バイトを1ヶ月~3カ月以内で辞める高校生はいます。
長期バイトで始めたのに、すぐに辞めるケースはそこまで珍しくはありません。
ただ急に辞めるとバイト先に迷惑もかかるし、店長に説得されて引き止められる可能性もあります。
辞め癖がついて、どんなバイトもすぐ辞めてしまうようなことになるのも避けたいですよね。
そこで今回は『高校生で長期バイトを辞めるどうかの判断』について見ていきます。
ほかの高校生のバイト期間の目安だったり、主な退職理由を確認。
それを踏まえると、冷静に今のバイトを続けるか辞めるかを考えることができます。
もし辞めるなら正しい手順も知っておくと、精神的に楽になりますよ。
バイトを1カ月~3カ月で辞める高校生はいる?平均期間
ほかの高校生はどのくらいの期間、アルバイトを続けるのでしょうか?
学生ですぐ辞める人の割合や、高校生の退職理由も確認。
あなた自身の状況と、照らし合わせていきましょう。
① 高校生がバイトを辞めるまでの平均期間の目安
マイナビが行った調査によると、大学生の場合はアルバイトの継続期間は以下の通り。
1つのアルバイトをはじめてから辞めるまでの平均期間は大体どのくらいですか?
引用元 マイナビ
- 第1位 1年 72人(18.0%)
- 第2位 4年 38人( 9.5%)
- 第2位 1週間 38人( 9.5%)
- 第4位 6か月 36人( 9.0%)
- 第5位 2年 35人( 8.8%)
半年以内ですぐに辞める学生が、約20%ほどいることがわかります。
高校生の場合は、大学生より1年少ない学生期間となりますよね。
なので大学生より、同じバイトを続ける人は少ないと考えられます。
つまり1ヶ月~3カ月でバイトを辞めることは、そこまで珍しいことではありません。
② 過去にバイトを1カ月以内に辞めたことがある人
今度はタウンワークが行った調査について。
こちらでも約4人に1人が、1ヶ月以内にバイトを辞めた経験があると答えていました。
引用元 タウンワーク
このことからも長期バイトをすぐ辞める人は一定数いることがわかります。
なのでもし辞めることになっても、事情を説明すれば受け入れてもらいやすいんですね。
③ 長期バイトをすぐ辞めるデメリットは?迷惑をかけたり辞め癖など
一方で長期バイトをすぐ辞めるデメリットも存在します。
高確率でありえるのが、バイト先に迷惑をかけること。
職場の人はあなたに、一から仕事を教えていたはず。
なのに戦力になり始めてから辞められると、また新人を育成し直さなければいけません。
またあなた自身も”辞めグセ”がつく可能性もありますよね。
嫌なことがあったらすぐ辞めていると、どんなバイトも続けにくくなる。
そのクセが抜けなければ、就職しても転職を繰り返すことになるかもしれません。
もちろんあなたに合わないバイトを我慢して高校3年間も続ける必要はない。
そこで次は、高校生はどういった理由でバイトを辞めているか見ていきましょう。
あなたが辞めたい理由と重なっていたら、退職も前向きに考えて行きましょう。
高校生のバイト事情
- 大学生でも約20%は半年以内に辞める
- 1ヶ月以内に辞めたことがある人も2割いる
- なのでバイトをすぐ辞めること自体は珍しくはない
- ただ辞めグセがつくなどデメリットも存在する
バイトを1カ月~3カ月で辞める高校生の理由とは?
長期バイトに取り組んでも、すぐ辞めてしまう高校生たち。
そんな学生の退職理由で多いのは、次の3つになります。
あなたはどの部分に当てはまりますか?
