バイトを休みすぎると、クビになる可能性はあります。
高校生だと学業や部活とアルバイトの両立って難しいですよね。
でもだからといったバイトを休んでばかりいると、シフトが減ったり職場で孤立するかも。
今回は高校生でバイトを休むときの注意点を見ていきましょう。
どのような休み方が、バイト先で問題になるのか。
休む頻度・伝え方の2つに分けて、職場の人に反感を買わない方法をお話しします。
バイトを休みすぎる高校生について!問題になる2つのケース
アルバイトといっても、仕事をするという点で責任があります。
ではいったい、職場でどのような行動が問題視されるのでしょうか?
学校の授業や部活と同じ感覚で休んでしまうのは危険ですよ。
① バイトを休むこと自体は問題ではない!
大前提として、バイトを休むことは誰にだってあります。
法事や体調不良など、突然のアクシデントで働けなくなる可能性は誰にでもある。
だからアルバイトを休むこと自体は問題ではありません。
誰もが休むかもしれないから、みんなで協力してシフトを回しているんですね。
誰かが休んだら、代わりに誰かが出勤する。
その”お互い様”の関係性が築けていれば、バイト先でも円満に働けます。
ただ休むときに問題になるのが、次の2つのパターン。
それが“休む頻度”と“休み方(伝え方)”になります。
② バイトを休みすぎるってどれくらい?基準はない
1つ目の問題視されるのが、バイトを休む頻度になります。
何度も休んでいると、職場のスタッフも”また?”と反感に繋がります。
ここで注意したいのは、バイトを休みすぎと判断される基準がないこと。
社会には『1ヶ月で3回以上休んだらダメ』というルールはありません。
ではどんなときにバイト先の人が不満を持つかというと、それが”比較”です。
周りのスタッフと比べて、明らかに休む頻度が多いと危険です。
例えば私が過去に働いていたバイト先では、誰かが休むことはほぼありませんでした。
数カ月に1度くらいのペースで、誰かが風邪を引いてこれないくらい。
このような職場だと月1~2回だけ休んでも、周りから”よく休む人”と思われるかもしれません。
休む頻度が多いか少ないかに関しては、同じ職場のアルバイトと比較しましょう。
③ バイトを休むときの伝え方は?直前は極力避けたい
次に問題になるのが伝え方です。
高校生と社会人でズレが生まれやすいのがコミュニケーション。
学生では当たり前のことでも、店長や社員さんにとっては”?”なことはあります。
例えばメールやLINEで、一方的に『休みます』と短文で済ませる。
これは店長に怒られる可能性があります。
できるかぎり電話で伝え、その時に休む理由や謝罪を伝えた方が良いんですね。
(詳しい伝え方は後で解説しています)
また伝えるタイミングもできるだけ早い方が良いです。
体調不良など突然の場合でない限りは、早めに休みたい意志を伝えること。
早ければ早いほど、店長もシフト調整がしやすいので楽だからですね。
さらに何度も休んでいると慣れて、次に出勤したときに反省の態度を忘れがち。
あなたが休んだ分は、他の誰かの負担になっています。
なので次回の出勤時は、『申し訳ありませんでした』と伝えた方が良いんですね。
このようにバイトを休むときは、頻度と態度に注意しましょう。
戦力にならないと判断されると、クビになる可能性もありますよ。
バイトを休むリスク
- 休むこと自体は問題ではない
- 周りと比べて頻度が多いと不満を持たれる
- 伝え方や態度が悪ければ反感を買う
バイトを休みすぎの高校生はクビになるの?3つのリスク
では周りと比べて休みすぎたら、どのような対策をとられるのか。
よくある3つのケースについて考えて行きます。
① “バイトを休みすぎだ”と店長に怒られた
何度も休んでいると、店長から注意される可能性が高いです。
これは”今後気を付けるように”という注意喚起のため。
また頻度だけでなく、伝え方や態度に問題があれば、それも注意されるでしょう。
怒られるとテンションは下がります。
ただ怒られるということは言い換えると、今後も働く前提があるからですよね。
なので怒られているうちは、クビにされる可能性はありません。
“以後気を付けます”と謝罪して、今後は休まずにすむようにシフト調整を心がければ問題なし。
② バイトをいっぱい休むと職場で嫌われる?気まずい空気
店長から怒られる以外にも、他のスタッフからの対応も変わります。
例えばあなたが休むたびに、誰かが残業したり、代わりに出勤する必要がある。
または残されたスタッフで、あなたの分まで仕事を増やすことになりますよね。
そうなると、何度もあなたが休んでいることに不満を持つ人は出てきます。
すると職場で気まずい雰囲気が流れたり、露骨に嫌われたりすることも。
こうなるとクビを宣告されなくても、気まずくてバイトを辞めたくなります。
“辞めてほしい。違う人と働きたい”
このような目に見えない本音を察して、自分から辞めるケースもあります。
③ バイトのシフトを減らされる!シフトカットはクビと同じ?
