世の中にある全てのアルバイトが、高校生に向いているわけではありません。
だから高校生活に悪影響を与えたくないなら、バイト選びは慎重にすべき。
そこで今回は高校生向けのアルバイトの探し方や、おすすめバイトを紹介します。
- 高校生向けのバイト選び
- 学生におすすめのアルバイト【ケース別】
- 逆におすすめできないバイト
これらのポイントを抑えれば、テスト勉強や部活など高校生活と上手く両立して働くことができます。
バイトを優先して成績が下がったり、友達と遊べなくなるような事態は避けましょう。
高校生がすべきバイトの探し方!初めての職場選びにおすすめ
まずは、どのようにアルバイトを選べばいいかを見ていきます。
高校生にとってのホワイトバイトの見つけ方は、次の3つが重要。
① 求人サイトで”高校生可”・”高校生歓迎”のバイトがおすすめ
高校生は大学生やフリーターと比べると、バイト面接で不利になることが多いです。
平日は授業があるし深夜の時間帯も働けないので、高校生がバイトできる環境って限られるんですね。
なので実際にアルバイトを探すときは、求人サイトの”条件指定”を活用しましょう。
条件指定で”高校生可”にチェックを入れれば、高校生を歓迎している職場に絞れます。
高校生可と書かれていない求人は、面接で不採用になる可能性が高いので避けた方が良いですね。
もし求人サイトを使うときは、お祝い金がもらえるサイトを使うのがお得。
例えばマッハバイトという求人サイトなら、採用が決まった時点でお祝い金5000円~1万円がもらえますよ。
② 覚えるのが楽など高校生活と両立しやすいホワイトバイトがおすすめ
求人サイトで『高校生可』の求人を出したら、次はバイト先の候補を絞っていきます。
高校生にとって、バイトを選ぶときに大切になるのが『働きやすさ』。
高校生活に支障が出ないように働ける、あなたにとってのホワイトバイトを見つけましょう。
時給が高いとか、店内がオシャレといった見た目に惑わされると危険。
バイト最優先の生活を送って、成績が下がったり友達と遊べなくなるのは嫌ですよね。
働きやすい条件の例
- 家から近い
(学校から近い) - 最低出勤数が少ない
- 覚える仕事が少ない
- 先輩が優しい
- 客層が良い
もしバイト選びに迷ったら、実際にバイト候補の職場を下見することをオススメします。
接客業のアルバイトなら、お客としてお店に行くことは簡単。
店内を見て『先輩たちと仲良くできそうか』など店内の雰囲気を確認できますよ。
③ おしゃれや人気ランキングより自分に向いているかを優先しよう
バイト候補を絞るときに注意したいのが、周囲の意見です。
アルバイトは店舗によって、仕事内容や人間関係など働きやすさは変わります。
なので周囲の意見に惑わされすぎないようにしましょう。
アンケートなどの人気ランキングも同じ。
『人気のバイト』と『働きやすいバイト』はイコールではありません。
“人気”よりも”満足度”を重視してバイトを絞った方が、後で後悔せずにすみますよ。
高校生におすすめのバイト探し
- 求人サイトで”高校生可”の求人を選ぶ
- 下見をして『働きやすさ』で職場を絞る
- 人気だけで選べないようにする
これらの探し方を意識して、次からは具体的なアルバイトについて紹介します。
『人生で初めてのバイト』・『接客が嫌』・『金欠時』などテーマ別に選んでみました。
高校生のバイトにおすすめ7選!【人生で初めてのバイトの場合】
高校生で人生初バイトをするときに、おすすめのバイトを見ていきます。
初めてのバイトは、『学びやすさ』でバイト候補を絞っていきましょう。
マニュアルがあったり、教え上手な先輩がいるかがポイントになります。
① ファストフード店のアルバイトは仕事も覚えやすい
チェーン店のアルバイトは、高校生向けのバイトと言えます。
マニュアルも用意されているので、わからないことも学びやすいです。
ファストフードのバイト例
- マクドナルド
- ミスタードーナツ
- ケンタッキー・フライド・チキン
