初バイトに緊張しすぎて行きたくない
バイト初日は誰だって不安を感じるものです。
- 仕事はちゃんとできるか?
- 怒られたりしたらどうしよう…
こんな未知への恐怖があるからこそ、緊張するし出勤したくないと思ってしまう。
そんなときは緊張を少しでもほぐして、バイト初日への準備をしてみませんか?
今からお話しするのは、『初バイトで緊張しすぎるときの対処法』について。
まず緊張を招く3つの原因を知り、その原因別で対応策を実行していきましょう。
緊張自体を0にすることはできません。
でも過剰な緊張を防いで、バイト初日を無事に終える工夫は今からできますよ。
初バイトで緊張する理由は?行きたくない原因
なぜ初バイトに緊張してしまうのか。
バイトに行きたくないと思うほどガチガチに緊張するのは、次の3つが原因となります。
あなたはそれぞれの原因に、どれくらい当てはまりますか?
① 初バイトを控えて仕事への不安が高まっていく
なぜバイト初日を控えて緊張するのか。
その緊張は仕事への不安が大きいのではないでしょうか。
バイトをする前であれば、具体的な業務がわからないことがほとんど。
どんな仕事をするのか、それが自分にできるのか不安を感じているはず。
こんなときは実際に、従業員がどんな仕事をするのかリサーチするのがおすすめ。
具体的な業務を知れば、それに取り組む自分をイメージしやすくなります。
そしてバイト初日の過ごし方や仕事の覚え方も事前に知っておきましょう。
バイト初日は挨拶や、先輩に仕事を教えてもらうことが多いです。
そういったときに失礼のないような振る舞いをすれば、初日を乗り越えることができますよ。
② バイト先の新しい人間関係に飛び込む緊張感
バイト初日に不安なのは仕事だけではありませんよね。
職場の人たちと上手くやっていけるかも、実際に出勤しないとわからない部分だから。
誰かにイジめられないかとか、馴染めなかったらどうしようと考えるのは当然。
転校と同じで、コミュニティに途中参加するのは誰だって不安です。
コミュ力に自信がなければ、余計に初出勤に不安を覚えるかもしれません。
こんなときは社会人として必要なコミュ力を知りましょう。
明るいとかおしゃべりといった学校でのコミュ力は職場では不要です。
それよりも挨拶・ホウレンソウ・傾聴力などが、働く人にとって必要なコミュ力。
性格は全く関係なく、今からでも習得できるコミュニケーションスキルになります。
③ 初バイトへの過剰な緊張は偏った考え方から生まれる?
誰だって初めてアルバイトをするときは緊張します。
でも過剰に緊張してガチガチに固まってしまうときは、考え方が原因かもしれません。
余計な緊張を生む原因として多いのが、完璧主義や真面目すぎること。
完璧主義
- 仕事でミスをしてはいけない
- すぐに仕事を覚えないといけない
- スムーズな接客をしないといけない
- スタッフとも打ち解けないといけない
このように『~しないといけない』という思考は、緊張や不安を大きくします。
誰だってバイト初日からテキパキと働ける人はいません。
完璧主義や真面目すぎると、テンパってミスが増えることもあります。
なので新人でバイトに慣れるまでは、仕事を覚え直すことに集中しましょう。
人は忘れる生き物です。
なので忘れることを前提に何度も覚え直すことを目標にした方が、早く一人前になれるんですね。
初バイトに緊張する原因
- 仕事への不安
- 人間関係への不安
- 完璧主義や真面目すぎる考え方
初バイトに緊張しすぎて行きたくないとき【新人の働き方を知る】
仕事・人間関係・考え方の3つが緊張を招く原因だとお話ししました。
では次はその原因別で、どのようにアプローチすれば緊張をほぐせるか見ていきます。
まずは初バイトでの働き方について。
新人に求められる働き方や、早く仕事を覚えるコツを紹介しますね。
① バイト初日の仕事の流れを知っておこう!最初の挨拶は必須
まずはバイト初日によくある仕事の流れを把握しておきましょう。
何をするのか事前にわかっていれば、心の準備もできて緊張もほぐれていきますよね。
バイト初日に行うことの1つ目は挨拶。
転校生が教室でみんなに挨拶するように、職場でも挨拶は必要。
簡単な挨拶で良いので、事前に何を言うか決めておくと焦ることもありません。
はじめまして。今日からお世話になる○○と申します。初めてのアルバイトになりますが、早く仕事を覚えられるよう頑張りますのでよろしくお願いします。
ポイントは意識的に少し大きな声で、ゆっくりを話すこと。
