バイトを辞める勇気がない
本音では辞めたいのに店長に伝えられず、辞めらない状態が続いていませんか?
そんなときは『バイトの辞め方やルール』について知ることで、退職報告がしやすくなります。
今回はできるだけ精神的なハードルを低くして、バイトを辞める方法を紹介します。
バイトを辞める勇気がない理由5選
なぜバイトを辞める勇気が持てないのか。
そこには次の5つの原因のどれかが隠れています。
① そもそもバイトを辞めるのが初めてで不安
今のバイト先が人生で初めての職場。
こんなときはアルバイトを退職する経験ってありませんよね。
初めての経験なので不安を感じたり、勇気をもって切り出せないのは当然。
この場合はアルバイトを退職する方法や伝え方を知りましょう。
誰にいつどのように伝えればいいか
それがわかればバイトを辞める一歩を踏み出せます。
② バイト先の店長が怖いから退職報告できない
バイト先の店長に怒られそうで切り出せない
バイト先の責任者が厳しい人だと意見は言いづらいですよね。
急に辞めると言い出せば、怒られたり反対されるかもと不安になります。
かといって他の人に伝えることはできません。
退職など重要な報告は、職場の責任者に伝える必要があるからです。
この場合はLINEや電話などでワンクッションを置くという方法があります。
最終的には対面で伝えることになりますが、事前にLINEやメールで用件を伝えておけば店長側も心の準備ができるはず。
急に辞めると言われて動揺して怒るようなこともありませんよ。
(LINEや伝え方の例文については後で紹介しています)
③ 今辞めるとバイト仲間に申し訳ない
バイト仲間からの視線が怖い
人手不足だとあなたが辞めたら、他のスタッフの負担が増えますよね。
それにより不満が生まれたり、自分に向けられる視線が気になり切り出す勇気が出ないこともあります。
ただこれは退職時の交渉で解決できる可能性が高いんですね。
例えば希望退職日を1ヶ月以上先にして余裕をもって辞める。
これなら新人を採用して育成する期間を作れるので、人手不足を解消できます。
仕事の引き継ぎもあなたがやれば、他の人は通常の仕事に集中できますよね。
事前に報告できれば周りのスタッフから反感を買うことはありません。
④ 理由や時期によってバイトを辞めにくいケースもある
辞め方によっては職場の人に言い出しづらいケースもあります。
例えば繁盛期に急に辞めることになったとき。
シフトが残っている状態で退職となると、店長はシフト調整が大変。
他のスタッフの負担も大きくなるので、言い出す勇気を持てません。
また退職理由によっては、周りに言い出しにくいこともありますよね。
人間関係や職場への不満が理由だと、正直に切り出すことは難しいでしょう。
この場合は退職理由を他に用意することをおすすめします。
学業や進路系の理由を用意すれば、周りも納得してくれるはず。
正直に言うよりも円満退職を優先して、お互い気持ちよく別れられるようにした方が良いですよ。
⑤ 次のバイトが決まる気がしない!金欠になるかも…
次のアルバイトが決まらないかもという恐怖を感じる人もいます。
次のバイト先で上手くやっていけるかや、一から仕事を覚える不安がある。
今のバイト先で大きな不満もないから、ズルズルと続けてしまうというパターンですね。
この場合は次のバイト候補の下見をすることで悩みが解消されることがあります。
求人サイトだけでは、どんな職場かを知ることはできません。
実際に職場にお客として来店して、働いている人を見る。
そうすれば『ここで働きたい』というモチベーションが高まりますよ。
アルバイトを探している間の金欠は怖がる必要はありません。
期間限定のバイトなら、仕事は簡単だし採用されやすいです。
次の長期バイトが決まるまで金欠になる心配もないですよ。
期間限定のバイト
- 派遣バイトで希望日だけ働く
- 単発バイトに応募する
- 在宅バイトをする
- タイミ―を使う
バイトを辞める勇気がないあなたへ!心理的ハードルの下げ方
このままだと辞めるタイミングを逃しそう
退職報告する勇気を持てないままだと、今のバイトを後ろ向きに続けることになります。
それが嫌なら、まずは心理的ハードルを下げられないか試してください。
退職の流れを具体的にイメージすることで不安を無くせるかもしれません。
① バイトを辞める手順を知る
まずはどうすればアルバイトを辞められるか、その流れを見ていきましょう。
これから起こる出来事を知るだけでも不安は減ります。
まず最初に行うのは退職報告。
周りに納得してもらうためには、1ヶ月以上前に伝えるのが良いでしょう。
期間が長い方がバイト先も新人を雇うなど準備ができるからです。
伝え方としては基本的に、店長など上司に対面で伝えることになります。
伝えるのが難しい場合は例文などを事前に用意して臨みます。
どうしても無理なら退職代行サービスを使うという方法もありますよ。
そして店長に退職を受け入れてもらったら、あとは退職準備となります。
ロッカーの整理をしたり、周りの人に挨拶をして退職日まで働きましょう。
② バイト側が納得する退職理由を考えて例文を用意する
なかなか店長に切り出す勇気が出ない
そんなときは退職理由と退職報告での例文を用意すると良いです。