雇用主がアルバイトをクビにするときは、ミスマッチが理由です。
働いて欲しい曜日に出勤できないとか、いつまでもミスが続くなど。
こういった状態が改善されないと判断されると、クビを宣告されます。
クビになる理由
- シフトが合わない
- 勤務態度が悪い
- 仕事を覚えない
- 悪ふざけの言動がある
そしてもちろん頻繁にバイトを休んだり、無断欠勤などが続く場合も同じ。
『次も同じことをしたらクビだから』と事前に伝えられ、そのまま本当にクビになることも。
ただいきなりクビになるケースは稀ですね。
その代わりに前兆として、シフトカットなどがあります。
クビの前兆
- シフトが減る
- 注意されない(無視)
- 仕事を任されない
このように存在を認められない対応を取られたら危険。
これはクビになる前だったり、もしくは『察してバイトを辞めてほしい』と考えている可能性が高いです。
労働基準法では、最低でも1カ月前に解雇を言い渡す必要があります。
ただシフトを入れてもらえないと、その間は働けないので状況は同じですよね。
休みすぎるとどうなる?
- 最初は怒られる
- 次第に職場で居場所がなくなる
- シフトカットやクビを宣告される
バイトを休みすぎたことを反省!高校生が次から気を付けたいこと
では怒られたりクビにされるのを避けるために、次からどうすればいいか。
①スケジュール調整・②伝え方・③シフト交換
この3つに注目して考えていきますね。
① バイトを休まないためにはシフトに”ゆとり”が必要
まず過去に休んでしまった原因について考えて行きましょう。
原因がわかれば、休む傾向を知り、シフト調整で避けることができます。
休む原因と避け方
- 日曜に遊ぶせいで月曜に休みがち
⇒月曜にシフトを入れない - 寝坊してバイトを休みがち
⇒朝のシフトを避ける - テスト期間中に休んでしまう
⇒次回以降はテスト中にシフトを減らす
このように自分がついバイトを休んでしまう傾向があるなら、それを反省材料にして活かすことができます。
もしメンタルや体調が問題であるなら、シフト自体を減らしてみましょう。
店長からしてもシフトにたくさん入って休まれるよりマシなはずです。
② バイトを休むときはタイミング・伝え方がポイント
バイトを休むときは、タイミングと伝え方が重要です。
伝えるタイミングとしては、早ければ早い方が良いです。
早いだけシフト調整しやすいので、ギリギリで伝えるのは避けましょう。
(風邪など体調不良の場合は仕方ありません)
テスト期間がわかれば、その時期に休みたいことを事前に伝えておく。
○月〇日から〇日までの間は、学校の中間考査があります。その期間は休むかシフトを土曜・日曜だけにしていただけないでしょうか?
友達で卒業旅行に行くときや遊びにいくときも同じです。
◯月○日から○日までプライベートの予定があり、出勤はできません。大変申し訳ないですが、お休みさせて頂けませんか。
高校生であればテスト期間などは勉強を優先すべきです。
それはお店側もわかっていることなので、事前に伝えておけば問題にはなりません。
『バイト代も稼ぎたいからシフトを減らさずいこう』と判断し、テスト期間中に休む方が問題です。
③ バイトを休む⇒シフトを交換する
アルバイト間で問題を解決できる可能性があります。
それがシフトを交換するという方法。
例えば体調不良で、明日のバイトを休みたいとき。
そのときに他のスタッフに、シフトを交換してもらえないか交渉します。
これなら明日は出勤せずに済むし、シフト数は変わらないのでバイト代は減りません。
店長としても従業員が減ることではないので、了解してもらいやすいはず。
バイト同士でグループLINEを作って、誰かが休みたいときに助け合える制度を作れないか提案してはいかがでしょうか?
あなただけが何度も休んでいるなら、提案は却下されるかもしれません。
でも他のアルバイトも急な予定で休みたいことが続くなら、シフト交換が妥協案になりますよ。
とくに高校生であれば突然の予定などは起きやすいです。
バイト先で仲がいい人とだけでも、シフト交換ができないか検討する価値はありますよ。
バイトを休みすぎると高校生でもクビになる可能性はある!
バイトを休むことは誰にだってありえることです。
ただ頻度が多かったり、当日欠勤や無断欠勤が多いと問題視されるので注意しましょう。
最初は怒られるだけで済みますが、次第にバイト先で孤立するなど居場所がなくなります。
最終的にはクビと言われたり、シフトカットされ働けない状況になるかも。
失われた信頼を取り返すのは難しいです。
今後の努力で状況が改善しそうになりなら、心機一転で新しいアルバイトを探すという選択肢もありますよ。