バイトを辞めるときに渡すお菓子には注意が必要です。
賞味期限が早いものや、要冷蔵などを渡すのはNG。
そこで今回は失敗しないための、バイト退職時の菓子折り選びについてお話しします。
お菓子を渡すのは義務なのかや、お菓子選びのポイントを紹介。
そして菓子折りを渡すタイミングや、渡し方なども気を付けていきましょう。
バイトを辞めるときお菓子は渡すべき?不要なケース
そもそもアルバイトを辞めるときに、お菓子は渡すべきなのでしょうか?
結論から言えば、お菓子を渡すのは必須のマナーではありません。
ただ渡した方が良いケースと、渡さなくていいケースがあります。
① アルバイトであればお菓子を渡すのは必須マナーではない
他のアルバイトは、退職時にお菓子を渡しているのでしょうか?
リクナビネクストが行ったアンケート調査では割合は半分となりました。
引用元 リクナビネクスト
これは正社員が転職で退職するときのアンケートについて。
なのでアルバイトとなると、ここからさらに渡す割合は少なくなると考えられます。
なので『退職時にお菓子を渡す風潮がある』というわけではないんですね。
もう少し詳しく必要なケースと不要なケースを見ていきましょう。
② バイト退職時にお菓子を渡した方がいいケース
迷っているなら渡した方が無難なケースというものがあります。
まず1つ目は先輩が退職時にお菓子を渡していた場合。
退職時にお菓子を渡すのは、職場ごとに暗黙のルールとしてあるのかもしれません。
それに倣って先輩のマネをして、出勤最終日にお菓子を持っていった方が良いでしょう。
2つ目は以前から頻繁に渡し合う文化がある場合。
社員さんが出張帰りに、よくご当地のお土産を買ってきてくれるなどですね。
そのお返しとして、お菓子を渡すのも不思議なことではありません。
3つ目は感謝の気持ちを形で表したい場合。
長年働くなどで、感謝を言葉以外でも伝えたいということもあります。
こういったときはお菓子を職場の人に渡して、感謝を伝えるのも良いでしょう。
③ バイト退職時にお菓子が不要なケース!高校生や大学生は無理しない
逆に無理にお菓子を渡す必要がないシチュエーションもあります。
例えば短期のアルバイトなど、関係性が薄い場合ですね。
また先輩などが誰もお菓子を渡さなかった場合も不要です。
そもそも高校生や大学生などは使えるお金も限られるので、無理に買わなくて構いませんよ。
バイト退職時のお菓子について
- 全体の約半数がお菓子を渡している
- 先輩が退職時に買っていたらそれに倣う
- 学生なら無理に買う必要もない
バイトを辞めるときのお菓子の選び方!どこで買うかより何を買うか
買うと決めたら、次は何を買うかを決めていきましょう。
職場に持っていくお菓子選びで大切なのは、値段よりも種類です。
職場という特殊な状況で渡す場合は、次の3つの条件を満たすお菓子を選びましょう。
① 常温で日持ちするお菓子が安全&安心
職場に持っていくなら、常温で保存できるお菓子が良いです。
チョコレートやアイスなど要冷蔵のものは保存が大変。
それにあなたが渡す日に、従業員が全員出勤しているわけでもありませんよね。
人によっては1週間ほどしてから、あなたのお菓子を食べることも考えられます。
なので常温で長持ちするお菓子を選んだ方が無難。
職場のみんなも安心して食べることができるんですね。
② 個別に包装されているお菓子が清潔だし選びやすい
お菓子はできれば個包装のものを選びましょう。
その方が清潔だし、みんなで分けやすいです。
さらに個包装のものは、味や種類のバリエーションで分けられているものが多い。
そうなると職場の人が、それぞれ好みの味を選ぶことができます。
仕事中でも食べやすいので個包装のお菓子を渡しましょう。
③ 職場の人より多めのお菓子を用意する!予算より個数
個包装にすると、何個入りのお菓子を買うかで迷います。
この場合は職場の人よりも多い個数のお菓子を選びましょう。
人数ギリギリだと、誰かが2個食べたら不足してしまいます。
職場の人が10人なら12個入りなど、少し多めの個数を用意した方が安全。
高級なものである必要はないので、実際に食べる状況を想像した配慮が必要です。
お菓子選びのポイント
- 常温で日持ちするもの
- 個包装されているもの
- 職場の人より少し多めの個数を買う
バイトを辞めるときのおすすめの菓子折りを紹介
先ほどの特徴を踏まえて、実際におすすめのお菓子を紹介します。
あくまで一例ですが、お菓子選びの参考にしてください。
① クッキー(メッセージ付き)なら万人向け
クッキーは常温で日持ちする代表的なお菓子になります。
