バイトを辞めるときは、出来る限り対面で挨拶した方が良いです。
ただシフトの都合で会えない先輩や後輩はいるはず。
そんなときはメールやLINEで、退職の報告・感謝を伝えましょう。
今回は『バイト退職時のメールやLINEでの挨拶の仕方』について解説します。
どのような言葉で退職やお礼を伝えればいいのかを、例文を参考に見ていきましょう。
また辞めたあとのグループLINEを退会する前の挨拶なども紹介しますね。
バイトを辞めるときメールやLINEで挨拶しても大丈夫?
そもそも退職時の挨拶を、メールやLINEで伝えるのは失礼ではないのでしょうか。
お互いの関係性などでも変わりますが、メールで伝える優先度について見ていきましょう。
① バイト先で会える人には対面で伝えるのがマナー
職場のスタッフさんに関しては、重要事項は対面で伝えるのがマナーです。
今後のシフトが重なって一緒に働く人には、直接あなたの口から退職の連絡やお礼を伝えましょう。
逆に『今日一緒に働いているときは何も言わなかったのに、後でメールで退職を伝えられた』というのは相手も違和感を覚えます。
なのでお世話になった人には直接、伝えると良いですよ。
個別に伝えるときは、休憩中などに役職が上の人から挨拶へいきましょう。
例文
◯◯さん、お疲れ様です。実は◯月でアルバイトを退職することになりました。○○さんには仕事を一から教えていただいたおかげで、楽しく働くことができました。本当にありがとうございました。
またスタッフ同士で打ち合わせをするときに、店長が『○○さんが辞めることになった』と皆に報告する可能性もあります。
その場合はスタッフの皆に向かって、最後の挨拶をすることになります。
例文
お疲れ様です。今月末でアルバイトを退職することになりました。皆さんに助けて頂いたおかげで、楽しく仕事をすることができました。本当にお世話になりました。
アルバイトであれば正社員とは違うので、一人ひとりのあいさつ回りが必須というわけではありません。
それでも円満退社したいとか、お世話になった感謝を伝えたいと思うなら、個別でも簡単な挨拶をすると良いですよ。
② バイトを辞める挨拶ができない人にはメールやLINEで伝える
アルバイトだとシフトの関係で、なかなか一緒に働かない人も出てきます。
なので最後の挨拶をするときに、お休みのスタッフさんなどもいるはず。
そんなときに使えるのがメールやLINEとなります。
退職が決まったタイミングや、最終出勤日などに伝えるようにしましょう。
グループLINEや個別メールなどの例文は、あとでケース別に解説していきます。
メールやLINEで店長にバイトを辞めると伝えるのはダメ。
ただ退職が決まった後に、会えないスタッフさんに伝える分には問題ありません。
参考⋙バイトを辞めるときメールだけで退職は可能?LINEの切り出し方
③ 相手のLINEやメールを知らないときは?メッセージ付き菓子折りも検討
- シフトでもなかなか会えない
- 連絡先も知らない
こんなときは3つの対処法があります。
まず1つ目は、誰かスタッフさんに相手の連絡先を教えてもらうという方法。
2つ目は最終出勤日に、『○○さんにもよろしくお伝えください』と頼む方法。
そして3つ目は、お礼で渡すお菓子にメッセージを付けるという方法です。
どの対応をしても構いません。
バイト先であまり会わず、連絡先も知らないとなると深い関係ではないはずですし。
参考⋙バイトを辞めるときに渡す菓子折りにメッセージは必要?例文
バイトを辞めるときの伝え方
- シフトが一緒の人には対面で伝える
- 会えない人にはメールやLINEで伝える
- 連絡先を知らないときはお菓子も検討
バイトを辞めるときに使うLINEやメールの挨拶の例文【ケース別】
実際にメールやLINEで退職を伝えるとき、どのように言えば感謝やお礼の気持ちが伝わるのか。
よくあるケース別に、例文を参考に文章を作成していくと良いですよ。
① バイトのグループLINEで最後の挨拶をする場合
グループラインがあるなら、そちらでも伝えます。
個別で繋がっていない人にも、グループラインなら伝えられますよね。
ポイントとしては次の3つを意識しましょう。
伝えるポイント
- 退職日
- これまでの感謝
- 応援・エール
この3つを意識すると、次のような例文になります。
この例文を参考に、あなたの言葉で書き換えていくと文章が自然と作れますよ。
例文
お疲れ様です。〇〇(氏名)です。
この度、○月○日をもちまして退職することになりました。
皆様にはとてもよくしていただき、大変お世話になりました。
この職場で様々なことを学び、人間として成長を実感することができたと思っています。
皆様のお体に気を付けてお過ごしください。
本当にありがとうございました。
〇〇(氏名)
正社員ではないので、そこまできっちりと文章を完成させる必要はありません。
一緒に仕事をしたことへの感謝を相手に伝えるだけで十分です。
もし退職が決まったあとのシフトが気まずいなら、こちらの記事も参考にしてください。
② バイト先の人に個別でお礼や感謝を伝える場合
個別に伝えるときも、基本的なものは変わりません。
ただ個別に伝えるなら『具体的なエピソード』を添えると、より相手に気持ちが伝わります。
具体的なエピソードって?
