バイトを精神的に辛いから辞めることはできます。
卒業や進学・引っ越しといった理由以外でも、バイトは退職が可能。
それがあなたの気持ちやモチベーションなどでも問題はありません。
ただ本当に精神的な理由でバイトを辞めるべきかは話が別。
今回は『バイトを精神的に辛いから辞めたいときの後悔のない選択肢』を見ていきます。
勢いで辞めると、後で後悔することになります。
本当に辞めるべきかの決断や、バイト先に迷惑をかけない辞め方を見ていきましょう。
バイトを辞める理由で精神的に辛いは問題ないのか?
モチベーションが無くなった
出勤するのが嫌になった
このように精神的な理由で、バイトを辞めるのは問題ないのでしょうか?
ほかの人がどういった理由で退職するのかを見ていきましょう。
① バイトを辞める理由のランキングを確認
ビズヒッツが行った調査によると、バイトを辞めた理由のランキングは以下のようになりました。
進学や卒業といった理由と同じくらい、精神的なものが多いことがわかります。
引用元 https://bizhits.co.jp/media/archives/10308
1位の人間関係は、まさに精神的な理由ですよね。
出勤するのが憂うつになったり、モチベーションが下がる原因となります。
人間関係の不満
- 職場に馴染めない
- 先輩と合わない
- 理不尽な理由で怒られる
4位の仕事内容が合わないというのも、精神的な理由が絡んできます。
自分と仕事の相性だったり、お客さんへの接客などですね。
仕事内容の不満
- クレーム処理が面倒
- 同じミスをして申し訳ない
- 作業に飽きた
このように精神的な理由で、バイトを辞めるのは珍しいことではありません。
むしろ退職のキッカケとなる王道の理由の1つと言えます。
② バイトを辞める理由で精神的なものをピックアップ
精神的な理由でバイトを辞めた人について、もう少し詳しく見ていきます。
辞める理由1位となった人間関係については、”合わない”というものが多いですね。
人間関係が合わない例
- 同期と馴染めない
- 職場で自分だけ会話に入れない
- 先輩から自分だけ怒られる
- 社員からハラスメントがある
また関係が悪化したことにより、出勤しづらくなるケースもあります。
友人関係や恋愛関係でヒビが入るケースですね。
関係が悪化する例
- 同期と喧嘩した
- 先輩と口論になった
- バイト先の恋人と別れた
仕事内容の不満に関しても、実際の作業と職場環境に分かれます。
仕事が自分に合わないとか、ストレスが多いのは辞める理由となるんですね。
仕事内容の不満
- 仕事に飽きた
- いつまで経っても慣れない
- 責任が重い
- クレームが多い
- トイレ掃除が苦手
職場環境への不満も、退職の理由となります。
1つだけというより、何個も重なって精神的に辛くなるケースが多いですね。
職場環境への不満
- シフトが希望通りにならない
- ヒマすぎて申し訳ない
- 急に出勤を頼まれることがある
- サービス残業がある
このように人間関係や仕事内容への不満が溜まっていく。
そうするとモチベーションの低下や意欲がなくなるなど、精神的な辛さとなって現れます。
参考⋙バイトを辞める理由で合わないってあり?人や仕事での相性の悪さ
③ バイトを辞めるときは理由よりタイミングが大事
バイトを辞めるって言いづらい
このように悩む人は多いですが、職場の人達はどのように考えているでしょうか?
実際はバイト先の人達からすると、辞める理由より辞めるタイミングの方が重要です。
例えば『今日でバイトを辞めます』と言われると、職場は混乱しますよね。
新人を育成したり、空いたシフトを誰かが埋めないといけない。
辞める理由が体調不良であっても、精神的なものであっても負担は変わりません。
なのでバイトを辞めるときは、職場に負担をかけない辞め方を目標にしましょう。
バイトを辞める理由
- 辞める理由は精神的なものが多い
- 人間関係・飽きた・他の仕事への興味など
- バイト先としては辞めるタイミングの方が大事
本当にバイトが精神的に辛いから辞めるの?判断基準や妥協案について
本当に辞めるかどうか、ずっと悩んでいる
精神的な理由だと進学などと違って、自分のタイミング次第となります。
なのでズルズルと悩み続け、同じバイト先で働き続ける人も多い。
そこで精神的な理由で、バイトを辞めるべきかの判断基準について見ていきましょう。
① バイト先での精神的な辛さが今だけなら我慢するのもあり
精神的な理由でも、時間が解決してくれるケースがあります。
こういった場合は、今すぐにバイトを辞めるのはもったいない。
時間が解決する悩み
- 働き始めたばかりで職場に馴染めない
- 新人でミスが多い
- 人生初のバイトだから心が折れる
こういった悩みや時間が経てば、自然と解決することも多いんですね。
他のバイトに切り替えたとしても、同じ悩みを持つ可能性もあります。
時間が解決する悩みで、バイトをコロコロと変えるのは甘えかも。
働き始めたばかりの場合は、もう少しだけ続けてみるのも良いかもしれません。
物理的な報酬を用意して、一時的にモチベーションを保てないか試してみましょう。
物理的な報酬
- バイトの帰りに高級スイーツを買う
- 給料日にゲームや服などを買う
- 好きな子とのデート代として貯めておく
② バイト先で普遍的な悩みを持つと精神的に限界となる
逆に時間が解決しない悩みだと、本当に辞めるタイミングなのかもしれません。
あなたが辞めないと、その不満にずっと悩まされることになるからです。
時間が解決しない悩み
- 職場の人と波長が合わない
- 仕事に飽きてモチベがない
- 接客が嫌いになった
半年以上、同じバイト先で働いていれば、ある程度はその職場に慣れるはず。
ただ一定期間、働いても、職場の人や仕事への不満があるなら、それは相性が悪いと言えます。
その不満を持ち続けていると、出勤の辛さや勤務中のストレスに繋がるんですね。
こういった精神的な理由であれば、今のバイトを辞めて切り替えた方が良いです。
③ バイトを辞めるか辞めないかを悩むときの妥協案
いきなり辞めるなんて決められない
そんなときは辞める以外の妥協案を試してみませんか?
