ニートの場合は、バイトの志望動機の内容が重要になります。
職歴の空白期間など面接で不利になりやすいニートという立場。
そんなとき、志望動機でどのようにカバーしていけばいいのでしょうか?
今回は『ニートで使える志望動機』についてお話しします。
- 志望動機の考え方や例文
- 履歴書を提出する前のチェック項目
- 志望理由が思いつかないときの裏技
この3つのポイントを抑えれば、ニートでもバイトに受かりやすくなります。
まずは志望動機の考え方や例文について見ていきましょう。
ニートで使えるバイトの志望動機は?履歴書に書く例文
アルバイトに応募する時、ニートで使いやすい志望理由は何があるのでしょうか?
志望動機の考え方や例文を見ていきましょう。
志望動機が思いつかないときは雇い主の立場に立つ
アルバイトに応募するとき、理想的な志望動機とはどんなものでしょうか?
結論から言うと、雇う側が『この人を採用したい』と思えるものになります。
会社が雇いたいアルバイトの人材は以下の通り。
雇いたい人材
- 長く働いてくれる…応募者の熱意で判断
- シフトにたくさん入ってくれる…面接で確認する
- 戦力になる…過去のバイト経験やスキル
こういった人材を求めながら、お店や会社はアルバイト求人を出しています。
なので志望動機は、『必要な人材であること』をアピールできるように書くのがおすすめ。
嘘の志望動機を書かずに、上手にアピールする方法があります。
次の2ステップを試してみましょう。
ニート向け志望動機の作り方① 正直な志望動機を書く(生活費や暇つぶしなど)
まずは正直に志望動機を書いていきます。
面接官に伝えるわけではないので、本音で書いて構いません。
上っ面の嘘を面接で言ってボロが出る方が危険。
根っこの部分ではあなたの本音になるように、最初は正直にバイトを選んだ理由を書いていきましょう。
正直な志望動機の例
- 家から近い
- 時給が高い
- 仕事が簡単そう
ニート向けの志望動機を作る方法② アピールや熱意に書き換える
先ほど正直に書いた志望動機は、あなたの本音。
ただ面接官の立場からすれば自分本位な理由になっちゃいますよね。
そこで先ほどの志望動機を、雇う側のメリットに繋げていきましょう。
先ほども言ったとおり、アルバイトで必要な人材は以下の通り。
雇いたい人材
- 長く働いてくれる
- シフトにたくさん入ってくれる
- 戦力になる
これを念頭に置いて先ほどの志望動機を書き換えていきます。
イメージはこんな感じ↓↓
志望動機を書き換える
■家から近い
- お客として利用したとき、いいお店だと思った
- 通勤しやすいので曜日や時間帯を調整できる
■時給が高い
- フルタイムで働きたい
- たくさんシフトに入りたい
■仕事が簡単そう
- 過去にしたバイトの経験を活かせる
- (接客業の場合)昔から人と関わるのが好き
- (接客以外の場合)昔から手作業や得意で几帳面
このように志望動機から、サラッとアピールできるように書き変えます。
これであなたの本音でもあり、雇う側にもアピールできる志望動機になります。
最後に例文も載せておきますね。
■家から近いという志望動機の場合
これまで何度か利用させていただいていました。いつも店内の雰囲気が和気あいあいとしている印象があって、私もそういった場所で働きたいと思い応募しました。家が近いのでシフトの曜日や時間帯も調整できます。緊急の出勤にも対応できる日が多いと思います。
■時給が高いという志望動機の場合
将来的に一人暮らしをしたく生活費が稼げる職場を希望していました。なのでフルタイムで募集している求人を優先して探していたところ貴社を見つけました。一人暮らしで住みたい地域からも近いので、できるだけ長く働きたいと考えています。
■居酒屋への志望動機
以前に居酒屋で働いた経験があったので、接客経験を活かせる職場を探していました。お客として利用したときに、楽しく食事ができるお店であることを知って、このお店で働きたいと思いました。
ニートという立場だと、職歴に空白期間があるので面接で不利になりやすいです。
だからこそ志望動機から自己アピールや、お店側が雇うメリットに繋げましょう。
ニート向けのバイトについては、以下の記事でも紹介しています↓↓
参考⋙ニートにおすすめのバイト特集!職歴が無くても働きやすい職場
志望動機の書き方
- 雇うメリットがあることを伝えるのが理想
- まず正直な志望動機を書き出していく
- それを雇う側のメリットに書き直していく
ニートが避けたいNG履歴書!志望動機だけじゃない
履歴書を書くときは、志望動機だけ注意していればいいわけではありません。
そこで履歴書を提出する前の、チェックしたい項目を見ていきましょう。
バイト面接を突破するための履歴書チェック【外見編】
履歴書は何を書いてあるかが重要ですが、それと同じくらい『どういった状態か』も大切。
そこで以下のチェック項目を用意しました。
履歴書チェック【外見】
- 折り目がついていないか
- 誤字脱字はないか
- シミがついていないか
- 黒のボールペンで書いているか
- 修正液や修正テープを使っていないか
- 空欄はないか
綺麗に保管していないと『ルーズな人なんだろうな』と判断されてしまいます。
履歴書は書いたあと、ファイルで保存しておくと安心ですよ。
バイト面接を突破するための履歴書チェック【内容編】
次は履歴書の内容について確認していきます。
