バイトが合わないという理由で辞めることはできます。
ただ何に”合わない”と感じたかが重要。
その違和感が何かによって、すぐ辞めるべきか続けた方がいいのかの判断は分かれます。
今回はバイトが合わないと感じたときに、辞めるかどうかを考えて行きましょう。
他のアルバイトはどんな事情で辞めるのかや、実際に辞めるべきかの判断基準を紹介。
最後は本当に辞めるときに、スムーズに退職できる方法もお話しします。
バイトを辞める理由で合わないってあり?
そもそも”合わない”という理由は、バイトを辞める理由になるのでしょうか?
他のアルバイトが、どんな理由で辞めているのかを参考に見ていきます。
① バイトを辞める理由のランキング!不一致は多い
他のアルバイトはどんな理由で退職するのでしょうか。
エン・ジャパン株式会社の求人サイト『エンバイト』が行った調査は以下の通り。
引用元 エンバイト
このアンケート結果を見る限り、合わないという理由で辞める人は一定数いることがわかります。
人間関係・給与が低いなどは、雇い主と従業員側の不一致からくるものですよね。
また働き続けることで、シフトなどの条件が合わなくなることも理由の一つ。
アンケートを見れば、合わないという理由で辞めてもいいことがわかりますね。
そこでこの”合わない”について、人間関係・仕事・職場環境に分けて具体的に見ていきます。
② バイト先の雰囲気や人間関係が合わない!店長や先輩との関係性
バイトを辞める理由で、最も多いのが人間関係。
この人間関係が合わないと感じて辞める人が多いです。
人間関係で合わないと感じる瞬間
- 職場の年齢層が高く孤立する
- 職場に派閥があって雰囲気が悪い
- 店長が怒鳴ってくる
- 先輩が体育会系で厳しい
- オーナーが変わって相性が悪くなった
- 面倒なお客が多くてストレスを感じる
最初から合わないと感じることもあるし、環境の変化で人間関係が変わることもあります。
正社員になった後も、転職を決断する理由で多いのが、この人間関係によるもの。
本当に辞めるかはは、しっかりとした基準を持って判断しましょう。
(判断基準については後で解説しています)
② バイト先の仕事内容が合わない
バイト先で仕事をしてみて、”合わない”と感じる人もいます。
業務内容は相性があるし、実際にやってみないと分からないこともあるんですね。
仕事内容が合わない
- 同じミスを何度もしてしまう
- 長年同じ仕事をして飽きた
- 募集要項と違う仕事をさせられている
- 忙しすぎて時給と合わない
最初から仕事を完璧にできる人はいません。
ただずっと続けているのに仕事で”合わない”と感じるなら、その直感に従った方が良いですね。
③ バイト先の職場環境が合わなくなった
仕事を続けていると、お互いの要望が合わなくなることがあります。
アルバイトの条件がズレてきてしまうんですね。
職場環境が合わなくなる例
- 引っ越しして家から遠くなった
- 受験シーズンになり両立が大変
- 先輩が辞めてシフトが合わなくなる
- 従業員が減って忙しくなった
このような状況は、自分1人で改善するのは難しいです。
なので職場環境のズレは辞める原因になるんですね。
バイトを辞める理由について
- 合わないという理由で辞める人は多い
- ①人間関係が合わない
- ②仕事内容が自分と合わない
- ③職場環境が合わなくなった
バイトが合わないからと、すぐ辞めるのはあり?辞めたいときの判断基準
先ほどのように、バイトが合わないと感じるシチュエーションは様々。
そこで次は本当に辞めるべきかについて考えて行きます。
- 解決する見込みがあるなら続ける
- 解決する見込みがないなら辞める
あなたの工夫や努力で、問題か解決しそうかを判断基準にしましょう。
① バイトの研修中なら続けてみる!入ってすぐなら合わなくて当然
もし働き始めてすぐ”合わない”と感じたのなら、もう少し続ける価値はあります。
なぜならバイトを始めて、すぐに全ての仕事を完璧にこなせる人はいないから。
誰もがあなたの同じように悩みながら、1つ1つ仕事を覚え、少しずつ職場に馴染んでいきます。
働き始めてすぐの悩み
- 仕事が複雑で覚えられない
- 先輩たちと上手く話せない
- 接客が苦手のような気がする
こういった人間関係や仕事で合わないと感じるシチュエーションは時間が経てば解決する可能性が高いです。
仕事はメモを取る・自分から挨拶だけでも済ませるなど、基本ルールを徹底しましょう。
働き始めてすぐ辞めるとなると相手を納得させるのも大変です。
② バイト先で自分とは関係のない問題があれば辞める!パワハラなど
働き始めでも、すぐに辞めた方が良いケースもあります。
それが自分の努力や働き方以前の問題ですね。
辞めないと解決しない悩み
- サービス残業が当たり前
- 給料の未払いがある
- セクハラ・パワハラがある
- 募集要項の仕事と全く違う
- 希望していたシフトを無視される
- イジメなど悪質な行為がある
こういった行為は、働き続けても改善する見込みはありません。
なのでさっさと辞めて、まともなバイト先を探した方が良いんですね。
『すぐに辞めるのは甘えだ』と我慢していると、心身が病む可能性もあります。
バックレなどをするとあなたの責任を問われるので、きちんと退職の手続きを踏みましょう。
③ バイト先と時間が経つにつれ生じるズレ!シフトや仕事への飽き
最初は良かったけど、働き続けることで職場とのズレを感じることはあります。
こういった長年の時間が経ったからこそ生まれるズレも、辞めることでしか解消されません。
働き続けたことで生じるズレ
- 引っ越しでバイト先が遠くなった
- 受験や就職でバイトへの時間が割けない
- ずっと同じ仕事をして飽きた
- 先輩が辞めてシフトが合わなくなってきた
確かに通勤中に勉強をするとか、シフトを相談して調整するなどは可能。
ただ自分の工夫や努力で改善するには限界があるんですね。
こういった場合もアルバイトを辞めることを検討しましょう。
バイトが合わないとき辞めるべき?
