フリーターでもバイトを1ヶ月で辞めるのは問題ありません。
しっかり考えて出した結論なら、自分の気持ちを大事にした方が良いです。
ただすぐ辞めようとするとお店側にも負担はかかるし、あなたも話を切り出しにくいですよね?
そこで今から『バイトを1ヶ月前後で辞める方法』についてお話しします。
以下の疑問を解消させて、あなたの心のモヤモヤをスッキリさせませんか?
- 本当に辞めるかを判断する基準
- 法律や給料の問題
- 辞めるときの店長への切り出し方
- 自分に合ったアルバイト探しのコツ
フリーターがバイトを1ヶ月で辞めるのは問題?辞める前のギモン
まずはバイトを辞める前の疑問についてお答えしていきます。
勢いで辞めて後で後悔しないために、これらの疑問を今のうちに解消しておきましょう。
- 本当に辞めるかどうかを判断する基準
- 法律的には問題がないのか
- 給料はもらえるのか
- 今後のアルバイト面接で不利になるのか
① バイトを辞めるか判断するときの基準

結論から言うと、バイトを始めてすぐ辞めても問題はありません。
世間的にもバイトを始めてすぐ辞める人は一定数います。
ただ辞め癖がつくなど、長期的に見るとリスクがあるのも事実。
そこで本当に辞めるべきかを判断する基準が『あなたの不満は時間が解決してくれるか』になります。
例えば『仕事が覚えられないから辞めたい』という不満は、時間が解決してくれます。
少しずつ仕事を覚えて慣れていけば、先輩たちのように一人前に働ける可能性が高いからです。
一方で『人間関係が悪い』『募集要項と違う仕事をさせられている』などは、時間では解決できません。
こういった不満はあなたの努力や時間では解決できないので、”辞める”という選択肢も出てきます。
時間が解決してくれない不満
- 嫌がらせ・派閥など人間関係が合わない
- 実際の勤務時間が面接時と違う
- サービス残業がある
- 募集要項と違う仕事をさせられる
アルバイトは数多くありますが、人によって向き不向きが分かれます。
あなた自身が働きやすい職場で、アルバイトをすることもできますよ。
② バイトを1ヶ月で辞めるのは法律的にどう?

バイトをすぐ辞めるのは法律的に問題はあるのでしょうか?
結論を言うと雇用期間の契約内容や退職理由によって変わります。
“3カ月”など働く期間を契約していたのなら、”やむを得ない理由”がないよ辞めることはできません。
それを無視してドタキャンしたりバックレすると、損害賠償のリスクもあるので注意しましょう。
雇用期間が定められていない場合は2週間前に伝えれば辞めることができます。
(やむを得ない事由による雇用の解除)
引用元:民法
第六百二十八条 当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
「やむを得ない事由」とは以下のように、安全に働く環境がない場合ですね。
『飽きた』とか『つまらない』といった理由では辞めることはできません。
やむを得ない理由の例
- 職場でハラスメントがある
- サービス残業を強制される
- 弁償させられる
- 病気になった
- 引っ越しすることになった
③ 1ヶ月未満のバイト代は給料としてもらえる?

給料に関しては、すぐ辞めることになっても働いた時間のバイト代はもらえます。
なぜなら雇用主は給料を払う義務があるから。
銀行口座さえ伝えていれば、アルバイト代は振り込まれます。
ただ早く辞めることで、次のバイトに採用されるまで金欠になるリスクはあります。
フリーターで稼げる相場を意識しながら次のバイト選びをした方が良いですね。
④ 履歴書など今後のアルバイトに影響がある?

すぐアルバイトを辞めることは、今後のバイト生活に悪影響があるのでしょうか?
まず履歴書については、わざわざ1ヶ月前後のバイト歴は書かなくていいでしょう。
短期バイトだったり、スキルが身に着いたのなら履歴書に書くことでアピールになります。
ただすぐ辞めた職歴を履歴書に書くと、『なぜすぐ辞めたの?』と面接で聞かれるかもしれません。
引っ越しや病気など、やむを得ない理由でない限りは面接時の印象が悪くなってしまいます。
すぐにアルバイトを辞める人を積極的に採用するお店もないですし。
次のアルバイトの面接官に悪い影響を持たれないためにも、履歴書には今回の職場は書かないようにしましょう。
バイトをすぐ辞めてもいい?
- 今の不満が”時間が解決してくれるか”で判断する
- 働く期間が契約されていたら”やむを得ない理由”が必要
- 給料は問題なく振り込まれる
- 履歴書には書かない方が良い
フリーターがバイトを1ヶ月で辞めると決めた後の疑問
バイトを1ヶ月で辞めることを決めたら、次に出てくる疑問は”伝え方”ではないでしょうか。
すぐに辞めると言うのは気まずいし、そもそも何て言えばいいかもわかりませんよね。
そこで『バイトを辞めるときの切り出し方や理由作り』について見ていきましょう。
フリーターがバイトを辞めるときの切り出し方