- モスバーガー
そして上司や先輩も、未経験者に教える経験が豊富なので教え上手。
職場のバイト同士でシフト間の調整もしやすいし、家から近い店舗も見つけやすいはず。
高校生可の求人も多いので、同世代の友達もできやすいですよ。
② ファミレス・飲食店のアルバイトは同世代が多い
ファミレスも高校生が働きやすい環境が整っています。
求人サイトを見ても、『高校生可』『未経験者歓迎』という募集がほとんど。
チェーン店ならマニュアルもあるし、同世代で働きやすい職場です。
ファミレスバイトの例
- ガスト
- デニーズ
- サイゼリヤ
基本的には最初に、ホールスタッフかキッチンスタッフを選びます。
接客に興味があるならホールスタッフ。
接客に苦手意識があったり、調理に興味があるならキッチンスタッフがおすすめ。
できれば、あなたが『美味しい』と感じるお店で働いた方が良いですよ。
バイトの休憩時間に、”まかない”としてお店の料理を食べることもあるので。
③ 回転寿司・寿司屋バイトは分業制
飲食バイトの中で、接客が少ないのが回転寿司のアルバイト。
お客さんはレーンで回ってくるお寿司を見てるし、注文も電子パッドで行います。
接客といっても席に案内したり、最後にお皿を数えてお代を計算するくらい。
高校生可の職場も多いので、回転寿司アルバイトも高校生向けと言えます。
調理場で働くなら、地元の知人に働いている姿を見られにくいのもメリットですね。
④ カフェ店員などおしゃれなバイトは向き不向きがある
おしゃれな空間でアルバイトがしたいなら、カフェがおすすめ。
店内も制服も、あなたのお好みの職場があれば応募してはいかがでしょうか?
マニュアルはありませんが、学生が多く働くので先輩も教え慣れしているはず。
地元で有名なカフェなどもオシャレなお店が多いので、インスタで検索してみましょう。
ただ地元のカフェの場合は、求人サイトで募集していない可能性もあります。
お店の張り紙などオフラインで募集していることもあるので、お店の下見は必要です。
⑤ DVDレンタルのバイトも精神的に楽
高校生可の求人が多いのはDVD店もあります。
ただ店舗によって、求める人材が違うので注意しましょう。
書籍コーナーなら高校生でも働きやすいですが、DVDコーナーは難しい場合があります。
18禁の作品を16歳の高校生に並べさせるのはできないですからね。
ドラマや映画が好きな人にはおすすめ。
作品の場所を覚えやすいし、お客さんから場所を聞かれてもすぐ案内できるようになるので。
⑥ カラオケバイトも高校生歓迎が多い
多くの仕事を体験できるチャンスがあるのが、カラオケスタッフ。
受付やレジから、調理・清掃など幅広い仕事をこなしていきます。
高校生の場合は、労働基準法により22時~5時までは働けません。
平日は授業もありますし、働ける時間が限られるのがデメリット。
ただ店舗によっては、夕方から夜にかけて働ける高校生を募集しているケースもあります。
同じ会社でも店舗によって”高校生可”かが変わることもあるので、求人サイトの募集要項をチェックしましょう。
⑦ 本屋のバイトは接客が楽
本屋のアルバイトも、高校生可の職場が多いです。
仕事は本の補充・陳列・レジなど。
お客さんから『○○の本はどこにありますか』と聞かれるので、その場所に案内する仕事も多いですね。
静かな環境で働きたかったり、本が好きな人におすすめのバイトです。
本好きなお客さんが来るので、接客でイライラすることも少ないのがメリット。
高校生におすすめのアルバイト
- ファストフード店
- ファミレス
- 回転寿司
- カフェ
- DVDレンタル店
- カラオケスタッフ
- 本屋
高校生のバイトにおすすめ5選!【接客が嫌な場合】
接客に苦手意識があるなら、接客が少ないバイトや接客以外のバイトがおすすめ。
そこで次は、接客業の負担が少ないアルバイトを見ていきましょう。
① 工場の軽作業のアルバイトはシフトを組みやすい