① バイトと学業・部活の両立ができない!受験や就職シーズンは特に。
バイトをすぐに辞める高校生の理由で体力的な問題。
想像していたより、学校生活やバイトとの両立が難しいときです。
契約上は”週に3日で1日4時間”と聞くと、楽そうに見えるアルバイト。
でも実際は準備だったり通勤時間もかかるし、バイトで疲れると宿題や部活は辛いです。
慣れてペース配分ができるようになればいいけど、体力的に厳しいと判断する学生も多い。
特に高校3年生で大学受験や就職活動を控えていると、”続ける自信がない”と思ってしまいますよね。
この場合は高校生活と両立しやすいバイトに切り替えるのがオススメです。
② バイトの仕事や雰囲気が合わない
学生に関係なく長期バイトを、すぐ辞める理由でトップなのが相性。
仕事や働き方・人間関係が合わないと、働くことにストレスを感じます。
- 応募前に想像していた仕事と違う
- 職場の人間関係に馴染めない
- 希望シフトが通らない
ここで注意したいのは、誰もが抱くような悩みで辞めないこと。
例えば新しい仕事を始めて、『仕事を覚えられない』とか『ミスをする』などは当たり前。
そういった理由で辞めると、新しいバイト先でもまた同じ理由で辞めたくなるからです。
単調な仕事となると単発バイトのような求人しかありませんよ。
③ 家庭の事情!バイトをしていたことを親や学校に怒られるなど
高校生特有のバイトを辞める理由になるのが家庭の事情。
例えばバイトをすることで親の反対にあったり、隠してバイトしたのがバレたときなどですね。
- バイトをして成績が落ちて親に怒られた
- 学校にバイトしていることがバレた
こういった理由で親や学校の反対され、バイトを辞めるケースもあります。
この場合は賛成してくれるバイトを探し直すこと。
あくまで学校生活をメインにして、高校生活に悪影響が出ない範囲で働く必要があります。
高校生のバイト退職理由
- 高校生活と両立ができない
- 仕事や人間関係の相性
- 親や学校に反対される
バイトを1カ月で辞めて良い?高校生が後悔しないための判断
長期バイトをすぐ辞めるか迷っている。
そんなときは判断基準を持つと良いです。
次の2つのステップを試してみましょう。
スマホがあれば取り組めますよ。
① 今のバイト先での悩みを書き出す
まずは今のバイト先での悩みを書き出していきましょう。
誰にも見せないので正直で構いません。
スマホであれば、誰かに見られる心配もありませんよね。
高校生が持つバイト先の悩みって?
- 先輩が怖い
- 店長が嫌い
- 仕事が覚えられない
- ミスをすると怒られる
- 接客でウザい客がいる
- トイレ掃除が嫌い
- 勉強する余裕がない
- 部活する体力がなくなる
とにかく悩みや不満を書いていきます。
② バイト先の悩みを軽減したり解決できるか?
次はその悩みを解決したり、減らすことができないか考えて行きます。
工夫や努力をすれば、解決できる悩みってありますよね。
そういった悩みでバイトを辞めるのは、もったいないと言えるでしょう。
不満を解決できる?
- 先輩が怖い⇒シフトをずらす
- 店長が嫌い⇒解決できない
- 仕事が覚えられない⇒家でも覚える時間を作る
- ミスをすると怒られる⇒ミスが減れば怒られなくなる
- 接客でウザい客がいる⇒解決できない
- トイレ掃除が嫌い⇒解決できない
- 勉強する余裕がない⇒シフトを減らす
- 部活する体力がなくなる⇒シフトを減らす
逆に悩みを軽減したり、解決できないものであれば、辞めた方がいいかもしれません。
その悩みをずっと抱えながらアルバイトを続けるのは苦痛だからです。
特に人間関係の悩みであれば、別のバイトをすれば解決しやすいですよね。
ハラスメントなど問題行動があれば、即日退職も検討しましょう。
バイトを辞めるか迷っている
- バイト先の悩みや不満を書き出す
- 軽減したり解決できる悩みなら続ける
- 解決できない悩みなら辞めた方がいい
長期バイトを1ヶ月~3カ月で辞めるときの伝え方【高校生編】
もしバイトを辞めると決めたら、どのような伝え方をすればいいのでしょうか。
長期バイトをすぐ辞めるとなると、退職理由が重要になります。
高校生の場合は、学校生活や進路などと絡めると説得しやすいですよ。
① 高校生がバイトを辞めるときの店長への言い方とタイミング
バイトを辞めると伝えるのは、できるだけ早いタイミングが良いです。
なぜなら早く伝えるほど、店長は準備ができるから。
店長の準備とは?
