休息を取ることで体に余計な力が入らなくなるんですね。
そうなると必要以上な緊張を感じないで済むようになります。
まず体の休息については、”バイトの逆”を意識しましょう。
例えば座りっぱなしのバイトなら、バイトがない日は散歩したり体を動かす。
一方で体を動かすバイトなら、休日はストレッチやヨガなど筋肉を休める時間を作ります。
このようにバイト中の動作の逆を意識することで、効率的に休息が取れます。
心の休息に関しては『バイトを考えない時間』を作るようにします。
昼寝したりボーっとしたり、ゲームをしたり友達と話すなど何でも構いません。
夢中になってバイトのことを考えない時間を作れば、心もリフレッシュできます。
ちなみに私が意識的にしている休息は以下の通り。
お金がかからず手軽にできるものを実践しています。
おすすめの休息
■体の休息
- 寝る前にヨガをする
- お風呂上りに足裏マッサージをする
- 布団に入ったら寝るまで深呼吸をする
■心の休息
- 動物のYouTubeを見る
- ペットショップへ行く
- 神社など自然が多い場所へ行く
- 好きな音楽を聴く
- 枕の横にアロマをたらす
まずは短時間で今すぐできて、無料でできるものから試していきます。
日頃から5分~10分の小休憩を増やすと、疲れを溜めずに体の緊張をほぐすことができますよ。
② バイト直前に緊張したら体の変化を見よう
バイト前に感じる緊張には、どうアプローチすればいいのか。
このときも緊張自体をコントロールしようとするのは無謀です。
感情は直接コントロールできないので。
ではどうすればいいかというと、体の変化に注目しましょう。
緊張したときに体の一部に力が入ったり違和感を感じる部分はありませんか?
緊張したときの体の変化【例】
- 手をギュッと握っている
- 背中を丸めている
- お腹に力が入っている
このように緊張によって出た体の変化を見つけて、そこをほぐしていきます。
そうすれば今より余計に緊張を感じなくなるんですね。
ストレッチをしたり手やタオルを当てて温めるのも良いでしょう。
深呼吸をして力が入る部位を意識するだけでも、リラックス効果はあります。
緊張自体にアプローチするのは無謀。
でも緊張によって出た体の変化は、元に戻すことができるんですね。
③ バイト中の緊張は?落ち着ける場所をストックしておく
バイト中に緊張を感じたらどうすればいいのか。
私がバイト先で慣れるまで心掛けていたのが、セーフティゾーンを作るという方法。
バイト先やバイト周辺の場所でリラックスできる場所を見つけておくんです。
あとは単純作業など確実にできる仕事も率先して行っていました。
そうすることでバイト中でも一息つける時間を作っていたんですね。
休める場所を作る【例】
■セーフティゾーンを作る
- バイト先のトイレでストレッチする
- 休憩時はバイト周辺の公園へ行く
■簡単な仕事をする
- ゴミ捨てをする
- 皿洗いをする
- お店回りの掃除
このように緊張から解放される場所や仕事を増やすと働きやすくなります。
あなたの主観で良いので、『落ち着く』とか『この仕事はできる』というものを見つけていきましょう。
体に注目して緊張をほぐす
- 日頃から小休憩を増やしておく
- バイト前の緊張は体の変化を見て深呼吸
- バイト中の緊張のためにセーフティゾーンを確保
毎回バイト先で緊張するときは思考を修正しよう
休息をとっても緊張がほぐれない。
そんなときは思考が偏っている可能性があります。
真面目だったり完璧主義な人は仕事でも緊張しやすいんですね。
そういった思考は、どのように修正すればいいのでしょうか。
① バイトで完璧主義だと苦しい!成長主義へ切り替える
完璧主義だとバイト先で失敗した回数をカウントしがち。
“今日も接客でミスをした”とか失敗を記憶してしまうんですね。
さらに完璧に仕事をすることは難しいので、できない日が多くなる。
そうするとモチベーションが下がったり、自己嫌悪に繋がってしまいます。
ではどうすればバイト先で過度な緊張をしないで済むようになるのか。
その1つの方法は完璧主義から成長主義に変わることでした。
失敗ではなく学んだことや、できるようになったことを数えるんです。
そうすれば出勤するたびに成長していく自分に気づくことができるんですね。
失敗も学びのチャンスになるし、仕事ができる人は成長思考を持っています。
成長主義に変わる
- 学んだことをメモする
- できるようになったことをメモする
- どうすればもっとうまくできるか考える
このように成長を目的にすると、バイト先で失敗に怯えなくなります。
結果的に過剰に緊張することも防げますよ。
② バイト前に感じる緊張は準備不足のサイン?
