引きこもりやニートだと、面接を受けるのが怖いのは当然です。
私も脱ニートに向けたバイト面接は、不安でいっぱいでした。
今回はその経験も踏まえて、『引きこもりやニート向けの面接』についてお話しします。
- 面接で怖い瞬間
- 引きこもりやニート向けの面接術
- どうしても面接が怖いときの解決策
この3つのポイントを抑えれば、面接での恐怖や緊張も和らぎます。
まずは面接でどんなシチュエーションに不安を感じるかをハッキリさせませんか?
引きこもりやニートがバイトの面接で怖いと感じる瞬間
まずはバイト面接時、どんなシチュエーションで怖いと感じるかを見ていきます。
怖い瞬間を特定できれば対応もしやすいですよ。
① バイト面接のアポを取る電話が怖い
当時の私はアルバイト先に電話をかけることも怖かったんです。
敬語で電話することも慣れてないし、面接の予約の仕方もわかりませんでした。
知らないことばかりで、電話するのが憂うつで緊張してしまうんですよね。
ただ電話が怖い場合は、事前に何を話すかを決めておくと解決できます。
後で詳しく話しますが、会話のテンプレートを用意しておくと不安感も減りますよ。
② バイト面接で”ニートが面接に来た”と思われる?説教されそう
実際に面接を受けるときも不安がいっぱいでした。
特に面接の経験がない場合は、質疑応答で何を聞かれるのかもわからないので余計に怖いでしょう。
ただ就職活動と違って、バイト面接では聞かれることはほぼ同じです。
つまり電話のときと同じく、事前に何を答えるかを決めておくと精神的に余裕が生まれるんですよね。
特に引きこもりやニートだと職歴に空白期間があるので、その返答は用意しておきましょう。
面接時の質疑応答についても、後でお話しします。
③ ニートで何もしてない空白期間があるから不採用になりそうで怖い
引きこもりやニートだと、バイトの面接で有利になることはありません。
他に応募者がいた場合は、残念ながら不採用になる可能性もあります。
職歴が空白というのは、不利になっても有利になることはないんですね。
なので『不採用になったらどうしよう』と、不安が大きくなるかもしれません。
『不採用=社会に必要じゃない』と言われているみたいで、自分に自信がなくなってしまうんですね。
不採用になるのが怖いときの対応はいくつかあります。
まずは受かりやすいバイトに応募すること。
そして複数のバイト候補をリストアップして、次々と面接を受けていくのも大切です。
アルバイトで大事なのは、1つ目に応募した求人で採用されることではありません。
大切なのはあくまで、あなたが働きやすい場所でバイトができるかどうか。
自分らしく働ける職場は、世界に1つしかないわけではありません。
なので採用になるまで応募を繰り返すという割り切りも必要になってきます。
面接で怖い瞬間
- 面接のアポを取る電話が怖い
- 面接時の質疑応答に答えられるか不安
- 不採用になったらと思うと緊張する
引きこもりやニートで面接が怖いときの対応
先ほどのシチュエーションを踏まえて、どのように対応すればいいか見ていきます。
事前の準備やバイト選びで、面接への恐怖は減らすことができますよ。
① バイト歴が無くても採用されやすいバイトを選ぶ
まずは引きこもりやニートでも、受かる可能性があるバイトを見つけます。
不利な求人だと不採用通知が続いて精神的なストレスにつながるリスクがあります。
なので最初から、職歴がなくても受かりやすい求人を見つけるのが最初のポイント。
求人サイトの中で『急募・即戦力募集・経験者優遇』といった求人は避けましょう。
逆に『未経験者歓迎・フリーター募集』といった求人を優先的に見ていきます。
候補は絞りすぎず、あえてたくさんリストアップしておくと便利。
仮に不採用になっても、別の求人にすぐ応募できるので、候補は複数あった方が良いです。
そして求人サイトを使うときは、お祝い金がもらえるサイトを使うとお得です。
お祝い金とは採用された時点で働かなくても求人サイトから報酬がもらえる特典のこと。
例えば求人サイトのマッハバイトだと、採用後に5000円~1万円を支給してもらえますよ。
② バイト面接の電話は会話文を用意しておく
次は電話が怖いときについて。
バイト面接の電話は、受け答えがほとんど決まっています。
なので電話の流れと会話文を、事前に用意しておけば対応が可能。
事前に準備するだけで、電話をする恐怖も減らすことができますよ。
バイト面接の流れ
- 電話をかける
- 自分から名乗る
- 担当者さんに代わってもらう
- 面接の予約をする
- わからないことがあれば質問する
- 電話を切る
まずは募集要項を見てわからないこと、聞きたいことを紙に書き出しましょう。
仕事内容・シフト・職場・時給など、知りたいけど記載されていないことは質問しましょう。
求人サイトに面接担当者の名前が書かれていたら、その人の名前もメモしておきます。
電話をしたあと、その人に代わってもらう必要があるので。
あとはメモ帳と筆記用具を用意して電話をするだけ。
面接の日時など、聞き洩れがないように筆記用具は必須です。
電話をかけてからの会話の例文は以下の通り。
◯◯店でございます。
お忙しいところ恐れいります。◯◯と申します。アルバイトの募集を見てお電話しました。担当の◯◯さんはいらっしゃいますか?
