バイトを”今日で辞めます”と、退職できる可能性はあります。
店長の同意さえ得られれば、即日退職もできるんですね。
ただ実際は相手を納得させるための理由や伝え方で苦労します。
今回はそんな『バイトを今日限りで辞める方法』を紹介。
法律上の問題や、本当に今日限りでバイトを辞めるのかを確認します。
本気で辞めると決断した後に取るべき行動はどんなものなのでしょうか?
バイトを今日で辞めますという主張は通るのか?
そもそもアルバイトとは言え、今スグに辞めることはできるにでしょうか?
アルバイト経験者の声や民放など、法律の面でのハードルを見ていきます。
① バイトを即日で辞めたことがある人の割合
株式会社STRATEが、バイトを続けた期間について調査を行いました。
するとバイト初日で辞めたことがある人の割合は、約6%もいたんですね。
引用元 STRATE
つまり即日で辞めること自体は可能だということ。
ただ回答者の中にはバックレをしたものも含まれますが、無断欠勤はリスクが高いので辞めましょう。
バイト先から連絡が着たり、自宅訪問や親への連絡など大事になるかもしれません。
② バイトを今日限りで辞めるのは法律的にどう?
法律では民放627条で、辞めるまでに2週間の期間が必要と書かれています。
つまり今日に退職の申し出をすれば、14日後に退職ができるということですね。
(ただ現状はシフト調整の期間を考えて、1ヶ月ほど余裕をもって退職するのがマナー)
なので原則としては、今日限りでバイトを辞めることはできません。
ただ例外として『やむを得ない理由』があれば、即日退職も可能となっています。
③ 店長が同意する理由があれば今日辞めることができる
やむを得ない理由とは、どういった理由があるのでしょうか?
①健康面の変化・②環境面の変化・③店長の同意の3パターンがあります。
やむを得ない理由とは?
- 体調不良や怪我で働けなくなった
- 親の介護が必要になった
- 引っ越しなどで出勤できなくなる
- パワハラなど職場で問題行動がある
- 従業員と雇用主の双方で同意がある
病気や怪我などは働けないので、今日限りで辞めやすい理由と言えますね。
ただ健康面で問題がないのに嘘をついて辞めるのはNG。
診断書の提出などでバレる可能性があるので辞めましょう。
特に理由がない状態で辞めるためには、3つ目の『店長の同意』が必要になります。
バイトを今日限りで辞めることは可能?
- 即日退職したことがあるアルバイトは6%いる
- ただバックレや無断欠勤は避けた方が良い
- 店長の同意を得られれば当日退職ができる
バイトを今日限りで辞める前に検討したいこと
次は本当にバイトを今日、辞めて良いのかについて考え直していきましょう。
勢いやノリで決断すると、後で後悔することになるかもしれません。
① バイトを辞める理由は何?本音から考える
バイトを今日辞めたい理由について、自分の中で整理していきます。
誰にも言わなくていいので、本音でメモ帳などに書いてみてください。
バイトを辞める例
- 仕事でミスばかりする
- 先輩と馴染めない
- 怒られて働く気がしなくなった
- 店長が嫌い
- 顔も見たくない客がいる
この中で自分の行動で解決できる理由なら、もう少し続けるという選択肢もあります。
仕事のミスや職場で馴染めないという問題は、時間が少しずつ解決してくれもの。
逆にこういった理由で辞めてしまうと、次のバイトも同じように辞めたくなってしまうんですね。
ただ自分の行動では解決できない問題もあるかと思います。
店長やお客さんの言動に嫌気が差していても、あなたの努力では解決は難しいですよね。
こういった理由であれば、今日限りで辞めた後も後悔することはないでしょう。
辞めたい理由が『自力で解決したり時間で解決できるか』で判断する。
これが後悔しないための判断材料となります。
何となく嫌だとか精神的な理由だとしても大丈夫。
具体的にどのシチュエーションで嫌だったかを思い出せば、辞めた方がいいのかを判断できます。
② バイトを辞めるよりも簡単!休みや2週間後に辞める選択肢
バイトを辞めようか迷っている
この段階なら2つの妥協案があります。
まず1つ目は、バイトを休んで様子を見るという方法。
今日限りで辞めるよりも、お休みをもらう方が簡単なんですね。
しばらく働かずに頭を冷やせば、また働くモチベーションが生まれるかもしれません。
有給があれば使えないかなども含めて、シフトを減らしたいと店長に相談してみましょう。
2つ目の選択肢としては、2週間後に辞めるように申し出ること。
先ほども言った通り、2週間前に退職の申し出をすれば、法律上は退職が可能です。
今日限りで辞めようとするより、店長も納得してもらえる可能性は高いんですね。
2週間後に辞めることを申し出て、その間の出勤だけ頑張るという選択肢も検討しましょう。
本当に今日でバイトを辞めるべきか?