何を言うか事前に決めていれば、店長にも伝えやすくなりますよね。
退職理由については本音よりも建て前を優先しましょう。
相手に納得してもらいやすい理由の方が、伝える心理的ハードルは低くなります。
学生の場合は学業や進路などを絡めるのがおすすめ。
退職理由の例
- 学業との両立が難しくなった
- 大学受験に専念する
- 就職活動に専念する
- 就職のために資格の勉強をする
- 正社員登用のアルバイトをする
こういった人生に関係する理由だと、バイト先も納得せざるを得ません。
あとは切り出し方も例文で確認しておきましょう。
店長、お疲れ様です。今少しお時間いただけませんか
受験に集中したいので、アルバイトを来月末で辞めたいと考えています
〇月から就職活動に専念したいので、来月末でアルバイトを辞めさせてください
注意したいのは引っ越しなど、バレる可能性のある嘘をつくこと。
相手を説得させたいがために、バレやすい嘘をつくのは辞めましょう。
バレたあとに信用が落ちるし罪悪感を感じてしまいます。
③ バイト先への退職報告後の行動もイメトレしておこう
スタッフへの申し訳なさがあるなら、退職準備もしっかりと行うと良いです。
立つ鳥跡を濁さずと言いますが、きちんと退職準備をすれば円満退職に繋がります。
まずは整理整頓から始めましょう。
ロッカーの整理や私物の持ち帰りをして自分の持ち場をキレイにします。
次は新人さんの育成ですね。
あなたの代わりとなる後輩に仕事を教えてあげます。
指導は面倒ですが、それを率先して行うことで申し訳なさも薄まりますよ。
最終出勤日になれば最後の挨拶をすることになります。
簡単な挨拶で良いのでゆっくりと大きな声で行いましょう。
今日で最後になります。これまで大変お世話になりました。ありがとうございました
シフトの都合で会えない人には、事前に個別で伝えておくと良いです。
今日で○○さんと職場で合うのは最後になります。○○さんのおかげで楽しく働くことができました。ありがとうございました
このように対象報告の流れを知っておくことで、心理的ハードルを下げることができます。
もち退職報告をしても辞めさせてもらえないということになれば、以下の記事を参考にしてください。
心理的ハードルを下げよう
- 退職報告は早い方が受け入れてもらいやすい
- 進路系の退職理由にすると納得してもらえる
- 退職準備を行うことで円満退職に繋がる
バイトを辞める勇気を減らせる?退職のコツ
それでもバイトを辞めると伝える勇気が出ない
そんなときは次の3つの方法を試してみましょう。
① 家で冷静なときにLINEやメールでアポを取る
バイト先に行くと伝える勇気が出ない
そんなときは半強制的に退職報告する機会を作る方法があります。
それがLINEやメールで事前に伝えること。
退職報告は対面で行うのがマナーです。
ただ事前にアポを取るためにLINEやメールは使えるんですね。
<例文>
お疲れさまです。アルバイトの○○です。
突然の連絡で大変申し訳ありませんが、(退職理由)のため来月末にアルバイトを辞めたいと考えています。
退職日や手続きについてご相談したいのですが、ご都合のつく時間があればお教えください。
アポを取ってしまえば、その日に店長から声をかけてもらえるかもしれません。
約束事にしてしまえば、退職報告しやすい空気感も出ますよ。
② バイトを辞める前にお菓子で罪悪感を減らす
やっぱりバイト仲間に申し訳ない
スタッフの視線が気になるなら、これまでの感謝や申し訳なさを形に表すこともできます。
例えば退職日にお菓子を用意するなど。
感謝の気持ちをお菓子にして、お世話になった人に渡すんですね。
お菓子の選び方
- 個包装されている
- 常温保存できる
- 賞味期限が長い
好き嫌いがないクッキーやせんべいなどが無難でしょう。
高価なものを渡す必要はありません。
職場の従業員の数を数えて、少し多いくらいの数が入ったお菓子を用意します。
お菓子選びに迷ったら1000円~3000円程度で探すと良いですよ。
③ バイトを辞める勇気が0でいい!退職代行
どうしても退職報告できないで悩んでいる
そんなときは勇気不要で退職する方法も検討しましょう。
その方法というのが退職代行サービスになります。
退職代行サービスを使えば法律のプロが、あなたの代わりに退職手続きをしてくれます。
有給の消化や今日限りの退職なども交渉してくれますよ。
退職代行サービスを使えば、あなたからバイト先への連絡は不要です。
どうしても勇気がでない場合は専門家に頼るという方法もあります。
参考⋙バイトを退職代行を使って辞める手順を解説!利用者の感想も紹介
バイトを辞められないとき
- 最終出勤日にお菓子を配る
- 退職代行サービスを使う
バイトを辞める勇気が持てないときは心理的ハードルを下げよう
バイトを辞める勇気が持てないのは、あなたが優しい証拠です。
まずは退職の流れや報告の仕方など、具体的なイメージをすることから始めましょう。
そうすればイメトレもできるし、当日に慌てることなく報告ができます。
退職理由については、相手が納得してくれるものであることが大事。
どうしても勇気が持てないときは、LINEやメールでアポを取ると強制的に報告の場を作れますよ。
勇気がもてないのを通り越して”怖い”と感じるなら、以下の記事も参考にしてください。