バイトをバックレしたら、電話が来るのは当然です。
ただバイト先からの電話がしつこいからと、無視するのは危険。
学校や自宅など緊急連絡先へ連絡が行き、親にバレる可能性もあります。
さらにお店側に損害が出たら損害賠償になるかも?
今回はバイトをバックレ後に電話がかかってきた場合の、正しい対応について解説します。
バイト先から電話がかかってくる理由や、無視した後の相手側の対応を確認。
そして今から間に合う、電話で穏便にバイトを退職する方法も見ていきましょう。
バイトをばっくれすると電話が来るのはなぜ?連絡がしつこいワケ
なぜバックレ後にバイト先から電話が来るのか。
何度も連絡が来るとしたら、それ相応の理由があるからです。
電話で聞きたいことは、以下の5つになります。
① バイトをバックレするまで真面目に働いたのなら安否の確認
急に何の連絡もなく無断欠勤したら、お店側は驚きます。
特にあなたが何の問題もなく真面目に働いたらなおさら。
- 事故に巻き込まれたのかも
- 電話もできないほど危険な状況に?
このような心配から安否の確認をするため、電話をしているケースが考えられます。
なので無視をしたり返信をしないのは、相手をさらに不安にさせるのは辞めましょう。
② あなたがバイトを続けるのか退職するのかを知りたい
またあなたの意志を知りたくて電話をするケースも多いです。
例えばバックレたのは良いとして、その後もバイトを続けるつもりなのか。
またはもうこのままバイトを辞めるつもりなのかを知りたいんですね。
もし辞めるなら雇い主も求人広告を出したり、シフトを調整する必要があります。
辞めるつもりなら早く伝えないと、バイト先も素払いフォローができないんですね。
③ バイトを退職するときの手続きを案内するつもり
雇い主はバックレした時点で、バイトを続ける意志がないと判断している可能性もあります。
ただそれでも電話をかける必要が出てくるんですね。
それがアルバイトの退職手続きがあるから。
企業によっては業務上の処理として、退職届を記入する必要としている場合があります。
本部が退職の処理をするためには、店舗で働く店長としてはあなたのサインがある退職届が必要となります。
こういった連絡も無視をし続けるより、さっさと手続きをした方が精神的に楽なはず。
今後のトラブル回避のためにも、すばやい対応ですぐ辞めた方が安心ですよ。
④ 未払い分の給料やあなたが持っている制服の返却
退職手続き以外にも、辞める前に確認が必要なものはあります。
例えばバックレる直前まで出勤していた分のバイト代について。
またはあなたが今も制服やロッカーの鍵を持っているなら、それは返却しなければいけません。
(返却しないと業務上横領罪に該当するリスクあり)
たとえ数千円や1万円くらいでも、残りの給料も受け取っておいた方がいいです。
退職手続き以外の処理も、さっさと行った方が精神的にも切り替えられますよ。
⑤ 店長が怒ってる?説教の可能性もある
最後の可能性はお説教です(笑)
バックレた行為自体への注意を、店長がしようと思っている可能性もあります。
- バイトを辞めても良い
- 出勤する必要もない
ただ急にバックレをして、他の従業員に迷惑をかけたことへの注意をするつもりなのかもしれません。
こういった場合も電話を無視すると、相手の怒りを増長させてしまいます。
すぐに出て謝罪をして、相手の怒りの最小限にとどめた方が良いんですね。
アルバイト自体は、何となく合わないという理由で辞めるのも構いません。
ただバックレなどの辞め方はお店側にも負担がかかります。
そういた行為をしたら、お店側から電話がくることも避けられないんですね。
バックレ後に電話がくる理由
- 安否の確認
- バイトを辞めるのかの確認
- 退職手続きなどの案内
- 最終月の給料の振り込み・制服の返却
- バックレ行為への注意
バイトをバックレした後に電話がかかってきて無視したときの末路
バックレをした気まずさから、バイト先からの電話も無視する場合。
こういった行動をとると、その後にどういった結末が待っているのか。
ハッピーエンドとなるのは稀なのがわかります。
① 音信不通だと鬼電から家電に?自宅や親に連絡が行く
あなたの携帯で連絡が取れないとなると、別の場所に連絡が行きます。
履歴書に書いた緊急連絡先へ連絡するのがセオリーですね。
あなたの親の携帯や自宅に電話がかかってくるでしょう。
大学など学校に連絡が行く可能性だって0ではありません。
こうなると周囲の人にも無断欠勤したのがバレます。
それにあなたの周りの人を巻き込む結果にもなるんですね。
大事になる前にバイト先からの電話はとった方が無難です。
② 自宅に店長や社員さんが様子を見に来る
バイト先からの電話やメール・Lineを無視すると、自宅訪問されることもあります。
バイト先と自宅が近いなら、終業後に店長や社員さんが家に来やすいんですね。
電話で行うつもりだった話を実家の玄関先で行うことに。
親にバレたり電話を無視したことへの謝罪をすることになります。
③ マナーを無視し続けると損害賠償責任を問われる?
