そんな気分だからと、バイトを辞めるのがもったいない場合があります。
もちろん職場のいじめとか、クレームでメンタルがやられてるなら退職も良いでしょう。
ただバイト先の不満によっては、もう少し続けて様子を見た方がいいケースもあります。
今回はそんな『バイトを辞めるのがもったいないケース3選』を紹介。
そしてオマケとして『退職した方がいいケース』もお話します。
あなたのバイト先の不満や悩みが、どちらに当てはまるか確認しましょう。
バイトを辞めるのがもったいないケース① 初めてすぐ
アルバイトを始めてすぐの不満や悩みで退職するのはもったいないです。
なぜなら時間が解決してくれることが多いから。
しかも別のバイトに変えることのリスクもあるんですね。
① バイト初期の悩みは時間が解決することが多い
バイトを始めてすぐは、仕事や人間関係で悩みが生まれやすいです。
でもそのタイミングでバイトを辞めるのはもったいない。
なぜなら時間が経てば、自然と解決する悩みが多いからです。
時間が解決する悩み
- 仕事を覚えられない
- 職場に馴染めない
- ミスが多い
- バイト仲間ができない
仕事の悩みは、あなたが出勤して成長するたびに解消されていきます。
人間関係の悩みも、自然と距離感が縮まって仲良くなることが多い。
なのでまずは、あなたの悩みが時間で解決するかを振り分けていきましょう。
② もったいないどころか逆効果?別のバイトに乗り換えるリスク
逆に別のバイトをすることで、新しい悩みを抱えるかもしれません。
例えば仕事を覚えられないとか、職場に馴染めないという理由で退職した場合。
これは新しいバイト先でも同じ悩みを持ちやすいです。
なのでバイトを辞めたとしても、意味がなくなってくるんですね。
またバイトを始めてすぐ辞めると、辞めグセがつくこともあります。
そのまま就職すると、すぐに退職したくなくのでリスクが高い。
なので時間で解決できる悩みであるなら、あと1ヶ月ほど続けて様子を見た方が良いんですね。
③ バイトを始めてすぐの悩みを解消する方法
あと1ヶ月続けるとして、何を心がければいいのでしょうか。
私は新しい長期バイトをするとき、次の3つを心がけていました。
まず1つ目はメモ帳に仕事を覚えさせること。
頭で記憶しようとしても、残念ながら記憶は定着しません。
なのでいったんメモ帳に記録して、そのメモ帳で反復して覚え直すようにしていました。
(マニュアルなども許可があれば、スマホで撮影して見返せるようにしておくと便利)
2つ目は人間関係の構築について。
バイト先の人間関係は、別に仲良くなる必要はありません。
ただ信頼されていないと孤立したり、働きづらくなっていきます。
では信頼をどのように作ればいいかというと、あなたの前向きな姿勢。
仕事や人間関係への前向きな姿勢を見せれば、相手が受け入れてくれます。
前向きな姿勢って?
- 挨拶は自分からする
- 相手の名前を早く覚える
- 質問をしたらメモをとる
- 掃除や雑務などで手を抜かない
3つ目はバイトを思い出すときは成長に目を向けること。
真面目な方だと、つい自分のできないことをやミスを思い出してしまいます。
自信がなくなったり悩まされる時間が増えるだけ。
なので完璧主義から成長主義への考え方を変えていきましょう。
今日のバイトが終わったら、成長したことを思い出す。
そうすれば出勤するたびに、昨日の自分より少しずつ成長していることに気づけます。
それが次の出勤へのモチベーションになるんですね。
バイトを始めてすぐ辞めるのはもったいない
- 時間が解決する悩みが多いから
- 別のバイトにしても同じ悩みが出やすい
- メモなど接客的な姿勢を見せると早く一人前になれる
バイトを辞めるのがもったいないケース② 長年やって飽きた
バイトを辞めるのがもったいない2つ目のケースは『飽き』です。
先ほどとは逆で、何年も同じアルバイトを続けていた場合ですね。
刺激が減って、毎日同じような仕事の繰り返しをすると飽きてしまう。
でも飽きたからとすぐ辞めるのも、もったいないことがあります。
なぜならほんの些細な刺激で、飽きを解消できる可能性があるから。
① バイト先で小さな変化をつけていこう
バイト先の飽きは、小さな変化で解消できることがあります。
なので少しずつバイト先へ変化を与えられないか試していきましょう。
例えば先ほども話したように、”成長”を目標にするという方法があります。
今までは30分かかった仕事を25分でできるようにする。
また接客でいつもより笑顔で対応するなど、成長目標を設定して達成していく。
小さな目標でも達成していけば、モチベーションが高まっていきますよ。
あとは働き方でも変化を出すことができます。
例えば出勤する曜日や時間帯を今までとは変えてシフト申請を出す。
そうすれば客層や従業員の人も変わって新鮮さを味わえます。
あとは仕事を変えてもらえないか店長に相談するのも良いですね。
別の仕事を教えてもらったり、新人の育成などを任されるかもしれません。
同じバイトでも仕事内容が変われば、飽きも解消されるでしょう。
② バイト先ではなくプライベートで刺激を与える
また日常生活に刺激を与えることで、飽きを解消できることがあります。
例えば別のバイトに興味があるなら、単発バイトから始めてはいかがでしょうか?