- 新人の募集・採用
- 新人の育成
- 翌月のシフト調整
ギリギリで伝えるとなると店長を困らせてしまいます。
『今回のシフト分だけ続けてくれ』と説得されることもあるでしょう。
お互いのためにも、早めに退職の意志は伝えた方がいいんですね。
法律上は2週間後に退職できますが、一般的には1ヶ月先を目安に退職します。
これは今月分のシフトはすでに決まっているから。
シフト作成前に店長に伝えて、1ヶ月を目安にバイトを退職しましょう。
伝えるときは対面で行うのがマナーです。
もしLINEで伝えたいなら、店長へのアポをとるときなど条件があります。
店長が出勤しているときに、『今お時間よろしいでしょうか?』と聞いてみましょう。
忙しい時間帯を避ければ、店長も時間を作ってくれるはずです。
② バイトの退職理由を伝える!高校生なら学校や進路などが良い
長期バイトをすぐ辞めるとなると、退職理由を聞かれます。
病気や怪我など嘘をついても、バレたりすると後味も悪くなりますよね。
かといって弱い理由だと説得されたりします。
高校生であれば、『学校』や『進路』と関係した退職理由がおすすめ。
例文①
突然ですがバイトを辞めたいと考えています。想像していたより高校生活との両立が難しく成績が下がってしまいました。申し訳ありませんが、今月いっぱいで辞めることは可能でしょうか?
例文②
バイトを辞めさせていただきたいです。将来の夢が決まり、今後は塾に通うことになりました。アルバイトと両立が難しいので申し訳ありませんが辞めたいと考えています。
成績や進路になるとバイト先も強く引き留めることはできません。
人間関係が辞める理由だとしても正直に伝えると、相手も不愉快になります。
残りのシフトを過ごしやすくするためにも、退職理由は上手に伝えましょう。
③ バイトを退職する準備をする!お菓子は不要
退職が決まったら準備をしましょう。
最終勤務日までにやることがいくつかあります。
準備
- 退職届など必要な書類を記入
- 新人が採用されたら引き継ぎ
- 制服を洗濯しておく
- ロッカーなどの掃除
- 私物を持ち帰る
- 最後の挨拶を考える
1ヶ月~3カ月であれば、有給などはないと思うので消化しようと考えなくてOK。
お世話になった先輩にも早めに辞めることを謝罪して、これまでフォローしてくれたことの感謝を伝えましょう。
もしバイト自体は続けるのでれば、この期間に新しいバイト先を探すのも良いですね。
今度は職場の不満が出ないように慎重に探していきましょう。
参考⋙高校生のバイトにおすすめ15選!人気ランキングに騙されない
退職の手順
- 店長には早めに伝える
- LINEではなく対面で伝えるのがマナー
- 店長が暇な時間に声をかける
- 退職理由は成績や進路に絡めると良い
- 退職が決まったら退職準備をする
- 制服やロッカーの整理なども行う
高校生でもバイトを3カ月以内に辞めることはある!
長期バイトをしても1ヶ月~3カ月で辞める高校生はいます。
そこまで珍しいことではないので、考えすぎたり悩む必要はありません。
ただ自分の努力や工夫で解決できる悩みで辞めるのはもったいないです。
次のバイト先でも同じようなことで辞めて、辞めグセがつくのだけでは避けたいですし。
もし辞めるとなれば早めに店長に報告しましょう。
退職理由は成績や進路を選ぶと説得しやすいですよ。
もし伝えるのに勇気がいるなら、以下の記事も参考にしてください。