緊張するといつもより声が小さくなり、早口になってしまいます。
なのでゆっくりと大きな声で挨拶すると、ちょうどいい話し方になりますよ。
また挨拶と言えば、基本的な挨拶も必要になります。
基本的な挨拶
- おはようございます
- お疲れ様でした
- ありがとうございます
- お先に失礼します
こういった簡単な挨拶も心がけましょう。
② バイト初日は一から仕事を教えてもらえる!メモ帳を準備
バイト初日は、一から業務を教えてもらう時間があるはず。
でもいきなりたくさんのことを言われても、全てを記憶することはできませんよね。
そこでオススメなのがメモ帳を使うこと。
まずはメモ帳に仕事を覚えさせていきます。
そうすればあなたが忘れてもメモ帳を見直すことができるし、先輩に何度も同じことを聞かなくてすみます。
空き時間に何度もメモ帳を見直して、記憶を定着させていきましょう。
結果的に仕事を早く覚えることができますよ。
③ バイト2日目以降は単純作業から取り組むのがおすすめ
仕事を教えてもらってすぐ対応できる人も少ないでしょう。
特に接客など臨機応変な対応が必要な仕事は慣れが必要です。
そこで新人時期に心掛けたいのが単純作業に取り組むこと。
一度教えてもらったらできる簡単な仕事を率先して行います。
簡単な仕事って?
- お店回りの掃除
- 清掃
- 皿洗い
- ゴミ出し
こういった仕事をあなたが行えば、周りのスタッフは別の仕事をする余裕が生まれます。
仕事を全て覚えて一人前になるまでは、こういった単純作業を率先して取り組みましょう。
その姿勢を周りも評価してくれるし、早く馴染めるキッカケになるかもしれません。
仕事への緊張の対応
- 初日の挨拶は準備しておく
- 基本的な挨拶も自分から行う
- 仕事を教えてもらったらメモ帳に記入
- 掃除など簡単な仕事をして職場に貢献する
それでも初バイトに緊張するとき【受け入れられる会話術】
ちゃんと馴染めるか不安
人間関係での不安から緊張してしまうときは、コミュニケーションスキルを意識すると良いです。
学校や友達で必要なコミュ力と、職場で必要なコミュ力は違います。
バイト先で新人時代に求められるコミュ力とは、何なのでしょうか?
① バイト先での挨拶は後輩からしよう!
職場で第一印象を決めるのは挨拶です。
挨拶は必ずあなたからしましょう。
先ほどもチラっと言いましたが、簡単な挨拶で構いません。
基本的な挨拶
- おはようございます
- お疲れ様でした
- ありがとうございます
- お先に失礼します
簡単なことですがそれをキチンとすれば、周りも『挨拶ができる子なんだな』と思ってくれます。
逆に挨拶をしない人で印象が良くなることはありません。
挨拶してもひどい対応をされたときは、退職なども検討した方がいいかも。
人間関係の悩みはどちらかが辞めないと改善されないこともあるので。
② 先輩の話には関心を向けよう!傾聴を意識する
学校でのコミュ力は”話す力”かもしれません。
ただ職場で必要なコミュ力は”聞く力”になります。
相手が話したいことを質問する。
逆に相手が話したくなさそうにしたら話題を変える。
相手がリラックスして会話できるように聞くことで、早く打ち解けることができるんですね。
傾聴を意識しよう
- 7:3くらいで相手の話を優先して聞く
- 相手の話に相槌をうつ
- 話すスピードや声の大きさを合わせる
私の場合は先輩の新人時代の話をよく聞いていました。
参考になるし失敗談とかも聞けて、『みんな0からスタートしたんだな』と安心できるからです。
③ 早く打ち解けたいなら名前を覚えよう
早く馴染みたいなら名前を覚えた方がいいです。
いきなり全員の名前を覚えるのは難しいかもしれません。
ただ同じ曜日や同じ時間帯によく一緒になる先輩の名前は早く覚えた方がいいですね。
挨拶するときも『○○さん、おはようございます』と言えます。
相手の立場に立った時も名前を憶えてくれた方が嬉しいじゃないですか。
私はメモ帳に、その日の会話の内容と相手の名前を書いていました。
そうした方が先輩の顔と名前が記憶に残りやすいですよ。
職場の人間関係に緊張するとき
- 挨拶は簡単で良いので自分から行う
- 緊張するときほど話すより聞く姿勢を持つ
- よく会う人から優先して顔と名前を覚える
初バイトに緊張しない方法【考え方の癖を治す】
仕事への取り組み方を知って、コミュニケーションのコツもわかった。
それでも緊張が取れないときは、あなたの考え方のクセが原因かも。
過剰な緊張を生む思考のクセは、どのように修正すればいいのでしょうか?