いきなりバイトを変えるのはリスキー。
でも掛け持ちしやすい単発バイトなら、他の職場環境を知りながらお金をもらえます。
またアルバイト生活はそのままで、プライベートで刺激を与えるのも良いですね。
別の友達を作ったり、恋活をすれば日常生活は一気に変わります。
そうなれば逆に通常通り働ける今の職場が、ホッとする時間になりますよ。
このように工夫しても、それでも飽きが解消できないなら退職も考えましょう。
③ バイトのメリットとデメリットを数値化して比較
特にハッキリした理由がなく辞めたいときは、モヤモヤを視覚化するのも効果的です。
例えば私は二者択一で悩んだら、紙を一枚用意して4分割するんですね。
今回のパターンで言うと、以下のような4つの区分を作ります。
- 左上に『今のバイトを続けるメリット』
- 左下に『今のバイトを続けるデメリット』
- 右上に『別のバイトをするメリット』
- 右上に『別のバイトをするデメリット』
このように振り分けて1つずつ箇条書きで書いていきます。
できれば数値化して、悩みや期待を数字にしていきましょう。
そうすればバイトを辞めるべきか続けるべきか、数字を比較できます。
飽きで辞めるのはもったいない
- 仕事に変化をつける
- プライベートで刺激をつける
- それでも悩んだらメリット・デメリットを数値化して比較
バイトを辞めるのがもったいないケース③ 友達がいない
3つ目の辞めるのがもったいないケースはバイト仲間の存在です。
周りを見ると、バイト先でも友達ができている人が多いという印象を持つかもしれません。
でもだからといって『友達ができなかった』という理由で辞めるのはもったいないです。
① バイト仲間を作るべきという考えが問題?
バイト先で友達ができたら素晴らしいことです。
仕事に飽きても少し嫌なことがあっても、同じ場所で友達がいるだけで気が楽になる。
でもだからといってバイト仲間が必須というわけではありません。
目的はアルバイト代を稼ぐこと。
なので友達はできなくても、特に問題なく働けているなら辞めるのはもったいないんですね。
来年に新人が入って友達ができるかもしれない。
常連のお客さんの中から、よく話せる人ができるかもしれない。
このように人間関係は流動的で、今の状態が固定されるわけではありません。
なので次のステップを実践して、悩みが解消されないか試すまで、今のバイトは続けた方がいいんですね。
② 新しい友人が欲しいとき今のバイト先以外で作る
新しい友達が欲しいなら、アルバイト先にこだわる必要はありません。
別の場所で友達ができたら、それだけでバイト先の不満も軽くなるかも。
むしろ友達がいない状態で働く方が、気が楽だと感じることもあるでしょう。
友活については、いろんな選択肢があります。
友活の仕方
- 仲の良い友達に誰か紹介してもらう
- マッチングアプリを使う
- 大学であれば他学部の授業を受ける
- 好きな趣味のオフ会に参加する
- 単発バイトをしてそこで探す
- ネットゲームをする
- ボランティアに参加する
選ぶポイントは、あなたがどんな人と仲良くなりたいかです。
あなたが仲良くなりたい人は、普段どんな生活をしているか。
それをイメージすると、どの友活を選べばいいか絞れますよ。
③ バイト先の人間関係で辞めるべき悩みとは?
