高校生がバイトで稼ぐ額には、個人差があります。
生活費を負担する学生は1カ月バイトをガッツリして稼ぐし、学業優先だとお小遣い程度。
そこで今回は『高校生のバイト代事情』について見ていきましょう。
- あなた以外の高校生のバイト代
- 本気でバイトしたときに稼げる上限
- 自分にとって理想の平均月収の決め方
この3つのポイントを知れば、あなたなりのバイト代の目標額や働き方がわかります。
高校生活に悪い影響が出ないように働くためにも、平均月収についても知っておきましょう。
高校生はバイトでいくら稼げる?1カ月で稼げる額の平均の給料
まずは他の高校生が、バイトでいくら稼いでいるのかを見ていきます。
ネットでのアンケート調査や、平均労働時間から計算してみました。
① 【高校生の平均の給料】バイト代は月いくら?
タウンワークが実施した調査によると、高校生のバイト代で最多だったのが3万円台。
そして1万円台~3万円台と回答したのが、高校生の54%となっていました。
ちなみにマイナビで行われた調査によると、大学生のバイト代は4万円弱。
このことからも自由な時間が少ない高校生の方が、稼ぎにくいことがわかります。
ちなみに少数ですがアンケートによると、10万円以上稼いでいる高校生も2%ほどいました。
成果主義の仕事を選んで、上限もなく稼いでいることが推測されます。
②【高校生のバイト代】平均の労働時間から稼げる額を計算
次は高校生の働くペースから、バイト代を計算していきます。
アンケート結果によると、シフトは週に3日が最多。
そして1回のシフトで、3~5時間働いていることがわかりました。
時給900円とすると、1回の出勤で2700円~4500円ほどの収入となります。
そして週3日のペースで働いているので、1ヶ月の出勤数は13日。
つまり1ヶ月のバイト代は約35000円~58000円となります。
このことからも学業との両立を考えると、バイト代は月3万円台が目安となりそうですね。
もしアルバイトを探すときは、お祝い金がもらえる求人サイトを使うとお得です。
例えばマッハバイトというサイトなら、採用が決まった時点でお祝い金5000円~1万円が支給されますよ。
高校生のバイト代事情
- 高校生の半数が1万円台から3万円台の稼ぎ
- シフト(出勤ペース)は週3が最多
- 1日に3時間~5時間ほど働いている
高校生はバイトでどれくらい稼げる?【1カ月本気を出した場合】
先ほどは一般的な高校生の、バイト代の目安を確認しました。
ただ本気で稼ごうと思っているなら話は変わってきます。
高校生はバイトでいくらまで稼げる?労働の上限を考えると最高月収は10万?
一般的なバイトだと稼げる額に上限があります。
なぜなら労働基準法で1日8時間以内、週40時間以内しか働けないとされているから。
時給900円だとしても1週間で36000円となり、1ヶ月のバイト代は16万2000円となります。
↑これは学校とバイトの両立をしないで計算した場合。
実際は未成年である高校生が働ける時間帯は制限があるので、1日8時間も働けません。
なので現実的に考えると、高校生向けの定番バイトを選んでも月10万円ほどが限界でしょう。
※ ビジネスなら話は別
YouTuberなど成果主義の仕事をするなら話は別です。
時給ではないので、成果に応じた給料が手に入るので上限はありません。
高校生で給料が高いバイトをすると税金の問題が出るのでおすすめしない
たくさん働いて限界まで稼ごう
こういった意気込みは良いのですが、一つ注意したい問題があります。
なぜならバイトで稼ぎすぎると、税金が発生するから。
年収103万円を超えると、所得税が発生します。
さらに年収100万円前後でも、住民税の支払い義務があるんですね。
なので稼ぐにしても、月8万円を目標にした方が良いです。
それ以上稼ぐと税金を払って、逆に手取りが少なくなる可能性もありますよ。
もともと18歳未満は働く時間帯でも労働基準法で制限があります。
なので無理をして働くのは、あまりおすすめできません。
【高校生が本気でバイトした場合】
- 労働基準法の限界まで働けば月16万ほど稼げる
- ただ高校生は働く時間帯に制限があるので不可能
- さらに月平均8万円以上稼ぐと税金の支払い義務が出てくる
高校生のバイト代はいくらが理想?目標となる月収の設定方法
最後は、あなたにとって理想となるバイト代の目標額を計算しましょう。
あくまで学業や部活・交友など、高校生活に支障が出ない範囲内で稼げる額を考えていきます。
どれくらい働けばいいかわからないときも、次の3ステップでシフトの目安がわかりますよ。
① 【バイトでいくら稼ぎたい?】バイト代の使い道から考える
まずは1ヶ月でいくら稼ぎたいかを決めましょう。
給与としてもらったアルバイト代を何に使いたいですか?
