バイトを辞めることを電話で報告したら怒られた
退職報告は店長に対面で伝えるのがマナーです。
なので急に電話で報告すると、相手が混乱して動揺することもあります。
それに電話するタイミングや忙しい時間帯など、相手の怒りを買う伝え方をした可能性も。
そこで今回は怒られる原因や、今後怒られないための電話の活用法を確認していきます。
バイトを辞める電話で怒られた原因は?非常識な言動に注意
まずは怒られる原因を確認していきます。
怒られた場合は、次の5つの言動があったか思い出してください。
① バイト面接時と言っていることが違う
長期で働けるバイト先を探しています
このように面接でアピールしていたから採用担当者は採用した。
それなのに働き始めてすぐバイトを辞めた場合は、『話が違う』と怒られる可能性があります。
お店側としてはまた新人を募集して採用し、育成する手間がかかるので大変。
この場合は退職日まで期間を空けるなど、バイト先の負担を軽くする配慮をしましょう。
仕事の引き継ぎなどもあなたが行えば、スタッフの仕事量が増えることもありません。
② バイトを即日などシフト残ってる状態で辞めようとした
退職希望日がギリギリのときも、店長に怒られる原因となります。
あなたが入るはずのシフトがまだ残っている。
そんな状態ですぐ辞めようとすると、空いたシフトを他の誰かが埋めないといけません。
店長もシフト調整しないといけなくなるし、みんなの仕事が増えてしまうんですね。
一般的にアルバイトを辞めるときは、1カ月前に報告するのが無難です。
1ヶ月あれば新人を雇い採用する余裕があるし、シフト調整もしやすいですよね。
③ 夜など電話する時間帯が非常識だった
電話をかける時間帯が非常識でも怒られることがあります。
例えば繁盛期で忙しい時間帯に、電話で退職報告しようとする。
こんなときは『少しはタイミングを考えろ』と相手をイラつかせてしまいます。
逆に早朝や夜など店長が働いていないときに、スマホに電話をかけるのも辞めましょう。
理想の時間帯としては、店長が出勤している時間帯で忙しくないとき。
お客さんが減って事務作業などをしている時間帯を狙うと、相手も落ち着いて対応してくれますよ。
④ いきなり報告したので相手に心の準備ができていなかった
相手が単純にあなたの事情を把握していなかった可能性もあります。
あなたはバイトを辞めようか悩んでいたのに、店長はそんなこと全く気付かなかった。
そうなるといきなり退職報告をされたことになるので慌ててしまうんですね。
短気な人だとテンパって、そこから逆キレすることだってあります。
この場合はもう一度、相手の機嫌がいい時に退職報告をしましょう。
退職理由などで相手が納得できるものを用意すれば、次は話しが前に進みます。
⑤ 退職理由がまずかった?本音は禁止
退職理由によっては相手を怒らせるキッカケにもなります。
正直に伝えすぎると、職場のスタッフの反感を買う恐れがあるんですね。
言わない方がいい退職理由
- 苦手な人がいる
- 時給が低い
- 仕事に飽きた
本音ではみんなこういった理由でアルバイトを辞めています。
ただ報告する時は建前で別の理由を使っているんですね。
相手を傷つけず円満退職できるような退職理由を用意しましょう。
バレる嘘は避けながら、学業や進路などに絡めると良いですよ。
怒られた原因
- 面接時と言っていることが変わった
- 希望退職日がギリギリだった
- 電話の時間帯が間違っていた
- 急に連絡して相手が慌てただけ
- 退職理由で職場の不満を愚痴った
バイトを辞めるとき怒られないための電話の活用法
ではどうしたら退職報告で怒られないで済むのか。
電話を使うシチュエーションから考え直していきます。
① どうしても電話で退職報告するシチュエーションとは?
社会人のマナーとして退職報告は対面で行います。
店長などバイト先の採用担当者と直接会って話す必要があるんですね。
もちろん出勤できない事情があれば、電話で退職報告する場合はあります。
出勤できない事情
- けがをした
- 体調を崩している
- 入院した
こういった事情でなければ、できれば対面で辞めることを報告しましょう。
電話だけで報告する場合は、やむを得ない事情がある場合のみです。
② バイトを辞めるアポを電話で行う
シフトの都合で店長と会う機会がない
そんなときは電話を使って退職報告することもできます。
早く報告した方が退職日までの期間が空くので、お店側にとっても都合は良いでしょう。
ただ先ほども言ったように電話だけで退職報告するのはダメ。
ではどうすればいいかというと、退職報告のアポを取るという方法があります。
メールやLINEを知らず、電話番号だけ知っている場合は電話でアポを取りましょう。
〇〇店長 お連れ様です。アルバイトの〇〇(自分の名前)でございます。急で申し訳ないのですが、アルバイトの退職についてご相談したいことがあります。○月○日(あなたが出勤する曜日)でご都合の良い時間はありますか?