バイトを辞めると切り出すときは、タイミングや状況が重要です。
理想のタイミングは、店長が次のシフトを決める前に相談すること。
逆に店長があなたが出勤する前提でシフトを決めた後だと、シフト調整が大変。
先輩たちにも迷惑がかかるため、できるだけ早く相談するようにしましょう。
実際に切り出すときは、店長が暇な時間帯を狙います。
お客さんが多く混雑しているときは、仕事に対応するのに精一杯。
なので営業時間が終わった後の掃除時間など、比較的に相手が時間に余裕があるときに伝えましょう。
実際に切り出すときは以下の伝え方で十分です。
お話ししたいことがあるので、お時間いただけますか?
突然ですが、○月×日でアルバイトを辞めさせていただきたいのですが…
もし『今は忙しい』と言われたら次のように答えます。
わかりました。なるべく早いうちに一度お話しをしたいので、ご都合の良い時間を教えていただけませんか
バイトを1ヶ月で辞めるときの理由作り

バイトを始めたばかりですぐ辞めるとき、どういった理由をつくれば相手は納得してくれるのでしょうか?
正直に伝えると関係性がこじれたり、相手に嫌な思いをするリスクもあります。
それに”馴染めない”とか”仕事を覚えられない”といった理由だと、『もう少し頑張って』と言われるかもしれないですし。
そこで大切なのは、お店側が『それなら仕方ないね』と言ってくれる理由を準備することになります。
バイトを辞めるときの一般的な理由
- 就職活動を始めることになった
- 就職先が決まった
- 親の介護が必要になった
- 引っ越しすることになった
- 体調不良(病院の診断書をもらう)
バイトを辞める理由については以下でも解説しています。
正直にハッキリと伝えるというより、相手側が嫌な気分にならない配慮をした方が無難です。
参考⇒フリーターがバイトを辞めるときに伝える理由は何が良い?
バイトを辞めるときの伝え方
- 店長が次のシフトを書く前に伝えるのが理想
- 店長が暇な時間帯に切り出す
- 辞める理由は『それなら仕方がないね』と言ってくれるものを用意する
フリーターが次こそ働きやすいバイト先を見つけるために
最後は次のアルバイト先で同じ失敗をしないために、何に気を付ければいいかを考えていきます。
自分が働きやすいと感じる職場を見つける方法を紹介します。
① 興味がある仕事は短期バイトから試す

現時点で興味がある仕事があるなら、短期バイトから試してみましょう。
短期バイトなら『やっぱり違う』と思ってもすぐに契約終了となるのでリスクがありません。
今回のように、バイト先で気まずい思いをしなくてもすみます。
1日~数日だけ働く短期バイトを、体験として割り切って応募するのは効果的ですよ。
② 在宅ワークも掛け合わせる
バイトを辞めると大変なのが、お金の問題。
金欠になると焦りから、あまり調べずにバイトに応募してしまいます。
そうするとまた『イメージしてた職場と違う』と、すぐにバイト先を辞めたくなるかもしれません。
そこで短期バイトと掛け持ちして始めたいのが在宅ワークになります。
スマホやPCでスキルなしでも始められる在宅ワークはたくさんあります。
そういった収入源を作っておくと、じっくりと求人情報を調べて、自分に合った職場を見つけることができますよ
在宅ワークなら今後、新しいバイトが決まっても、そのまま継続しやすいですよ。
③ 長期バイトは下見をする

短期バイトや在宅ワークを始めると、収入も増えて時間をゆっくり使うことができます。
そこで長期的に働くバイト先を調べるのですが、やはりネットで調べるのは限界があるんですね。
そこで実践してほしいのが、職場の下見になります。
お客として来店できる職場なら、一度お店に寄ってみましょう。
アルバイトの雰囲気や馴染めそうかを実際に目で見て確かめることができます。
接客業じゃなくても職場の付近を歩いて、そこで働く人がどんな人かを見ることはできます。
こういった下見をするだけで不安も減るし、自分に合った職場を見つけやすくなりますよ。
同世代が多い職場だと友達もできやすいかも、バイト選びに重要ですし。
次のバイト探し
- 興味がある業種は短期バイトから始める
- 金欠なら在宅ワークでしのぐ
- 長期バイトは職場の下見をしてから応募する
フリーターもバイトを1ヶ月で辞めてもいい。ただ注意事項はある
バイトを始めたばかりで1ヶ月ほどしか経っていなくても、辞めることはできます。
ただあなたが今の職場に持つ不満が、”時間が解決できるもの”であれば、もう少し続けてみるのも良いでしょう。
もし辞めるときは、お店側に負担がかからないように翌月のシフトを作る前に伝えるのが無難。
辞めると伝えるときは、店長に余裕がある時間帯を選ぶと、話を聞いてくれやすいです。
次からは気まずい思いをしないために、バイト先は下見をしてから応募すると良いですよ。
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