それによって目標となるバイト代は変わってきます。
高校生のバイト代の使い道
- ファッションや美容
- 美容院
- 友達や恋人との交際費
- ゲームや漫画などの課金
- バイクや車の免許取得費
- スマホの通信費
- 一人暮らしの資金作り
- 留学に行くための資金作り
使いたい用途によって、アルバイトの目標額は変わります。
まだ使い道で迷っているなら、以下の記事も参考にしてください↓↓
② 貯蓄額を含めて目標のバイト代を決める
アルバイト代を毎月、全額使っていると万が一のときに金欠になります。
例えばテスト期間にシフトを減らしたら、一気にお金が無くなってピンチになりますよね。
なのでバイト代の一部は貯金しておきましょう。
目安はバイト代の1割~2割を貯蓄に回すこと。
つまりバイト代が35000円だったら、毎月3500円~7000円を貯金に回します。
少額に見えますが毎月コツコツと貯めておくと、いざという時に頼りになりますよ。
先ほどの目標額に貯金額を含める意味で、1.1倍します。
(例:目標額が月3万円なら33000円になります)
それがあなたがアルバイト代で目標とする平均月収になります。
③ 目標額を達成できるバイトを時給や働きやすさで選ぼう
目標額が決まったら、それを実現できるバイトを選びます。
求人サイトで高校生可の条件指定をして、アルバイトの候補を探していきましょう。
もし月2万円ほどのバイト代で良いなら、シフトも無理をする必要はありません。
土日祝日に出勤するバイトを選べば、学業への影響も少なくなります。
ただもし月3万円以上稼ぎたいなら平日も学校終わりにバイトをする必要があります。
この場合は家や学校から近いバイト先を選んで通いやすさも重要になりますね。
高校生の平均シフトより多くないと目標額に達成しない場合。
そんなときはバイト代の使い道をもう少し減らしましょう。
無理にシフトを増やせば、友達と遊べなくなり成績が落ちる可能性もありますよ。
【補足】もう少しバイト代を増やしたいときは夏休みにバイトの掛け持ち
あと少し自由に使えるお金があったら…
そう考える高校生は多いはず。
ただバイトを掛け持ちするとなると、単純に高校生活と両立が難しくなります。
そこで検討したいのが、在宅バイトや単発バイト。
家で取り組める在宅バイトや、1日だけ働く単発バイトなら掛け持ちも可能。
高校生でも働き方を工夫すれば、掛け持ちはできますよ。
バイト代の目標額の決め方
- バイト代の使い道を決めて目標額を設定
- その目標額を1.1倍して貯金するお金も含める
- その目標額を達成できるアルバイトを選ぶ
目標額が達成できないとき
- バイト代の使い道を減らす
- 在宅や単発バイトで掛け持ちする
高校生ならバイト代でいくら稼ぎたいかを決めてから求人を探そう
先にアルバイト代の目安や目標額を決めておくのはおすすめです。
金欠になったり、働きすぎて学校生活に影響が出ないように調節できるので。
一般的な高校生のバイト代の平均は3万円台。
それを踏まえて『バイト代で使い道』を考えていきましょう。
目標額が決まったら、バイトのシフトにどれだけ入れば良いかもわかります。
少しでも稼ぎたいからと無理をしてアルバイトを続けるのはおすすめしません。
高時給でも高校生に不向きなバイトもあるので注意した方が良いですよ。
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