バイトを2カ月で辞めることはできます。
ただ長期バイトをすぐ辞めるのは、バイト先にも迷惑がかかる行為。
なので本気で辞めるかどうかは、慎重に決めた方が良いんですね。
そこで今からバイトを今辞めるべきかについて考えて行きませんか?
辞めると決めた後で必要な、退職の仕方も解説していきます。
バイトを2カ月で辞めることはできる?大学生や高校生でも可能
まず長期バイトをすぐ辞めることはできるのかについて。
他のアルバイトの平均雇用期間や、法律上のハードルを見ていきます。
① みんなが長期バイトを辞めるまでの期間はどれくらい?
マイナビが『長期バイトで働いた期間』についてアンケート調査を行いました。
すると長期バイトをしている半数の人は半年以上働いているという結果になったんです。
引用元 マイナビバイト
ただ年代別で見ると、高校生や大学生は早く辞めている人も多いことがわかります。
部活や勉強との両立が難しかったりするのが理由。
なので学生であれば、長期バイトを早く辞めることはそれほど珍しくはありません。
② 長期バイトを2カ月で辞めることへの法律上のハードル
雇用期間のないアルバイト雇用の場合は、民法627条を確認します。
その内容は『2週間前までに退職の意志を伝えれば辞められる』というもの。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
引用元 Wikibook
例えば今日、店長に辞めたいと伝えれば、2週間歩に辞めることができるということです。
(実際はシフト調整や新人バイトの募集などで、1ヶ月ほどの期間をあけるのが無難)
また労働者と雇用主のお互いの同意があれば、即日退職もできます。
なのであなたが本気で辞めたいなら、相手の同意さえあれば今日限りで辞めることも可能。
法律の面から見ても、長期バイトを早く辞めることに問題はありません。
重要なのは意志を伝えて、相手の同意を得られるかどうかにあります。
バックレなどは契約違反になるし、無断欠勤などもトラブルの原因となるので避けましょう。
③ バイトを2カ月で辞めるのは迷惑をかけることになる
店長の同意さえあれば、短期でも辞めることはできる。
それは事実なのですが、実際は言い出しにくい空気もありますよね。
仕事を教えてくれた先輩にも迷惑をかけることになります。
シフト調整で負担をかけることになるし、また新人を採用して一から仕事を教え直すことになる。
なので『すぐに辞めよう』と決断するのは避けましょう。
本当に今の時点でバイトを辞めるべきかについて、しっかりと考えた方が後悔することもありません。
ではどんな状況でならバイトを辞めた方が良いと言えるのでしょうか?
バイトを2カ月で辞められる?
- 学生は長期バイトをすぐ辞める人も多い
- 最短2週間前に退職の申し出をすれば辞められる
- バイト先の人達としては迷惑であるのは事実
バイトを2カ月で辞めるか決断しよう!3つの判断ポイント
早いタイミングでバイトを辞めて良いのか?
今からでもバイトを辞めた方が良い判断材料は次の3つになります。
① バイトを始めて2カ月の間、仕事ができないまま
バイトを始めた直後に仕事ができないのは当たり前です。
学業やサークルとの両立などで悩む時期でもあります。
みんなそこからスタートして、1つずつ仕事を覚えていくので大丈夫。
ただ全く成長していないとなると、仕事内容と自分の相性が悪い可能性があります。
成長が見られない状況
- 全く仕事を覚えられない
- 同じミスを何度も繰り返す
- 真面目に働いているのに進歩がない
バイトを始めて2カ月なら、まだ新人の段階。
ただ全く成長が見られないのであれば、もっと仕事内容が簡単なバイトに切り替えた方がいいかもしれません。
逆に少しずつでも成長できているなら、もう少し続けた方が良いですね。
成長しているのに辞めると、次のバイトでも同じ状況で辞めたくなります。
こうなると長期バイトを続けられなくなるので注意しましょう。
② まだバイト先の人と馴染めない?慣れないより問題行為に注目
人間関係についても馴染めないのは仕方がないです。
先輩と仲良くするのは時間がかかるし、雰囲気に慣れるのもまだ少し先のハナシ。
でも職場での問題行為があれば、今すぐにでも辞めた方が良いんですね。
問題行為の例
- 嫌がらせを受ける
- パワハラ・セクハラがある
- 暴言がある
雰囲気や馴染むというのは時間が解決してくれる問題。
ただ相手の人間性に問題があるケースは、相手かあなたが退職しないと解決しません。
③ 物理的にバイトに通えなくなるのも仕方ない!就職や引っ越し
またバイトに通えなくなってしまうのも早くに辞める理由となります。
体調面・環境面などで通えなくなることってありますよね。
物理的に通えなくなる例
- フリーターで就職が決まった
- 引っ越しして通勤に時間がかかる
- 病気や怪我で治療期間が必要
このように体調面・環境面の理由であれば、退職することは仕方がありません。
店長や職場の人も納得してくれるでしょう。
体調不良に関しては即日に辞めることも可能です。
【妥協案】バイトを2カ月で辞めるか悩むなら休む・減らす
まだ続けるか辞めるか迷ってしまう
こんなときはまずバイトの出勤数を減らしてみませんか?