高校生が働きやすい職場で接客以外の定番バイトに、工場の軽作業があります。
荷物の仕分け・シール貼り・ラベル貼り・商品の検品など、工場によって仕事が様々。
シフトが自己申告制で、自分で出勤日を決められるケースも多いです。
仕事自体は簡単だし接客もないので、高校生でも働きやすいと言えるでしょう。
ただ同じ作業を繰り返すのが嫌だという人には向きません。
ヒトよりモノと向き合うのが得意な高校生向けのバイトとなります。
② スーパーの品出しバイトも接客がない
接客がなく高校生が応募でいる定番バイトとして、品出しもあります。
名前の通りスーパーの商品棚を見て、足りない商品を補充していく仕事のこと。
スーパーなら、家や学校から近くの職場も見つけやすいはず。
仕事自体もシンプルだし、接客もないのでコミュ力は不要です。
高校生可としている求人も多いので、狙い目ではありますね。
③ カートを移動するアルバイトは仕事を覚えるのが楽
スーパーのバイトは品出しだけでなく、カート移動もあります。
出口付近に溜まったカゴやカートを、入り口まで運ぶという仕事。
職場によっては定年後のシルバー世代を中心に応募していたり、高校生が働いたりしています。
力仕事で体力が必要なので、男子高校生向けのアルバイトと言えますね。
体を動かすのが得意な学生は応募してはいかがでしょうか?
④ お弁当・惣菜の調理スタッフは料理スキルが身に付く
調理系のアルバイトも、接客業務はありません。
例えば飲食店アルバイトのキッチンスタッフ。
厨房で調理補助をする仕事になるので、接客はホールスタッフに任せています。
さらにお弁当屋などの調理バイトも同じですね。
レジ対応はありますが、基本的な仕事はお弁当の調理となります。
将来的に一人暮らしをするときも、こういった調理スキルは役に立つのでおすすめ。
高校生可や未経験者歓迎といった求人を見つけていきましょう。
⑤ 宅配スタッフは頑張った分だけ報われる
接客が少ないアルバイトなら宅配業もあります。
例えば18歳以上で登録できるのがウーバーイーツ。
自転車で料理を指定された場所まで運ぶ仕事になります。
成果主義なので頑張った分だけ稼げるし、接客も最小限。
バイクの免許を取得したあとは、ピザなどの宅配求人にも応募できます。
年齢制限や免許など、応募条件さえクリアすれば高校生でも働きやすいですよ。
高校生向けのアルバイト【接客以外】
- 工場の軽作業
- スーパーの品出し
- スーパーのカゴ移動
- お弁当など調理スタッフ
- 宅配スタッフ
高校生のバイトにおすすめ3選!【時給が良い求人よりお小遣い稼ぎを優先】
もう少し自由に使えるお金が欲しい
高校生活を送っていると、急な出費で金欠になることもあります。
そんなときに使える臨時収入を得る方法を紹介します。
① スマホでお小遣い稼ぎをしてバイト代を稼ぐ
毎月、もう少しだけお金を使いたい
そんなときはスマホでお小遣い稼ぎがおすすめ。
スマホのお小遣い稼ぎ
- アンケートモニター
- ポイントサイト
- 懸賞アプリ
稼げるお金は、アルバイトと比べると少なめになります。
ただスマホのお小遣い稼ぎは、スキマ時間にマイペースに取り組めるのがメリット。
通学中の電車だったり、授業の休憩時間などにコツコツと稼ぐことができます。
最初はアンケートに答えてポイントをもらえる、アンケートモニターに挑戦しましょう。
複数のアンケートサイトに登録すれば月数千円は稼げますよ。
② パソコンがあれば高校生でも在宅バイトができる
自分用のパソコンがあれば、在宅ワークにも挑戦できます。
マイペースに取り組めるし、スマホのお小遣い稼ぎより稼ぎやすいのがメリット。
在宅バイトの例
- データ入力
- アプリの動画確認
- YouTubeの文字起こし
注意したいのは、在宅ワークの案件を扱うサイトに年齢制限があること。
半分ほどのサイトが18歳以上を条件としています。
ただココナラなど18歳以下でも登録サイトはあるので、利用規約を確認しましょう。
③ 土日に単発バイト・夏休みに短期バイトはどう?