例えば仕事への負担を減らせば、バイト先への不満も薄まるかもしれません。
辞める以外の対処法
- シフトを減らしてみる
- 一時的に休暇をもらう
- 店長に相談する
もしくは1日だけの単発バイトをやってみるのもおすすめ。
違う職場を体験すれば、今のバイト先の良いところも再確認できます。
いきなり辞めると決断できないときは、仕事の負担を減らしてあげましょう。
身体を休めれば心も休まるので、精神的な辛さも少し軽減するはずです。
バイトを辞めるかの判断基準
- 時間が解決する悩みなら続ける
- 時間で解決しない悩みなら辞める
- まずは休暇やシフトを減らしてみる
バイトを辞める理由が精神的なときの注意事項
最後はバイトを辞めると決断したあとの、辞め方について。
実は精神的な理由で辞めるときは、注意事項があるんですね。
お世話になった職場に不快な思いをさせないための配慮となります。
① 精神的な理由で辞めますと正直に言わない
精神的な理由で辞めるときは、別の理由を伝えた方がいいです。
なぜなら精神的な理由を正直に伝えると、職場の人を不快にさせてしまうから。
辞める理由の本音
- 先輩が苦手
- 仕事に飽きた
- 他のバイトがしたい
こういった理由を、そのまま正直に伝える必要はありません。
ハッキリ言うのは躊躇するし、相手も嫌な気分しかしませんよね。
また急に店長に切り出すと、店長をビックリさせるかもしれません。
なので事前にメールやLINEで店長にアポを取ると良いですよ。
参考⋙バイトを辞めるときはLINEで伝える!メールだけや即日はマナー違反
② 精神的な理由以外でバレない嘘を用意する
どんな理由を作ればいいのか。
その条件は2つあって、まず1つ目は相手が納得しやすいものです。
店長が『辞めないでよ』と、説得するような弱い理由ではダメ。
2つ目はバレない嘘であること。
引っ越しをするなどは店長も納得してくれますが、後でバレるリスクがあります。
相手が納得してバレない嘘を準備しましょう。
バイトを辞める理由で使えるもの
- 学業に専念したい
- 就職活動の準備をする
- 資格の勉強を始めたい
- 家族が怪我をして介護が必要になった
何もなければ家庭の事情や、一身上の都合などでボヤかすのもOK。
あまり深入りして聞かれないので、そのまま辞める理由として使えます。
参考⋙バイトを辞める理由で使う家庭の事情とは?具体的なケース
③ バイトを急に辞める行為やバックレは控えた方が良い
辞め方についても、注意事項があります。
まずは極力すぐに辞めようとしないこと。
アルバイトであれば従業員と雇用主の同意があれば、即日に辞めることも可能。
ただ職場の人に迷惑がかかるので、1ヶ月ほどの余裕を持たせた方が良いです。
次のシフトで自分を入れないようにしてもらえばOK。
残りの時間は、新人への引継ぎなどをしてあげるのも良いでしょう。
また『辞めると言い出しづらいから』とバックレるのは最悪。
契約違反となるし、職場の人が心配して学校や家に連絡する可能性もあります。
もし即日に辞めたい場合や、自分で言い出しにくいときは退職代行サービスを検討しましょう。
プロに依頼すれば、その日限りで出勤しなくてバイトを辞めることもできますよ。
バイトを辞めるときの注意事項
- 本当の理由は伝えない方が良い
- 相手が納得しやすい別の理由を用意する
- 急に辞めたりバックレは控える
バイトを辞める理由では精神的な辛さでも良い!理由より大切なことがある
バイトを辞める理由は人それぞれです。
実際に統計を見ても精神的な理由である場合も多い。
だから進学や卒業以外の理由でも、バイトを辞めて良いんです。
ただ実際に辞めるときは、理由よりも辞め方が重要。
できるだけ職場に負担がかからない辞め方を模索しましょう。
- できるだけ早く伝える
- 辞める理由は別で用意する
- 1ヶ月ほど引継ぎの期間を作る
このようにバイト先への配慮をすれば、職場の人も理解してくれます。
気持ちよく退職するためにも、辞め方を意識すると良いですよ。
もし店長に言い出せないなど問題があれば、以下の記事も参考にしてください。