シフトを減らせば余裕が出るし、体力的にも負担は軽くなります。
仕事をゆっくり覚え直したり、プライベートでリフレッシュする時間も作れますよね。
少しずつ仕事や人間関係に慣れていけば、本来のシフトに戻すこともできます。
なので店長に『勉強が忙しい』などと言い、シフトを減らせないか相談してみましょう。
もしバイト代が減るのが心配なら、在宅ワークなどで補うこともできますよ。
バイトを辞めるべきかの判断材料
- この2カ月間、全く成長していない
- 人間関係で改善できない問題がある
- 物理的に通えなくなった
- ※悩んでいるならシフトを減らして様子を見よう
バイトを2カ月で辞めるときの手順を確認する
最後はバイトを始めて2カ月で辞めるときの手順を見ていきます。
重要なのは店長が納得できるかどうかです。
① バイトを辞めたいと店長に報告する!理由によっては怒られるかも?
バイトを始めたばかりで辞めるときは理由を尋ねられます。
その理由で使いたいのが『相手が納得するような理由』
正直に答えると店長を怒らせてしまうかもしれないので注意しましょう。
正直な理由はNGかも
- 仕事がつまらない
- 仕事を覚えられない
- 忙しいのに時給が低い
理由によっては説得されたり、相手を怒らせてしまう可能性もあります。
なので正直に伝えるというよりも、相手が納得しやすい理由を用意しましょう。
使いやすい退職理由
- 勉強との両立ができない
- 就職活動を早く始めることになった
退職の申し出は早ければ早い方が良いです。
早く伝えれば店長だって、シフト調整や新人の募集に早く取り組めますよね。
法律上は2週間前とありましたが、できれば1ヶ月ほどの余裕をもって辞めたいと伝えましょう。
② バイトをすぐ辞めるとなると残りのシフトは気まずい
辞めることに同意をもらっても、残りのシフトは出勤することになります。
気まずい雰囲気を払拭するには、『これが最後だ』と一生懸命に働くことが大事。
新人さんが来たらその人にも仕事を教えて引き継ぎをしましょう。
またスムーズに辞められるように私物を持ち帰ったりしておくのも忘れずに。
制服なども最終出勤日が終わったあとで郵送にすれば、職場の人と会う必要もありません。
どうしても気まずいならシフトをズラして、会いたくない人を避けた方がいいですね。
③ バイトを辞めると言い出せないときの対応
バイトをすぐ辞めるというのは、店長に言い出しにくいはず。
まず絶対に避けたいのがバックレや無断欠勤です。
契約違反となり最悪の場合は損害賠償など法的措置を取られるかもしれません。
もし伝える勇気がなかったり、理由を用意できない場合は退職代行サービスを活用しましょう。
退職代行サービスを使えば理由も不要だし、今日限りで辞めることができます。
バイト先から連絡がかかってくることもないので、精神的に楽になれますよ。
参考⋙バイトを退職代行を使って辞める手順を解説!利用者の感想
バイトを辞める手順
- 1ヶ月ほと余裕をもって退職を申し出る
- 辞める理由は進路関係だと相手が納得してくれる
- どうしても言い出せない場合は代行サービスも検討
長期バイトを2カ月以内で辞めることは可能!ただ決断は慎重に!
長期バイトでも2カ月以内で辞めることはできます。
2週間前に申し出をすれば辞められるし、お互いの同意があれば即日退職も可能。
ただ始めたばかりのバイトをすぐ辞めるという決断は慎重になった方が良いですね。
職場での悩みや不満が、あなたの努力や時間で解決できるなら、もう少し続けた方がいいです。
本気で辞めたいなら、きちんと対面で店長に申し出をしましょう。
事前に相手が納得できる理由を用意しておくと良いですよ。