最低限のマナーを守りながら記入していきましょう。
履歴書チェック項目【内容】
■写真
- サイズは縦4cm×横3cm
- 胸から上を撮影する
- 帽子やサングラス・イヤホンは取る
- 3ヵ月以内に撮影したものを使う
■日付
- 面接があるなら面接日を書く
- 郵送の場合は投函した日
- メールなら送信日
■個人情報
- 苗字と名前の間は1文字分のスペースを空ける
- 生年月日は、学歴や日付の表記(西暦か和暦)に合わせる
- 住所は都道府県から書く
- 住所はフリガナも記入する
- 連絡先は連絡がとりる電話番号とメールアドレス
■学歴・職歴
- 入学と卒業年を記入する
- 西暦か和暦のどちらかで統一する
- 学歴は高校から記入していく
- 学校名は正式名称(○○高等学校)で記入する
- 大学は学科・学部も記入
- 中退の場合も記入する
- すべて書き終えたら、最終行の一行下に右寄せで「以上」と書く
■免許・資格
- 取得時期が古いものから順に書く
- 正式名称で書く(運転免許⇒普通自動車第一種運転免許)
- 仕事と関係がないものも書く(漢字検定・英語検定など)
■本人希望記入欄
- バイトの希望があればここに書く
- (シフトに入れない曜日や時間帯など)
履歴書を記入した翌日に見直すのがコツ。
記入した直後だと『きっと大丈夫』とルーズに見直してしまいます。
翌日に頭がスッキリした状態でチェックすると、履歴書のミスが見つけやすいですよ。
ニートは履歴書の職歴をどうする?短期バイトなども社会経験に入れる
ニートにとって志望動機と同じくらいデリケートな問題が職歴。
こういった空白期間は、面接で聞かれることが多いんですね。
まずは嘘をつくのは絶対にやめましょう。
つい口から出た嘘だったとしても、それは立派な経歴詐称になります。
職歴がない場合は、正直に「なし」と書くのが一番。
空白のままにするわけにはいかないので、『なし』と記載しましょう。
ただニート期間に資格や勉強をしていたのなら、それは記入することができます。
もし空白期間が気になるなら、今日から何かを始めるというのもアリですね。
以前から興味があった資格や語学を学べば嘘にはなりません。
前向きな姿勢は面接での態度でも表れますよ。
履歴書のチェック
- まずは履歴書の見た目を確認
- 内容は翌日に見直すとミスに気づきやすい
- 職歴で嘘をつくのは経歴詐称になるのでNG
ニートでどうしても志望動機が書けないとき!長期バイトより社会経験を優先
どうしても立派な志望動機が書けない
頑張っても志望動機が思い浮かばないときは、バイト選びを工夫するという方法があります。
それが『面接がないバイトに応募する』という方法。
次の2つの働き方なら、志望動機を考えなくても大丈夫です。
履歴書不要の在宅ワークと短期バイトを組み合わせる
在宅ワークなら志望動機は不要の案件が多いです。
スキルや経験が不要な仕事も多いので、ニートから始めやすいですよ。
ただ在宅ワークは気軽に取り組める反面、稼ぎにくいというデメリットがあります。
そのデメリットを解消するのが短期バイト。
短期バイトも一時的に募集がかかる仕事なので、志望動機や職歴で不利になる可能性が低いんですね。
ニートで職歴や志望動機が気になるなら、短期バイト×在宅ワークで稼ぐという選択肢もあります。
短期バイトと在宅ワークを続ければ職歴にもなるので、次のバイト面接にも応募しやすいですよ。
シフト自由の派遣型バイトに登録する
在宅ワークは嫌だ
そんなときは派遣型サイトに登録するという方法があります。
派遣型サイトとは、働きたい日を指定すれば、その日の短期バイトを紹介してくれるというもの。
マイペースに働けるし、こういったバイトでも職歴が作れるのでおすすめです。
私も学生時代に試したことはありましたが、自動的にバイトを紹介してくれるので面接はありませんでした。
つなぎバイトで職歴を作りながら、コンビニなど長期バイトに応募
- 在宅ワークと短期バイトで働く
- アルバイトの派遣型サイトに登録する
この2つの方法なら、バイト面接を省略して働くことができます。
どちらもマイペースに働けるので、ニート脱出の最初の働き方としてもおすすめ。
さらに他のメリットとして『職歴が作れる』ことや、『やりたいバイトがわかる』こともあります。
職歴ができれば、雇う側にネガティブな印象を与える心配もありません。
それに短期バイトで様々な仕事を体験すれば、好き嫌い・向き不向きがわかります。
どのような長期バイトが良いのかもわかってきますよ。
参考⋙引きこもりやニートで職歴なしだとヤバい?空白期間の埋め方
【最終手段】面接がないバイトをする
- 在宅ワーク
- 短期バイト
- 派遣サイトへの登録
ニートや無職でもバイトの志望動機は作れる!雇う側のメリットに繋げよう
ニートでも志望動機を工夫すれば、面接で好印象を持ってもらうことは可能。
まずは嘘を伝えないように、正直な志望動機をどんどん書いていきましょう。
そしてその中から、雇う側のメリットに繋げそうな志望動機を選びます。
『長く働ける・たくさんシフトに入れる』といった相手側のメリットに繋げられるか考えましょう。
履歴書は提出する前に、今回お話ししたチェック項目を活用すると便利です。
もし志望動機や職歴が気になるなら、在宅ワークや短期バイトで職歴を作ることもできますよ。
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