- 相手に特に感謝していること
- 一緒に頑張って乗り越えた経験
こういった二人の記憶に残っているエピソードを伝えるとオリジナル感が出ます。
相手も『一斉送信じゃない、自分だけの連絡だ』と好印象に繋がりますよ。
例文
○○(相手の名前)さん、お疲れ様です。〇〇(自分の名前)です。
この度、○月○日をもって退職することになりました。
直接お会いする時間が取れず、メールでの挨拶になり申し訳ございません。
〇〇様には入社してから指導係として、いろんなことを教えていただきました。
働き始めのことはわからないことも多く、個人的な相談にも乗っていただいこともありました。(ここに具体的なエピソードを入れる)
○○さんのおかげで今日まで楽しく働くことができ、本当に感謝しています。
○○さんと会えなくなるのは寂しいですが、今後お会いする機会がありましたら、そのときはまたよろしくお願いいたします。
○○(自分の名前)
敬語などは相手との間柄によって変わります。
細かい部分よりも、まずは『退職日⇒具体的なエピソード⇒感謝』という流れを意識して文章を考えましょう。
メールで伝える文章の作り方
- 全体に伝えるときは『退職日⇒感謝⇒エール』
- 個別に伝えるときは『退職日⇒エピソード⇒感謝』
バイトを辞めるならグループLINEはどうする?退職後の関わり方
個別のメールや個別のLINEはそのままでいいとして、グループラインはどうなるのでしょうか。
退職後もスタッフ同士の連絡などの通知があっても、あなたには関係ありませんよね。
そこでグループLINEを辞める手順について確認していきます。
① グループLINEを退会するタイミングはいつがいいの?
退会するのは最終出勤日以降が良いでしょう。
最後の挨拶をして、その返信がくるかもしれないので直後の退会は控えます。
数日ほど経って、やりとりが無くなってから退会するのが良いでしょう。
もしくは最後の挨拶時に『返信は不要です』と添えておくと、退職日に退会しても構いません。
② グループLINEを退会するときの例文
最終出勤日の挨拶は簡単でOK。
先ほどのように、”退職すること⇒感謝”という流れで文章を作ります。
例文
お疲れ様です、○○(自分の名前)です。
本日をもってアルバイトを退職することになりました。
短い間でしたが、ありがとうございました。
みなさんと一緒に働けた期間は、とても楽しかったです。
このLINEグループも本日をもって退会させていただきます。
返信は不要ですので、皆様お体に気を付けてこれからも頑張ってください。
③ バイト先の人との交流は続けよう!ブロックする必要はない
LINEグループを抜けたあとも、交流は続けて問題ありません。
バイト仲間とは職場以外で遊んでも良いし、後輩の相談にも乗ってあげましょう。
円満退職であればブロックなどをする必要もありませんよね。
グループLINEはどうする?
- 最終出勤日に最後の挨拶をする
- 返信不要と書いて退会する
- もしくは返事が一通り終わってから退会する
- 個別の連絡はそのまま残しておいて良い
バイトを辞めるときはメールやLINEを使う場合もある!全員に対面は難しい
バイトを辞めるという報告は、できるだけ対面で行いましょう。
ただアルバイトの場合はシフトの関係で、会えない人も出てきます。
そんなときに使えるのがメールやLINE。
退職すること・感謝などを伝えれば、文章が作りやすいですよ。
もし感謝をカタチで表したいときは、お菓子を職場に持っていくのも良いでしょう。
おすすめのお菓子や渡し方については、以下の記事を参考にしてください。