バイト仲間ができないからといって辞める必要はありません。
でも人間関係の悩みは、仕事の退職理由で上位に入ります。
なので別の悩みがあるなら、バイトの退職も考えた方が良いでしょう。
退職に繋がる悩み
- 孤立させられてる
- イジメがある
- 店長のパワハラ
- 派閥があって疲れる
こういった悩みはあなたの努力でも、時間が経っても解決しにくいもの。
なので迷うことなくスパっと退職した方がいいケースに当てはまります。
友達がいないからと辞める
- バイト仲間がいなくても快適なら辞めなくていい
- バイト以外で友達を作る友活をする
- ただ孤立したりイジメがあるなら今すぐ退職しよう
バイトを辞めてもいいケースって?もったいなくない状況
最後はオマケとして『辞めても良いケース』を見ていきます。
『もったいないかも…』と考えている時間がもったいないという場合ですね。
相性の問題だったり、ストレスで体調不良になった場合は退職を考えましょう。
① バイト先の悩みが時間で解決しないとき
バイト先の不満や悩みをずっと持ち続けている場合や、辞めるサインとなります。
なぜならその悩みが今後、解決される見込みが薄いから。
時間で解決しない悩み
- サービス残業がある
- ハラスメントの言動
- 職場がピリピリしている
- 半年ほど続けても同じミスを繰り返す
- クレーム処理など苦手な業務が慣れない
職場に問題がある場合は、辞めない限りそのストレスに悩まされ続けます。
また仕事とあなたの相性が良くないときも、努力や頑張りで解決しにくいんですね。
② バイトと私生活の両立ができない!学校が忙しいなど
学業との両立ができないときも、バイトを辞めるサインとなります。
学校とアルバイトなら、優先すべきは学校生活。
バイトを優先して成績が下がったり、部活やサークルに行けないとなると本末転倒です。
もちろん最初は店長に相談してシフトを減らせないか交渉するのも良いでしょう。
ただ今のバイトを続けるより、夏休みや冬休みにガッツリ働くなど両立しやすい働き方の方が負担は少ないです。
単発バイトや在宅ワークなどであれば、仕事量も調整できるのでオススメ。
学業との両立ができないときは、早めに退職を報告しましょう。
円満退職するには早い報告が必要となります。
③ バイト先のストレスで心身に影響が出ている
悩みがあるなら、まずはそれを解消できないか先に考えた方がいいです。
でも例外があって、それがストレスで心身に影響が出ている場合。
体調不良になっているなら、もっとストレスを感じないバイトに変えた方が良いでしょう。
心身の不調とは?
- 何もしていないのに涙がでる
- 出勤時間が近づくと動悸や息切れがする
- 食欲や睡眠欲が無くなる
この場合はバイトを休むか辞めて休養をとった方がいい。
民法では退職希望の2週間以上前に伝えれば、バイトを辞められます。
ただお互いの同意があれば即日退職も可能。
体調不良で働けないという理由は即日退職の理由になりえるので、店長に相談しましょう。
辞めてもいいケース
- 職場自体に問題がある
- 仕事との相性が悪い
- 学校との両立ができない
- 体や心の体調不良が出てきた
バイトをすぐ辞めるのはもったいない状況もある!見極めが大事
バイトは不満があっても、すぐ辞めるのがもったいないケースがあります。
例えば新人で働き始めであれば、悩みが時間で解決することが多いです。
また飽きたなどの理由も、働き方を変えて刺激を与えることが可能。
このように時間が解決してくれるかもしれない悩みで辞めるのは慎重になりましょう。
逆に時間が解決してくれない悩みは、前向きに退職を検討した方が良いですね。
対人関係での悩みや、どうしても嫌な仕事があるなど。
引き留められたとしても、強い意志を持って交渉しないとズルズルと続けてしまいますよ。