① 緊張を生み出す”すべき思考”に気づく!
緊張が生まれる前の考え方のクセを思い出しましょう。
緊張しがちな人は真面目な人が多いです。
その真面目な人の口癖に『○○すべき』があるんですね。
緊張する思考
- 仕事は完璧にすべき
- 接客も上手く対応すべき
- 早く一人前になるべき
このように”すべき思考”が多いほど、バイトを控えて緊張感は大きくなります。
1つのミスも許されないと思っていると緊張して当然ですよね。
こんなときは友達でバイトをしている人に話を聞いてみるといいですよ。
どんな人でも失敗して学び成長して一人前に働けるようになっています。
偏った思考で緊張を生むときは、自分自身の『すべき思考』に気づくこと。
そしてそれが本当なのか、アルバイト経験者の話を聞いて確かめてみましょう。
そうすれば『すべき思考』が一方的な考えであることがわかります。
② バイト先の失敗は成長のチャンス?
緊張する原因の一つに失敗への恐怖があります。
誰でも失敗するのは嫌な体験。
先輩や店長から怒られるかもしれないし、落ち込んでしまいますよね。
ただ失敗を恐れているとビクビクして何も手につきません。
なので失敗したときのルールを今のうちに決めておきましょう。
新人が失敗するのは、他の従業員も想定内です。
なので迅速に対応すればフォローしてもらえますよ。
失敗したときにまず最初に行うのが報告と謝罪です。
隠そうとすると失敗がどんどん大事になることも。
なので先輩や社員さんに報告して謝罪をしましょう。
言い訳したいこともあるかもしれませんが、言い訳をしても良い印象にはつながりません。
フォローしてもらったら、その仕事の仕方を覚えておいてメモします。
そうすれば次に似た状況になったときに、正しい対応が取れるようになるんですね。
失敗したときは”報告⇒成長⇒改善”という行動をとること。
新人時代は失敗しても許される時期でもあるので、あまり怯える必要はありませんよ。
③ ストレスと思考は関係してる?休息をスケジュールに入れる
慢性的なストレスがあると、思考も自然とネガティブになります。
なので最後の対策として、過剰にネガティブにならないために休息の話をしましょう。
バイトに慣れるまでは肉体的にも精神的にも疲れは溜まるもの。
自覚はないかもしれませんが、意識的に休息を取りましょう。
休息のコツは短時間で良いので、こまめに取ること。
疲労を感じてからではなく、事前にスケジュールに入れておくと良いですよ。
休息の例
- いつもより少し長く湯船につかる
- お風呂上りにストレッチをする
- 寝る前にヨガのポーズを3つ試す
- バイト終わりに足をマッサージする
- 友達に愚痴を聞いてもらう
- 映画や音楽など没頭する時間を作る
- 深呼吸をして体の緊張をとる
まずはお風呂やストレッチなど体の休息を取ること。
そして次に趣味などで心の休息をとります。
もしバイト終わりにグッタリしてしまうなら、シフトを減らすことも検討しましょう。
店長に相談すれば忙しい日を避けるなど調節してくれるかもしれません。
緊張する思考を修正
- すべき思考に気づく
- 失敗を過剰に恐れない
- 休息をこまめにとる
初バイトでガチガチに緊張するときは準備不足のサイン
初バイトで緊張してしまうのは当たり前です。
でもガチガチに緊張して、バイトに行きたくないと思うほど困っているなら準備をしましょう。
挨拶の仕方やメモ帳などを準備すれば、バイト初日を乗り越えやすくなります。
あとは『すべき思考』に気づいて、偏った思考を修正すること。
適度な緊張感をもってバイト初日を乗り切ってください。
アルバイト生活の中で一番大変なのは、バイトに慣れるまでの期間です。
1日ごとに仕事を覚え、スタッフさんと仲良くなり、バイト自体も楽しくなっていきますよ。