バックレを続けて、バイト先からの電話も無視し続ける
この状況を続けると最悪のケースに繋がる恐れが出てきます。
それがバックレによる損害賠償請求。
アルバイトとは言っても、雇用主とは雇用契約を交わしています。
バックレとはその契約を違反しているということ。
なのでお店側に損害があれば、損害賠償請求をされる可能性もあるんですね。
実際のケースとしてアルバイトに損害賠償請求することはほぼありません。
損害賠償請求する手間を考えると、お店側にメリットがないからです。
ただ今後もずっと無断欠勤と電話の無視が続くなら、選択肢に入ってもおかしくはありません。
電話を受け取り謝罪と退職の意志を伝えれば、こういった最悪のケースも回避できます。
バイトのバックレ後の電話を無視したら?
- 自宅や親に連絡が行く
- バイト先の従業員が自宅訪問する
- 損害賠償のリスクも高まる
バイトをバックレしたあとにかかってくる電話への対応
最後はバックレ後の対応についてお話しします。
素早い対応をすれば、精神的にもスッキリするはず。
無視しつづけて状況を悪化させないようにしましょう。
① バイト先からの電話を受け取る!謝罪が最初
バイト先から電話がかかってきたら、その電話に出ます。
そして行うのがバックレしたことへの謝罪。
出勤せずに申し訳ありませんでした。
そして謝罪が終わったら、バイトを退職する意向を伝えます。
今後もアルバイトを続けるのが難しいので、辞めさせていただけないでしょうか?
お店側としても、バックレをした時点で信用は下がっています。
なので説得してくる可能性も低く、そのまま退職できる流れとなるでしょう。
もし辞めさせてもらえないときは、こちらの記事も参考にしてください。
② 電話に出たくないからメールやLINEという選択肢はある?
電話に出ないといけないとわかっているけど怖い
このように怖くて電話に出れないとき、代わりの連絡手段としてLINEやメールがあります。
基本的には電話がかかってきた時点で、折り返しの電話をするのがマナー。
ただどうしても電話ができないのなら、メールやLINEを使うのも良いでしょう。
メールで伝えるときの例文
昨日は無断で休んでしまい申し訳ありませんでした。
一方的な都合になりますが、アルバイトを退職したいと考えています。
本来は直接伝えなければならないところ、メールでの連絡となりすいません。
ただメールやLineなど相手が見逃す可能性もあります。
またこのメールを見て、相手から電話がかかってくることも考えられます。
なので最終的には電話や対面で話をする状況になりやすいんですね。
あくまで最初の伝達手段として使えるのが、メールやLINEとなります。
参考⋙バイトを辞めるときLINEで伝えるのはあり?即日は難しい
③ どうしてもバイト先からの電話が怖いときの最終手段
理屈ではわかっていても、やっぱり電話が取れない
このようにどうしても電話ができないときは、最終手段を検討しましょう。
それが退職代行サービスを使うという方法になります。
退職のプロに頼んで、あなたの代わりに退職の手続きをしてもらう。
この方法ならあなたは出勤することなく、今日限りでバイトを退職できます。
バイト先から電話がかかってくることも無し。
アルバイトは従業員と雇い主の同意があれば、即日退職が可能です。
その即日退職の交渉をしてくれるのが、退職代行サービスというわけなんですね。
店長の声も聞きたくない場合は、確実に辞められる代行サービスも検討しましょう。
参考⋙バイトを退職代行を使って辞める手順を解説!利用者の感想
バイト先から電話がきたときの対応
- 無断欠勤したことへの謝罪をする
- バイトを辞めたいとハッキリ伝える
- もし難しいならメールやLINEで伝える
- 電話が厳しいなら退職代行サービスも検討
バイトをばっくれすると電話は来る!しつこいからと無視するのは危険
バイトを無断欠勤すると、バイト先から電話がかかってきます。
それは無断欠勤した理由や、安否の確認をする必要があるから。
そういった電話を気まずいからと無視するのは危険です。
親や実家へ連絡される可能性もあるし、自宅に訪問されるケースもあります。
そういった状況を避けるためには、相手から電話がかかってきたら受け取るのが先決。
無断欠勤したことへの謝罪と、バイトを辞めたいと伝えましょう。
それが難しいならLINEやメールを使ったり、代行サービスも検討する価値があります。
電話を無視しつづけるという方法はおすすめできません。
確かに雇い主側が優しい人なら、それでも自然消滅という形で退職できるかもしれない。
ただ相手が怒っている場合は、余計に怒らせることになるので避けた方が良いんですよ。