このように退職する意志を電話で伝えて、あくまで対面で報告するという方法があります。
店長とシフトが重なったときに切り出そうとすると、タイミングを逃して辞められないことも多いです。
なので事前に電話することで、強制的に話をする機会を作ることができますよ。
③ 電話に緊張するときはシミュレーションしよう
もし電話すること自体が怖いなら、家で練習するのがおすすめ。
まずはペンとメモ帳を用意して、何を伝えるか箇条書きにしていきます。
メモ帳に書く内容【例】
- 挨拶をする…お疲れ様です。
- 名乗る…アルバイトの◯◯です。
- 店長に変わってもらう
- 用件①…退職の意志を伝える
- 用件②…都合の良い日を聞く
こんな感じで時系列に沿って書いておくと、電話中も冷静に対応できます。
実際に声に出して練習すると慣れて不安も減りますよ。
電話の活用法
- 退職報告は対面で行うのがマナー
- 出勤できないときは電話でもOK
- 電話を使うならアポを取るときに使う
- メモ帳に用件を書いておくと電話しやすい
バイトを辞める報告を電話でしたときのQ&A
最後は電話で退職報告したときに、たまに起こるケースを見ていきます。
電話を切られたり、退職を断られたら何をすればいいのでしょうか。
① 退職報告をしたらすぐ電話を切られた
すぐ電話を切られたときは、いろいろな可能性が考えられます。
それまでの相手の接し方なども思い出して、心当たりがあるか振り返ってみましょう。
すぐ切られた理由
- 忙しい時間帯に電話した
- 相手が怒っている
- 誰かが辞めるのが日常茶飯事
- あなたに辞めてほしいと思っていた
すぐ切られたからといって、退職が決まったわけではありません。
退職準備などいろいろと話し合うことはありますよね。
未確認かチェック
- 最終勤務日はいつか
- 仕事の引継ぎは必要か
- 制服の返却方法
これらの話し合いがまだなら、また店長に報告する必要があります。
出勤したときに『先日お電話した通り~』と話しの続きを切り出しましょう。
長期バイトでお世話になったのなら、お菓子などを渡すのもいいですね。
② 電話で断られたらどうすればいい
退職を断る権利はバイト側にはありません。
ただ辞め方に問題があれば、反対される確率は高くなります。
反対されやすい辞め方
- シフトが残っているのにすぐ辞めようとする
- 退職理由が解決できそう(シフトなど)
本気で辞めたいなら、対面できちんと報告した方がいいですね。
それでも断られたら、第三者へ相談しましょう。
相談の候補
- 未成年なら親
- チェーン店なら本社の相談窓口
- 厚生労働省の総合労働相談コーナー
自力で退職できなさそうなら、第三者の力を借りた方がいいです。
無理に引き止められてバイトを続けたとしても意味ないですし。
③ 退職のプロに頼めば確実にバイトを辞めることができる
- 対面で伝えるのは嫌だ
- 退職報告したけど断られた
- もう怒られるのは避けたい
こんなときは退職のプロに頼むという方法があります。
退職代行サービスはアルバイトでも対応しているところが多いです。
そんな退職代行サービスを使えば、あなたはバイト先に連絡する必要はありません。
法律のプロがバイト先に連絡をして退職の手続きをしてくれます。
費用はかかりますが、もう会話もしたくないなら退職代行サービスを検討しましょう。
今日限りで辞めることも可能ですよ。
電話で報告したときのQ&A
- すぐ電話を切られた
⇒退職準備などを対面で相談 - 認めてもらえなかった
⇒第三者に相談する - もう報告するのは嫌だ
⇒退職代行サービスを使う
バイトを辞める電話で怒られたら伝え方が間違っていた?
アルバイトの退職報告は基本的に対面で行います。
なので電話で報告すると怒られる可能性もあるんですね。
そのときは退職時期・退職理由など、心当たりがあるか思い出してみてください。
辞めさせてもらえないからといってバックレなどは禁止。
無断欠勤は損害賠償の可能性もあるので、あとで後悔しても遅いですよ。