基本的にアルバイトの掛け持ちは、高校生には不向きです。
高校生活と両立させながら2つ以上のバイトをするのは、時間的に厳しいから。
ただ働き方によっては、一時的に掛け持ちすることができるんですね。
それが1日だけ働く単発バイトの併用。
単発バイトの例
- ティッシュ配り
- 看板持ち
- 交通量調査
単発バイトは簡単な仕事が多いので、未経験者でも大丈夫。
求人によっては高校生可もあるので、応募する価値はあります。
土日に部活やバイトがなくて1日中ヒマな日に、単発バイトをしてはいかがでしょうか?
もしくは夏休みや冬休みなどに、さっさと宿題を終わらせて短期バイトをするのも良いですね。
高校生におすすめバイト【金欠時】
- スマホのお小遣い稼ぎ
- パソコンの在宅バイト
- ヒマな日に単発バイト
高校生のバイトにおすすめできない職場の特徴
最後は高校生にとって、おすすめできないバイトについても紹介します。
仕事が合うかは、個人の好き嫌いの問題が大きいです。
ただ高校生と相性が悪いバイトはあるので注意しましょう。
深夜に忙しくなるバイトは高校生が応募しても採用されづらい
まずは高校生だと採用されにくいバイトについて。
それが深夜に忙しくなるアルバイトになります。
深夜に働くバイトの例
- 居酒屋バイト
- コンビニスタッフ
なぜ採用されにくいかというと、高校生は深夜に働けないから。
労働基準法で18歳未満だと、22時~5時に働けないことになっているんですね。
もちろん店舗によっては、17時~21時まで働いて欲しい店舗もあるでしょう。
そういった店舗では採用されて働くことができるかもしれません。
ただ深夜に人手不足な職場に関しては、高校生という立場で応募しても不利です。
募集要項を見て、どの時間帯のシフトを希望しているかをチェックする必要があります。
② 早朝バイトは高校生活との両立が難しい
労働基準法を見ると、逆に5時からは働くことができるとも言えます。
ただ早朝バイトは高校生にとっては不向きになります。
理由は高校生活との両立が難しくなるから。
朝4時くらいに起きて出勤し、5時から働く。
そしてバイトが終わったら、そのまま学校へ行き授業を受ける。
こんなライフスタイルを、ずっと続けるのは現実的ではありません。
高校生を歓迎している職場は、基本的に17時~21時の時間帯に忙しくなる職場です。
そういった職場の方が働きやすいですよ。
③ 治安が悪い地域は未成年にはおすすめできない
高校生が働きやすい条件は、仕事や時給だけではありません。
治安など安心して働ける場所であることも、大切なポイントになります。
おすすめしない場所
- 犯罪率が高い
- 居酒屋が多い(酔っぱらいが多い)
- 喫煙OKの職場
- 家から遠い
また接客業の場合は、客層にも注目したいですね。
お客として来店して、どんな人がお客なのかをチェックすると良いですよ。
おすすめできないバイト
- 深夜に忙しくなる職場は採用されにくい
- 早朝バイトは高校生活と両立できない
- 治安や客層の問題で安心して働けない地域
高校生が働きやすいバイトを選ぼう!時給が高いかより働きやすさを優先するのがおすすめ
アルバイト求人はたくさんありますが、高校生向けの職場は限られてきます。
未経験者でも働きやすいように、マニュアルや先輩が多い職場を選びましょう。
いくつか候補を絞ったら、一度下見をするのがおすすめ。
先輩たちやお客さんを見て、『ここでなら働けそう』と思えるかも重要です。
働き始めてから後悔しないためにも、慎重にバイト候補を選びたいですね。
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