緊張したらいけない
そう考えるほど緊張は大きく膨らんでいきます。
ではどうすればいいかというと、緊張を利用してみましょう。
そもそも人間の感情にはムダなものはありません。
生きるために必要なものしか備わっていないんですね。
緊張でいうと脳が知らせているサインが『準備不足』であることが多い。
本番(アルバイト)を控えて、準備が足りていないから緊張が教えてくれているんです。
なので私は”緊張したら準備をする”というルールを作っています。
アルバイトでの準備
- 過去にミスをした仕事をメモしておく
- 接客の言葉を家で練習する
- メニュー表などの写真を撮り名前を覚える
このように準備をすれば、少しだけ緊張を減らすことができます。
“緊張したら準備をして備える”というルールを、あなたも実践してみてください。
結果的に成長するスピードも早くなるし、早くバイトに慣れることができますよ。
③ バイト中の何に緊張しているのか?それって本当?
あと何に緊張しているのか、ハッキリさせるのも効果的です。
何となく漠然と緊張していると対応のしようがありません。
でも具体的に何に緊張しているのか突き止めれば、先ほどの準備の仕方にも役立ちます。
何に緊張してる?【例】
- 接客でお客さんへの対応
- 休憩中で先輩との雑談
- 店長に怒られるかもしれない
また緊張したことが実際に起きないこともわかるようになります。
そうしていると緊張したことが真実とは限らないことも知ることができます。
緊張が意味なかった【例】
- 接客でお客さんの対応が怖い
⇒お客さんから”ありがとう”と言われた - 先輩と仲良くできるか不安
⇒少しずつ会話に慣れてきた - 店長に怒られるかも
⇒仕事を覚えるにつれ注意される回数が減ってきた
これを繰り返していると、『また緊張しているけど現実に起こるとは限らない』と緊張に振り回されなくなりますよ。
緊張に繋がる思考を修正する
- 完璧主義から成長主義に変える
- 緊張したら準備をして備える
- 思考が現実にならないことを知る
緊張しすぎて危険?バイトが合わないサイン
バイトを始めたばかりで緊張するのは当然のこと。
ですが過度に緊張した状態が続いたり、緊張で心身に悪影響が出ているのは危険です。
アルバイトは相性があるので、無理をしすぎないことも大事。
では緊張しすぎると、どんな危険サインがあるのでしょうか。
① バイト前に緊張してお腹痛いなど体に影響がでる
緊張で汗をかくなどは誰もが経験があること。
ですがそれを通り越して体の不調に繋がっていると危険です。
緊張しすぎて自律神経が乱れ不調が乱れているかもしれません。
その場合はまず休息を今よりもっと積極的に取るようにしましょう。
そして店長に相談してバイトを減らしてもらえないか相談するのも良いですね。
シフトを減らせなくても、曜日を変えて暇な日に働かせてもらうこともできるかもしれません。
バイトに慣れれば少しずつ仕事量を増やしていけばOK。
それができないようであれば、退職なども検討した方がいいです。
② バイト中の緊張で動悸や息苦しいなど心に影響が出る
体ではなくメンタルに影響がでることもあります。
ぼーっとする時間が増えたり、ケアレスミスが増えるのは脳が疲れている証拠。
さらに緊張しすぎて動悸などがあれば、バイトの負担が大きすぎると判断できます。
先ほどと同じで仕事を減らしてもらえないか店長に相談した方が良いですね。
もし行きたくない理由がハッキリしているなら、バイトを続けるか辞めるかの判断もしやすいですよ。
③ バイトが合わないなら辞めてもいい!緊張しない職場を選ぼう
最初にも言いましたが、どうしても無理ならバイトを辞めても構いません。
職場と人には相性というものがあります。
誰かにとって働きやすい職場でも、あなたにとっては働きづらいこともある。
なので将来的に退職をするのは、間違った選択ではありません。
次はもう少し緊張とは縁のない職場を選びましょう。
例えば接客で緊張したのなら、軽作業など接客がないアルバイトを選ぶ。
人と接するのが怖いなら、在宅などマイペースに取り組めるアルバイトもあります。
なので頑張って働いたうえで難しそうな場合は、我慢して働く必要はありませんよ。
それでも緊張するとき
- 体調が悪化したらバイトを減らしてもらう
- 曜日を変えて負担を減らすこともできる
- 将来的には退職も考えておこう
バイトで緊張するのは当たり前!思考と休息で距離感を保つ
バイトで慣れるまで緊張するのは当たり前のことです。
でも緊張しすぎてパフォーマンスが落ちたり、プライベートに影響が出るのは避けたいですよね。
そうならないためにも、まず休息を取るようにしましょう。
体と心の休息をとってリフレッシュする時間を増やします。
緊張したときも、力が入っている部位を見つけて深呼吸すれば、それだけ緊張をほぐすことができますよ。
またいつも緊張しているなら思考へのアプローチも必要。
特に完璧主義だと緊張しすぎたり失敗を恐れてビクビクしがちになります。
成長主義に切り替えたり、準備をして緊張を和らげていきましょう。
バイトは慣れるまでが一番シンドイです。
なので始めたばかりのときは無理をせず、意識的に体を休めてあげると良いですよ。