かしこまりました。少々お待ちください
~担当者に代わるまで待つ~
お電話代わりました。担当の○○です
お忙しいところ恐れいります。◯◯と申します。アルバイトの募集を見てお電話しました。アルバイトの募集はまだ行っていますか?
まだ募集しております。
面接など詳しい応募方法を教えてください。(質問があればここでする)
~アルバイト面接の日時を決定します~
ありがとうございました。では◯月◯日の◯時にお伺いいたします。よろしくお願いいたします
会話文を用意しておくと心の準備もできるし、電話時に慌てることもありません。
一度声に出して練習しておくと、よりリラックスして電話できますよ。
③ バイト面接で聞かれる質問への答えも用意する
アルバイトの面接で聞かれることは決まっています。
その答えを事前に用意しておくと、落ち着いて面接に臨むことができますよ。
聞かれること
- バイトの志望動機・応募理由
- どれくらいシフトに入れるか
- 職歴がない理由
この3つに対して事前に答えを用意しておきます。
回答の例文も紹介しておきますね。
バイトの志望動機・応募理由
- 長く働けるように自宅の近くを探していました
- 一人暮らしの生活費を稼ぎたくて時給が高いこちらの店舗に応募しました
- 人と接するのが好きで接客のアルバイトを探していました
シフトについて
- 曜日や時間帯にこだわりはありません。ただ出勤数は週3日から週4日を希望します
- 土日に働きたいと思っています。ただ年末年始はお休みさせていただきたいです。
④バイトの面接時に感じる緊張や不安の緩和方法
不安や緊張を0にすることはできません。
ただ少しずつ減らすことはできるんですね。
バイト面接の当日にできる応急処置としては深呼吸やストレッチがあります。
人間はリラックスすればするほど、呼吸が深くなり血行が良くなる仕組み。
なので意識的に深呼吸とストレッチをすれば、体の緊張をほぐすことができるんですね。
また面接日まで、自分で模擬面接で練習するという方法も有効です。
スマホで自分の面接の様子を撮影しましょう。
練習したあとにスマホで見返せば、『意外と早口だ』とか『声が小さい』など改善点が見つかります。
面接でも活かせるし、何度も練習をすることで当日もスムーズに質疑応答できるようになりますよ。
面接が怖いときの対処法
- 受かりやすいバイトを選ぶ
- 電話をかける前に定型文を用意する
- 面接時の質問の答えを考えておく
- 自宅で模擬面接をして練習する
引きこもりやニートでどうしても面接が怖いとき
面接への対応をしても、どうしても怖くて躊躇する場合もあるかもしれません。
そこで最終手段として、先ほどとは別の方法を紹介します。
① 面接がないバイトから始めて職歴を作る
最初の方法は、面接がないバイトから始めるという方法。
例えば在宅ワークや短期バイトは、面接がなく採用されやすい求人です。
そういった面接がないバイトから始めて、仕事に慣れていってはいかがでしょうか?
短期バイトや在宅ワークをすればバイト経験にもなって、面接で話すネタにもなります。
仕事に慣れることもできるし、長期契約のバイトより気軽に応募できますよ。
② 何もしていない空白期間を不利にさせない!面接がない長期バイト
長期契約のバイトでも、面接がゆるい求人はあります。
例えば工場の軽作業などは、シフトも自由でマイペースに働けるので引きこもりやニート向け。
仕事内容もカンタンなので、未経験でも採用されやすいんですね。
また派遣サイトに登録するという方法もあります。
派遣サイトに登録して働きたい日を指定すれば、その日の短期バイトを紹介してくれるという仕組み。
この働き方だと面接はないし、働くペースも自分で決めることができますよ。
参考⋙引きこもりやニートだとバイトに受からない?採用されやすい求人
③ どうしても怒られそうで怖いなら在宅ワークから始める
面接はもちろん、人と一緒に働くことにも不安がある場合は在宅ワークから始めましょう。
在宅ワークならマイペースに働けますし、スキルや経験が不要の仕事もあります。
在宅ワークの例
- アンケートモニター
- Webライター
- データ入力
在宅ワークをして仕事に慣れてからアルバイトを始める。
または在宅ワークをしながら専門スキルを磨いてフリーランスを目指すこともできます。
もし在宅ワークの仕事に興味があるなら、クラウドソーシングを利用しましょう。
クラウドソーシングとは、在宅ワーク版の求人サイトのことです。
どうしても面接が怖い時
- 短期バイトから始める
- 面接が緩い長期バイトを選ぶ
- 在宅ワークから始める
バイトの面接は初めてだと怖いもの。バイト選びや準備を徹底しよう
人生で初めての場合は、面接が怖くて不安なのは当然です。
そういったネガティブな感情を感じる自分を、責める必要はありません。
大切なのはまず、ニートや引きこもりでも受かりやすいバイトを見つけること。
そしてバイト面接は流れや質問が決まっているので、事前に準備をして臨みましょう。
どうしても怖い時は在宅ワークや短期バイトなど面接がないものから始めるのも良いですよ。
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