- 時間が解決する悩みでなら辞めるのはもったいない
- 自力で解決できない悩みなら辞めた方が良い
- まずはシフトを減らして様子を見る方法もある
- 2週間後に辞めると申し出た方が交渉しやすい
バイトを即日に辞める方法!相手が同意する理由が必要
どうしても今日限りでバイトを辞めたい
このように本気でバイトの即日退職を考えているなら、理由作りが重要になります。
店長の同意を得るための伝え方や、辞める手順を見ていきましょう。
① バイトを辞める理由を用意する!ランキングは使えない
まずはどんな理由で、アルバイトを辞めるかを考えましょう。
体調不良などあれば即日に辞めやすいですが、嘘をつくのはダメ。
他に今日辞める理由として使えそうなものを考えて行きましょう。
バイトを辞める理由
- 学業との両立ができない
- 就職活動を始めることになった
- 進路が決まり資格の勉強を始める
理由が思いつかない場合は、『家庭の事情』などで通すこともできます。
また後で話しますが退職代行サービスを使えば、理由が不要で即日退職もできますよ。
② バイト先の店長の同意を得る!電話やメールより対面
次は一番大事な場面である、『店長への申し出』について。
今日限りでバイトを辞めるには、『店長の同意』が必要となります。
本気度を伝えるには、メールや電話より対面で伝えた方が良いですね。
電話やメールだと、『とりあえず直接、話し合おう』と対面で話す流れになります。
退職の申し出はハッキリと伝えて、悩んでいるというニュアンスを消します。
急で申し訳ないのですが、今日限りでバイトを辞めさせていただきたいです。
言い出しにくいとは思いますが、店長に伝えないと退職はできません。
退職代行サービスなどに頼む選択肢もありますが、まずは自力で伝えることを検討しましょう。
③ 退職が決まったら返却物を郵送する準備に入る
退職が決まっても、それでサヨナラというわけにはいきません。
例えば制服やロッカーの鍵などを、返却する必要がありますよね。
クリーニングに出してから、制服などを郵送する準備に入ります。
給与の支払いについても、最終月が振込になるのか手渡しになるのかは職場によります。
チェーン店などでは退職届を書く必要も出てくるので、そういった処理を済ませて退職が完了となります。
【補足】理由がない・言い出せないときも大丈夫!親より代行が確実
今日限りでバイトを辞める理由が思い浮かばない
店長に切り出すなんて自分にはムリ
このような場合は、退職代行サービスを検討しましょう。
退職代行サービスを使えば、理由も不要で今日限りでバイトを退職できます。
バイト先から連絡がくることも、あなたから連絡する必要もありません。
費用はかかりますが、親に頼むなどよりも確実に辞めることができます。
『絶対に今日バイトを辞めたい』というなら、代行サービスを検討する価値はありますよ。
参考⋙バイトを退職代行を使って辞める手順を解説!利用者の感想
バイトを今日辞める方法
- 相手が納得しやすい理由を用意する
- 店長には対面でハッキリと退職を申し出る
- 同意を得られたあとは返却物などの準備をする
- もし難しそうなら退職代行サービスも検討する
バイトを今日で辞めますは強引な主張であることは自覚しよう
バイトを今日限りで辞めることはできます。
病気や怪我などやむを得ない理由があれば、即日退職は可能。
そういった理由がなくても店長の同意を得られれば、今日辞めることはできます。
ただ可能だとしても、いきなり『今日辞めます』というのは、強引であること事実。
なのでまずは、バイトを休むとかシフトを減らすという選択肢を検討した方が良いです。
また2週間後に辞めたいと申し出をして、その間だけは出勤する方が現実的ですね。
今日限りで確実にバイトを辞めたいなら、退職代行サービスなども利用する価値はあります。
いきなり『辞めたい』と言っても、店長が納得してくれないケースもありますよ。