さらに面白いクッキーとして、退職のお礼が書かれたものがあります。
個数も調整できるお菓子だと、退職日に渡しやすいのでピッタリです。
クッキーはセットだと個包装されているか商品によって変わるので注意しましょう。
②せんべいは年配の人が多い職場で好まれる
せんべいも万人受けするお菓子と言えますよね。
常温で長期保存できるので、もらった側も保存に気を付ける必要はありません。
セットで買うと個包装されているものも多いです。
いろんな種類が入っているタイプを選べば、職場の人に選ぶ楽しさも提供できますよ。
③ チョコレート菓子(夏は注意)
チョコレートは要冷蔵ですがチョコレート菓子なら常温で保存できるものもあります。
(真夏は常温保存できるお菓子でも、溶けて形状が変わる恐れあり)
いろんな味のバリエーションがあるタイプを選んだ方が良いですね。
いつもは食べない少し高級なチョコを買うもの良いでしょう。
高級チョコならそこまで出費もかさみません。
④ マカロンは選べる楽しさもある
市販で常温で販売されているマカロンなら、常温保存が可能です。
女性が多い職場だと、おせんべいよりもマカロンのような甘いお菓子がおすすめ。
個包装されていて、味が種類で分けられていたら、どれを選ぼうか良い意味で迷ってしまいます。
値段的にもそこまで高くないので買いやすいですし。
⑤ 小分けされたバウムクーヘンなら食べやすい
バウムクーヘンもギフトのお菓子の定番。
バウムクーヘンの場合は切る必要がない小分けタイプを選びましょう。
味のバリエーションがあると、好み別で選べるので安心です。
スーパーなどでは売っていない少し高級なバウムクーヘンなら喜ばれますよ。
【オマケ】バイト退職時におすすめしないお菓子の例
最後は逆におすすめしないお菓子について紹介します。
まずは要冷蔵で保存が必要なものや、賞味期限が早いもの。
保存が大変
- プリン
- アイス
また個包装されていないものも、切り分けるのが大変です。
人数分をきちっと等分するので手間なもの。
切り分けが大変
- ケーキ
- 羊かん
最後は好みがハッキリと分かれるもの。
好き嫌いで個人差があるものは避けたり、味のバリエーションがあるお菓子を選んだ方が良いです。
好みが分かれるもの
- いちご大福
- 抹茶系のお菓子
常温で保存できる・小分けされている・バリエーションが豊富なセットを選ぶ
この3つを意識すれば、失敗することはありません。
バイト退職時におすすめのお菓子
- クッキー
- 餞別
- チョコレート菓子(夏はだめ)
- マカロン
- 小分けのバウムクーヘン
バイトを辞めるときのお菓子を渡すタイミングはいつ?
最後はお菓子の渡し方について見ていきます。
難しく考える必要はありません。
ただ渡すタイミングや、渡す順番など守った方が良いマナーもあります。
① お菓子を渡すタイミングは最終出勤日やその後
お菓子を渡すタイミングは2パターンあります。
まず1つ目は最終出勤日。
あなたが最後に出勤する日にお菓子を持っていきます。
2つ目はバイトを退職した後。
制服を返したり手続きが必要な日に、職場に顔を出すこともできます。
実際に渡す時間については休憩時間や終業後が良いでしょう。
お客さんがいる忙しい時間帯は、みんなに話をする余裕はありません。
休憩時間や、お店を閉めた後に時間をもらって、最後の挨拶と一緒にお菓子を渡します。
② お菓子の渡し方!手渡しなら店長から。
お菓子をまとめて渡すなら、休憩場所に置いておけば良いです。
ただ個別に手渡しするなら、渡す順番を気を付けましょう。
順番はその場所で偉い人順となります。
店長や社員さんが先で、あとは勤続年数が長い人順。
職位の高い方から配った方が無難です。
③ お菓子を渡すときはお礼やメッセージを添えて
お菓子を渡すときは最後の挨拶を済ませましょう。
凝った挨拶ではなく、感謝とお礼を伝えれば大丈夫です。
『今日でこちらで働くのが最後になります。今までお世話になりました。』
その日に不在で会えない人には、一言メッセージを書いておくのも良いですね。
関係性があれば相手も喜んでくれますよ。
お菓子の渡し方
- 最終出勤日の終業後に渡す
- 手渡しなら店長から渡す
- 最後の挨拶も同時に済ませる
バイトを退職するならお世話になった人にお菓子を渡そう
バイトを退職するとき、職場の人に感謝を伝えたりならお菓子を渡すという方法があります。
ただどんなお菓子でも良いわけではありません。
常温で日持ちしたり個包装されているなど、保存や食べやすさを考慮して選びましょう。
何度も良いますが、無理に買う必要はありません。
職場でそういうマナーがあったり、感謝を形で表したい人だけ行えば問題ないです。