- 始めたばかりなら続けることを優先させる
- ただパワハラなど職場に問題があるなら例外
- 働き続けて生じるズレも辞める原因となる
バイトが合わないから辞めたいときの手順を確認
バイト先が合わないからと辞めるときの手順を見ていきます。
できるだけバイト先に負担がかからない辞め方を意識しましょう。
① バイトを辞めるなら店長には早く伝えるのがマナー
店長へは混乱を避けるため、できるだけ早く伝えた方が良いです。
法律上は2週間前に伝えれば辞めることはできます。
ただ実際はシフトがあるので、次回のシフトを作る前に伝えた方が良いですね。
1ヶ月ほど余裕をもって伝えれば、雇い主側もシフト調整や求人を出すなど準備ができます。
もし対面で伝える勇気がないなら、LINEやメールで意志を伝えるのも良いですよ。
LINEだけで退職を伝えるのはマナー違反ですが、相談するアポを取る形で伝えることはできます。
② バイトが合わないって辞める理由になる?本音より円満
対面で伝えるときに辞める理由を聞かれるかもしれません。
そのときは本音ではなく、相手が納得できるかが重要になります。
例えば合わないと思った理由が以下の様なら、そのまま本音を伝えれば大丈夫。
納得してもらいやすい理由
- 引っ越しで通勤時間が伸びた
- 受験でバイトに時間をさけられない
- 就活が始まるのでシフトを決められない
職場環境が合わないと感じた理由なら、そのまま伝えてOK。
店長も納得せざるを得ないです。
ただそれ以外の理由については、無理に正直に答える必要はありません。
相手が食い下がったり、嫌な思いをする可能性があるからです。
正直に伝える必要のない理由
- 職場の雰囲気に馴染めない
- 仕事に飽きた
- 希望するシフトで働けない
こういった理由なら本音ではなく、建て前で辞める理由を用意しましょう。
就職活動の準備など、バレにくい嘘を使えば大丈夫です。
もし理由を用意できないのであれば、代行サービスを使うという方法もあります。
対象代行サービスを使えば、今日限りでバイトを確実に辞めることができますよ。
参考⋙バイトを退職代行を使って辞める手順を解説!利用者の感想
③ 次の新しいバイト先は下見をしてから応募しよう
もしアルバイトを辞めることが決まったら、次は新しいアルバイト探しです。
ただ以前と同じように探したら、また『合わない』と感じる可能性もありますよね。
そこで試してほしいのが、バイト候補への下見です。
気になる求人を見つけたら、そこにお客さんとして来店してみる。
そうすると実際に働いている従業員を確認できます。
どんな雰囲気で働いているかや、社員さんの様子も見えますよね。
実際に目で見て確認することで、募集要項には書かれていない情報を知る。
そうすれば働いた後に『合わない』と感じるリスクも減らせますよ。
バイトを辞める手順
- 次回のシフトを作る前に伝えるのが理想
- 辞める理由は正直より納得させられるかで判断
- 次のバイト先は下見をして確認してから応募する
バイトが合わないからと、すぐ辞めることは可能!辞める理由にはなる
バイト先が合わないといった漠然とした理由でも辞めることはできます。
雇い主が同意すれば、すぐ辞めることも可能。
ただ本当に辞めるかどうかは、じっくりと考えた後で判断しましょう。
判断基準としては、『自分の工夫や努力で悩みが改善するか』です。
特に働き始めてすぐに感じる違和感は、時間が経つと慣れてきます。
逆にもし職場に問題があるなら、すぐ辞めることも検討しましょう。
相手が納得する退職理由を用意するか、代行サービスなども検討した方が良いですね。